《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》120話 リーの本気②

「そろそろ反撃しますかネ。」

そう言った瞬間、リーから初めて、とてつもなく強い殺気が放たれた。

それをけた姫と彩は「くっ!.......」と聲をらして吹き飛んだ。

「それでは.......行きますネ!」

リーは、前かがみになりながら、足元に魔力を溜め込んだ。そして、一気に魔力を発させ、彩との距離を詰めた。

「まずは、あなたからですネ!」

リーは、彩の目の前まで距離を詰めた後、彩の顔を狙って右足のハイキックをした。そして、その攻撃を彩は、左腕でけ止めようとした。だが、思っていた以上に威力があり、攻撃をけ止め切る事が出來ずに、吹き飛ばされてしまった。

姫は、目の前で彩が吹き飛ばされた事に驚いた。

姫が驚くのに無理はない。何故なら、神の領域に至った者を、防している狀態で吹き飛ばしたのだ。普通なら有り得ない。

しかし、姫は驚いている暇は無かった。いつの間にか、目の前までリーが迫っていたのだ。

リーは、まず最初に"覇気"を放った。

"覇気"とは、その者の意志をエネルギーとして現化させたものだ。

"覇気"を、直撃してしまった姫は、が固まってかなくなり、リーのストレートを直撃してしまった。

「何か、殺気のようなものをじた後、が固くなってけなくなった.......なんだったんだろう?」

「私も、よく分からないけど、何か特別な力をじたよ.......まぁ、帰った後、優真に聞けば分かると思うよ。」

2人は困していた。リーから、魔力でも気でもない何か特別な力をじたからだ。

しかし、驚いている暇は無い。何故なら、リーが次の攻撃を始めているからだ。

リーは、姫と彩に向かって、高速のパンチを連続で繰り出していた。そして、その攻撃を2人は両腕で防ぐことしか出來ずにいた。

「姫ちゃん!このままじゃあ、埒が明かないよ!」

「でもっ.......この人には全く隙がない!」

「私の攻撃を防ぎながら、話をするなんて.......結構余裕があるんですネ?」

姫と彩が、どうやってリーを倒すか相談している時、それを見たリーは「もっと攻撃のペースを上げますかネ.......」と言って、攻撃のスピードを先程の2倍くらいに上げた。

「攻撃のペースが更に上がった!」

「彩ちゃん!能力を上げて反撃しよ!」

と、姫が言った後、彩が「うん!そうだね!」と言って2人は「限界突破!」と言って能力を発的に上げた。

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