《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》146話 元太の修行語19〜元太と照子の長〜

「全員かまえろ!」

ソードが大聲でんだ瞬間、邪神が元太たちに突っ込んでいった。

予め、邪神のきを読んでいたのだろう。

「俺に任せろ!」

と言って、元太は盾を構えて前に出た。

「くぅぅっ!!」

元太の目の前まで距離を詰めた後、邪神は拳を放ち、その高すぎる威力によって、元太の足元にクレーターが出來上がった。

その高威力な攻撃を元太は盾でけ止める。

そして、前回、けたパンチよりも威力があった為、元太は一気に吹き飛びそうになった。

しかし、元太は前回の戦いで覚醒し、前までよりも圧倒的に強くなったから、簡単にはやられない。

ここで、元太は一気に勝負を仕掛けた。

「最終奧義 修羅悪鬼 極!」

元太が最終奧義の名前をんだ瞬間、皮や魔力、そして瞳が赤黒く変し、からは黃金の"何か"が溢れ出した。

元太が編み出した元太にしか使えない最終奧義『修羅悪鬼 極』だ。

『修羅悪鬼 極』を使ったことにより、元太の能力は人間の領域を大きく外れ、神と同レベルの力を手にれた。

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これで元太だけは、邪神と真正面から戦うことが出來る。

元太が邪神の攻撃をけ止めている間に、照子は破壊魔法を放つ準備をし、マリフォイは照子が放つ破壊魔法の威力が、しでも上がるように付與魔法を使っていた。

そしてソードは.......

「うぉぉぉぉぉ!!」

邪神の後ろから奇襲を仕掛けた。

びながら奇襲をしている時點で、失敗ではあるのだが、邪神にダメージを與えるには十分な威力を載せなければならない。

それを強く意識し過ぎて、奇襲作戦が頭から抜けていたのだろう。

「エンチャント『鋭利』『強度上昇』」

邪神にダメージを與えられないと、一瞬で判斷したマリフォイは、ソードの剣にエンチャントを施し、威力を高めた。

そのおか、ソードの剣は邪神の首元に屆き、かすり傷を與えることに功した。

かすり傷を付けられたことで、邪神はソードは自分に傷を與えられる存在と判斷し、標的をソードへと変更した。

「くそっ.......賢者殿の力を借りて尚、かすり傷しか與えられんとは.......」

しかし、かすり傷しか與えられなかったことに、ソードは納得できていないようだった。

それでも、邪神の攻撃を食らってしまったら、ひとたまりもないので、邪神の顔面を踏み臺にして、後ろへ飛んだ。

しかし、それだけで邪神が獲を逃すはずがない。

邪神は、ソードを追いかけた。

それを見た照子は.......

「準備が出來たよ!みんな下がって!」

照子は、全員に後ろへ下がるよう指示を出し、両手に破壊の魔力を馴染ませた。

「ふっふっふっ.......これから私の本気を見せてあげるよ!」

と言って、照子は邪神に突っ込み、邪神の頬を毆った。

もちろん、照子の拳を食らって、タダで済むはずも無く、邪神は盛大に吹き飛んだ。

「.......もしかして、照子殿は近接戦闘が得意なのか?」

「あいつ、この世界に召喚されるまでは屬魔法が使えなかったんだ。だけど馬鹿みたいに魔力量が多かったから、自分の能力を強化して、相手をぶん毆る戦い方をしてたんだ。マジで照子の拳はヤバいぜ.......。大抵の奴はワンパンだった」

「確かに、かなりの威力があったのう。儂のエンチャントが必要ないくらいじゃ」

照子は、前の異世界召喚でクラスで一番魔力が高かったのだ。

しかし、屬魔法が使えず、あまり目立った活躍もしなかったので、注目されなかったが、その兇悪な戦闘能力はクラスメイトの人間には、よく理解されていた。

照子の強さが知られなかった理由は、全ての敵をワンパンで倒してしまったからである。

近接戦闘だけ見ると、天 輝以上の強さを持っているのだ。

この事から、照子はクラスメイトから異世界組の裏ボスと呼ばれている。

もちろん、優真は例外だ。

あいつは生として見られていないのだ。

そもそも神だから、どちらかと言うと霊的存在なのである。

「久しぶりの近接戦闘たから腕なまってないかなぁ.......まぁ、毆ってみたじ、前よりも威力が上がってるから大丈夫だね!」

と言って、照子は"ブンブン"と肩を回した。

そしたらなんと!

何故が、竜巻が起きてしまったのだ!

「今の照子には近づかねぇ方が良いな.......」

「うむ。肩を回すだけで竜巻を起こす奴に近づいたら大怪我してしまうぞ。」

どうやら、照子の能力が高すぎるせいで、肩を回しただけで竜巻を起こしてしまったらしい。

「今のでしでもダメージを與えられてたらいいけど.......そんな簡単に上手くいくハズないよね」

と言って、照子は苦笑いした。

照子の予想通り、邪神は何事も無かったかのように、起き上がったのである。

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