《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》99話 騒な神様

育館裏での會話が終わった俺と靜香は話をしながら歩いて教室に戻っていた。

靜香の叔父に協力者が居るか心當たりが無いから聞いていたのだ。

「協力者の心當たりは無いのか?」

「無くはないけど合ってるか分からないわ。」

「何か分かることがあるなら教えてくれ。」

「分かったわ。」

俺は靜香に靜香の叔父の協力者に心當たりがあれば教えてしいと聞いていた。何故なら、面倒事は早めに終わらせたいからだ。

もう八岐大蛇やダイダラボッチの時のような面倒事はごめんだ。だから、あのオッサンにしでも協力した奴は全員ボコる予定だ。

「話終わった?」

「なんの話ししてたのー?僕気になるなー。」

「うお!.......ミーシャとアルテか。また面倒事が起きそうだから、先に潰しておこうと思ってな。」

俺が靜香と話をしながら教室に戻っていたら、いつの間にか教室に著いていた。そして教室に著いた俺はミーシャとアルテに話しかけられた。

「なら、そいつら潰す?」

「あはは!敵が何を企もうが、所詮は人間だから、神である優真とミーシャと僕には絶対には勝てないよ!」

「あんまり舐めて掛かると足元掬われるよ。」

アルテは人間を見下している訳ではないが、やはり神であるから人間を下に見ているところがある。

.......いや、それを見下していると言うのか。

「あまり人間を見下さない方がいいぞ。人間は力が弱い分、知恵を共有し合って頭を使い、弱さを補っているからな。」

「そういえば人間って無駄に頭が回るよね。僕もそういうところは尊敬できると思っているよ。」

アルテでも一応、人間に良いところがある事くらい分かっているようだ。

.......良かった良かった。

「でも人間って首を切り飛ばしたり、心臓を貫いたら簡単に死んじゃうよねー!あはは!」

やっぱり、こいつは最低のクソ神だ.......

「ですが、出來るだけ早く敵は叩きのめした方が良いですよね。」

「ミルまでこんな騒な事を言うことになったなんて.......」

初めて會った時は、お淑やかだったミルティアだったが、今ではこんなに騒な事を言うの子になってしまった.......全く…誰がこの子をこんな騒な子にしたんだ!

.......あれ?俺優真のせいだったな。

「それで結局どうするの?」

と彩が聞いた。

「今してる話はここで學校する話じゃねぇから、帰ってから俺の家で話するぞ。」

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