《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》104話 怠惰の力

「僕が何故、無傷なのか気になるよね?特別に教えてあげるよ。それはね.......僕の異能の力は全ての存在を消滅させる黒い玉を無限に作ることが出來るんだ。」

ミーシャとミルティアはベルトの能力を聞いた瞬間、絶したのかを読み取れない表をして下を向いた。

それを見たベルトは気持ち悪い笑みを浮かべて大きな聲で笑った。

「あはは!もしかして絶した?僕の能力を聞いた瞬間、みんな君達みたいな絶した表を作るんだよねー。そして僕は、その表を見るのが大好きなんだ!」

ベルトはテンションを上げて1人で話していた。そしてミーシャとミルティアはまだ下を向いたままだ。

それを見たベルトはつまらなそうにして言った。

「何の反応も無いとつまらないなー.......あ!そうだ!君たちのを端からしずつ消していっちゃっお!そしたらどんな顔で泣いてくれるのかなぁ〜。」

ベルトは頬を赤くし、うっとりとした表で言った。

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「僕を楽しませてくれよ?」

そして遂にミーシャとミルティアが顔を上げ、2人が聲を合わせて言った。

「「死ね!」」

ミーシャは神統一を使って集中力を極限まで上げた。そしてミルティアは鬼神化を使って一時的に神の力をに付けた

「ここからの私達は一味違いますよ?」

「本當にそうだったらいいね!」

ベルトは全に黒い玉を纏って、全真っ黒な姿になった。そして、さっき以上のスピードで走った。

それに対してミーシャは魔力弾を數百個だし、それに邪気を乗せて飛ばした。

だが、ベルトの異能の能力で全て消滅された。

それを見て相手の攻撃が全く効かないことが分かったから油斷していたのだろう.......ベルトはミルティアの拳を顔面に食らって巖場に激突した。

「ぐはっ!.......ど、どういう事なんだ!何故、僕を毆り飛ばした拳が消滅しない!?」

「私の持つ力は異能より、さらに特殊だったという事ですよ。」

「そんな力は魔にも忍にも聞いたことないぞ!その力とはなんだ!」

と言って、聲を張り上げた。

ベルトは自分に傷を付けられた事が信じられないのだろう。

そしてベルトが喚き散らしている間にベルトの異能である黒い玉が全て消滅した。

「ど、どういう事なんだ!ぼ、僕の力で作った黒い玉が消えた!?」

「中途半端に力を持った者ほど脆い人間は居ませんね。」

ミルティアはベルトに冷たい視線を向けた。

「この世界で最強なのは人間でも妖怪でも、ましてや神でもない!最強は.......この僕なんだぁぁぁ!」

ヤケになったベルトは両腕を空に向かって手を上げた。そこには巨大な真っ黒な球が出來上がっていた。

「この黒い球けて生き殘った生きは居ない.......だから貴様らも死ねぇーーー!」

と言って、ベルトは両腕振り下ろし、巨大な真っ黒な球を地上に落とした。

「恐らく、あの巨大な玉が地上に落ちたら地球は消滅する。でも.......」

「えぇ、彼は私にとってかなり相が良いみたいです。」

ミーシャの言う通り、あの真っ黒な球が地上に落ちたら地球は跡形もなく消滅してしまうだろう。

だが、そうはならない。それには理由がある。それはミルティアの力にがある。忘れている人も居るだろうから説明しよう。

ミルティアには怠惰アーチェディアの大罪スキルがある。怠惰アーチェディアの能力は全ての力を弱める事が出來るのだ。そして大罪系の力は大罪を犯して、この世の理から外れた者達のことなのだ。だから異能にも対抗できるのだ。

ミルティアは黒い球に向かって片手をばした。そして一言呟いた。

「【減】」

その一言で黒い球しずつ小さくなっていき、そして最後には完全に消滅した。

それを見たベルトは初めて自分の最大の攻撃を完全に防がれて恐怖した。

「な、なんだその力は.......」

ベルトは震えながらミルティアに聞いた。

「あなたに教える必要はありません。」

そう言って、ミルティアはベルトに片手をばし「【衰弱】」と唱えた。

その瞬間、ベルトはまるで歳を取っているかのように老けていき最終的には灰になった。

「ふぅ.......終わりましたね!」

「ミルティアって意外と怖い?」

ミルティアはやり切った表し、ミーシャはそれを見てガクブルと震えていた。

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