《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》127話 始まりの終わり.......

タイトルを『戦いの終わり.......』から『始まりの終わり.......』に変更致しました。

「あのー.......この地面に這いつくばっている男は、どうするのですか?」

「んー.......知らん!」

ナビが、「どうする?」と聞いてる男とは、ヘンリーの事である。ヘンリーは、さきほどけた優真の殺気への恐怖が消えず、今でも地面に這いつくばりながら、のたうち回っている。

「もう面倒いし帰ろうぜ。」

「はい。疲れたので帰って休みましょう。」

そして優真とナビは、転移魔法を使って家に帰った。

家の玄関まで転移した後、優真とナビはヘンリーの力について話し合っていた。

「ふぅ.......あのヘンリーって男は、なかなか強かったな。」

「はい。私の能力が無かったら、あんな簡単に倒す事は出來なかったでしょう。」

「あぁ.......ナビが持ってる"強"の能力が無かったらし.......いや、かなり手こずりそうな相手だった。」

あのヘンリーという男は、かなりの化けだった。あれだけの戦いでは分からないかもしれないが、神王級の化けを、ほぼ無限に召喚し続けたのだ。普通なら有り得ない。

そして、その化け達を一瞬で消滅させる事が出來る能力をナビは持っていた。相が良かったおで、簡単に倒す事が出來た。

「その"強"の能力は反則過ぎんだろ.......」

「マスターの"憤怒"の能力も反則級に強力じゃないですか。私は、そっちの能力の方が羨ましいですよ。」

「まぁ、大罪スキルは全部ぶっ壊れスキルだからなぁ.......」

「ですねぇ.......」

大罪スキルは、傲慢スペルビア、嫉妬インヴィディア、憤怒イラ、怠惰アーチェディア、強アヴァリーティア、暴食グラ、ルクスーリアの7つある。そして、その7つの能力は全て神王級の化けすら、簡単に倒す事が出來る力をめているのだ。

ナビが、持っている大罪スキルは、そのの"強アヴァリーティア"という力だ。そして、ヘンリーが召喚した魔たちを、一瞬にして消す事が出來た理由である。

その"強アヴァリーティア"の能力を簡単に説明すると、ありとあらゆるを奪う事が出來る能力である。

そしてナビは、"強アヴァリーティア"の力を使って、ヘンリーから召喚した魔たちの所有権を奪って、召喚する前に居た場所に強制送還したのである。

「.......そう言えば隠蔽神は何処へ行ったのでしょうか?魔師ヘンリーの近くには居なかったようですが.......」

「それは俺も気になっていたところなんだよな.......でも疲れたし、この話は今度にしよう。」

「隠蔽神の力を奪いたかったのですが.......まぁ、仕方が無いですね。」

「確かに隠蔽神の能力は使えそうだったな。」

優真たちが話し込んでいる時、家のリビングの方から姫の聲が聞こえてきた。

「あ!優真たちが帰ってきたよ!」

優真とナビが帰ってきた事に気が付いた姫は、家の者たち全員に伝えた。

そして優真はとナビは、穏やかな笑顔を浮かべながら「ただいま」と言った。

「ただいま。」

「ただいま戻りました。」

靜香の両親が攫われた事から始まったこの事件.......この事件の裏には、必ず大きな力がいている.......でも、久しぶりの戦闘で疲れたから、また今度、考える事にしよう。

こうして優真達の戦いが終わった.......しかし、それと同時に裏で"真の黒幕"がき始めたのだった.......

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