とある里の古い一軒家に、オッサンと若いが畳に座って話をしていた。

「分かっているな？靜香よ。」

「はい.......叔父様。」

私の名は天野靜香。家は道場で小さい頃から剣を學んでいる。そして剣だけではなく、忍も學んでいる。家の家系は代々、忍びのを學び、裏世界にいる化けを退治する仕事もしているのだ。

そして私は現在、忍びの里にいる。それには理由があるのだ。それは.......

「我ら忍びは今まで力が劣り、小賢しい手しか使えない弱者として祓魔師や魔師に馬鹿にされてきた。だが、それも今日で終わりだ.......何故なら、お前がいるからな。」

私の叔父は怒りを抑えた口調で話していたが、私の顔を見た瞬間、口をニンマリと歪ませた。

「意図的に異世界召喚に巻き込まれ、異世界の力を得た最強の忍びだ。」

そして話が終わったようなので私は叔父の部屋から出た。

実は私が異世界に召喚されたのは偶然ではない。叔父の力によるものだ。

叔父は昔から忍び才能が全くなく、里のみんなに馬鹿にされていた。だが、その代わりに未來を見ることが出來る力を持っていた。

叔父が異世界召喚の未來を見たのは2年前、私が中學2年生の頃だ。そして、その時に見た異世界召喚には私は居なかった。何故なら、私は彩達とは違う學校に行くはずだったからだ。

だが、叔父がその未來を見た時、私は彩達と同じ學校に行かされた。そしたら彩達は喜んでくれたが、異世界召喚に巻き込まれる事を知ってて黙っている事に罪悪があった。

そして異世界召喚された時、私の正を知られないように自分の能力を意図的に隠した。そして私の本當のステータスがこれだ。

天野靜香

　16歳

HP ∞

MP ∞

筋力 ∞

防 ∞

俊敏 測定不能

固有スキル

忍　模倣　霊裝　神通力　暴風之神

限界突破　神速　長促進

スキル

武Lv10　強化Lv10

稱號

歴代最強の忍び　剣聖　異世界人

私が歴代最強の忍びと呼ばれる理由は、異世界召喚だけではない。私の固有スキルにある神通力があるからだ。そして私の強力な能力は神通力だけではない。

忍･･･忍が印を結んで使う。

模倣･･･1度見たを使えるようになる。

霊裝･･･特殊攻撃が全く効かない戦闘服を纏うことが出來る。

神通力･･･不可能を可能にする。

暴風之神･･･暴風をれる。やろうと思えば一撃で街一つ滅ぼせる。

「はぁ.......本當はあんな人の言う事なんて聞きたくないんだけどなぁ。」

私は両親を人質にされている。叔父の我儘の為だけに。

「私が力を隠さなくても、優真達には勝てる気はしないわね。というより、私が力を隠してることくらい優真達なら気づいてるわよね。」

私は苦笑いしながら、神通力を使って自分の家に転移した。

「.......もちろん気づいてるぞ。」

そして靜香が転移した後、何も無い空間から優真が出てきたのだった。