《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》87話 絶対神ナーヴァ

「おーい!終わったぞー!」

異界での戦闘が終わった俺は元の世界に戻った。

「うむ。儂らも終わったのじゃ。」

「へぇ、お前もなかなかやるじゃん。」

俺がクミホのことを褒めたら、クミホは頬を掻きながら顔を逸らした。

「わ、儂は何もしとらん.......やったのはナビの母じゃ。」

「ん?.......ナビの母って、まさか.......」

「初めましてですね?優真さん。」

俺が後ろを振り返ったら、どんな男でも目を奪われるようなしいがいた。

そして、そのがナビの母だ。

「ナビの母と呼び続けるのは不便でしょうから、私の名前を教えますね。私は絶対神ナーヴァです。ちなみに神のクラスは覇神です。」

「やっぱり俺と同じ覇神か。って事は、八岐大蛇を倒したのはナーヴァか?」

「はい。そうです。本當は手を出さないつもりでしたが、ナビが手こずっていたようなので、私が倒しました。」

ナーヴァにそう言われた時、ナビは「うぐっ」と言って、苦い顔をした。

「マスター.......申し訳ありません。私とクミホでは倒す事が出來ませんでした。」

「優真.......すまぬ。儂らの力が足りぬせいで…」

と言って、ナビとクミホは俺に頭を下げて謝った。

「まぁ、気にすんな。結局はナーヴァが倒してくれたんだし。」

「あんなのが野放しにされたら世界が大変な事になりますからね。」

「確かに、あの二が世に放たれたら大変な事になるな。」

ダイダラボッチと八岐大蛇は覇神クラスである優真とナーヴァでなければ倒せない程の化けなのだ。

だから、あの二が世に放たれたら、誰も倒すことが出來ずに、ただ躙されるだけである。

「まぁ、倒せたんだし、別にいいだろ。」

「確かにそうですね。娘にも會えたことですし、そろそろ天界に帰ることにします。」

ナーヴァは、さっきまでグチグチとナビの事を々言っていたが、やはり自分の娘の事を大切に思うくらいのは持ち合わせているようだ。

「せっかく下界に來たんだから、家に來ないか?」

「私にも々とやる事があるので帰ります。」

と言って、ナーヴァは目の前に真っ白に輝く門を出した。

「あの!.......お母様、また會えますよね?」

ナビは珍しくモジモジしながら恥ずかしそうにしていた。

「えぇ、勿論です。それに會おうと思えばいつでも會えますよ?」

「俺が門を開けばいつでも會いに行けるぞ?」

俺は覇神クラスの力を持っているから、やろうと思えば全ての世界に門を開くことが出來る。

「えぇ、優真さんが門を開けばいいだけです。ね?あ・な・た?」

ナーヴァは舌なめずりしながら優真の事を"あなた"と言った。

そして俺は"あなた"と言われる事が、完全に予想外だったので、頬を引き攣った。

「勘弁してくれ.......」

俺はこれからのナーヴァとの事で大予想がついたから大きなため息を吐いた。

「ふふふ.......それじゃあ、私は帰ります。」

と言って、ナーヴァは白い門を通って天界に帰った。

「俺達も帰るか.......クミホにも々と聞きたい事があるしな。」

「う、うむ。」

優真が急に真面目な顔をして、クミホに聞きたい事があると言ったから、張しながら返事をした。

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