《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》147話 元太の修行語20〜邪神討伐への道筋〜
 — グォォォォォォォ!!
照子の攻撃を食らって尚、邪神はピンピンしている。
恐らく、あまりダメージを與えられていないのだろう。
「全員、邪神に攻撃したし、そろそろ連攜しながら行こうぜ」
「うむ。一人での力では彼奴には屆かない」
「みんなで合技やろーよ!」
「サポートは儂に任せるのじゃ」
今までのは小手調べだ。
つまり、これから元太たちは、連攜しながら本気で敵を倒しにいくという事である。
「行くぞ!」
「おうっ!」
ソードの掛け聲を聞いて、元太は大きな聲で返事をする。
そして、目にも止まらぬ速さで、二人は邪神に接近した。
邪神は向かって來た元太とソードを右ストレートで迎え撃つ。
その右ストレートを元太が盾で防ぎ、ソードが元太の頭上を飛び越えて長剣を振り下ろした。
「エンチャント 『重量増加』『魔力吸収』」
マリフォイは、ソードが振り下ろしている長剣にエンチャントを施し、同時に魔法を放とうとしていた。
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「ほっほっほっ.......儂もいい所を見せるぞい」
と、マリフォイは、優しそうな笑みを浮かべる。
そして.......
「ビーーーーム!!」
右手の人差し指から、魔力で構されているレーザービームが放たれた。
「世界観的に、その技名はどうかと思うぞ!」
マリフォイが放ったレーザービームを見て、元太は邪神の右ストレートを防ぎながら、うっかりツッコミをれてしまった。
邪神に向かって、ソードの長剣と、マリフォイのレーザービームが迫って來ているが、邪神は冷靜に対処した。
ソードが振り下ろしている長剣は空いている左手で鷲摑みにする。
そして、マリフォイが放ったレーザービームは、肩から手を生やして先端を盾の形にして防いだ。
「マジかよっ!」
「くっ!これでも屆かぬか!」
「ぬぅ.......この魔法にも改良の余地があるのぅ」
ソードとマリフォイの攻撃が屆かず、元太とソードは悪態をついたが、マリフォイは冷靜に自分が放った魔法の無駄な部分を瞬時に見つけ、頭の中に新しい魔法構を練った。
「まだ私がいるよ!」
突然、元太たちの頭上にある巖の山から聲がした。
そこには、腰に手を當てて大して大きくもない旨を張っている照子がいたのだ。
「それじゃあ!行っくよぉー!」
照子は拳に破壊の魔力を集めて、邪神に向かって急降下した。
「うお!?全員退避!」
元太の掛け聲で、元太、ソード、マリフォイは、照子が放つ攻撃の衝撃が、ないところまで退避する。
「おりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
照子は、邪神の目の前まで接近した直後、雄びを上げながら、破壊の魔力を纏った右ストレートを上から放つ。
照子の殺気を察知した邪神は、すぐに後ろへ振り向き、口を大きく開いた。
 — ゴアァァァァァァァァ!!
邪神は、照子に向かって魔力の線を放った。
照子は、そのまま真正面から拳で迎え撃つ。
しかし、しも両者の攻撃が拮抗することも無く、邪神の攻撃の方が圧倒的に威力が強かった。
そして、照子は邪神の線によって吹き飛ばされた.......と思いきや.......。
「転移魔法 シャッフル」
マリフォイのフォローによって何とか攻撃を食らわずに済んだ。
『転移魔法 シャッフル』とは、対象を複數設定して、それぞれの位置を換する魔法である
その魔法で照子と小石の位置を換したのだ。
「私を忘れてもらっては困る」
そして、照子と小石の位置を換するのと同時に、邪神の足元にあった小石と、ソードの位置を『転移魔法 シャッフル』で換したのだ。
ソードは、邪神の後ろへ転移した後、鞘に納めていた剣を抜いて、そのまま邪神の首筋へ吸い込まれるように、剣が流れていった。
それを見て邪神は口元を邪悪な笑みへと歪める。
「くっ!.......やはり屆かぬか.......。しかし!私も、ここで限界を超える!」
ソードの剣は、流れるように邪神の首筋へと向かったが、"キィィン!"と甲高い音が鳴り、刃を全く通さなかったのだ。
しかし、その程度でソードは諦めない。
ソードが雄びを上げた瞬間、に紫の魔力が稲妻のように走った。
『修羅悪鬼』は、の流れを早くさせて、魔力回路に流れている魔力の速度を早くさせる事で出來る技である。
そして、ソードは、と魔力の流れの速度を更に上昇させたのだ。
もちろん、長くは持たないが、能力は先程よりも遙かに高い。
「うぉぉぉぉぉ!!」
先程は、邪神の攻撃をい皮に阻まれて刃を通すことが出來なかったが、『修羅悪鬼』の出力を限界まで引き上げた結果、邪神の首を刎ねることに功した。
「今じゃ!一気に畳み掛けるぞい!」
「「おう!」」
「うん!任せて!」
ソードが、邪神の首を切り飛ばした瞬間、マリフォイはチャンスを見逃さないように、全員に喝をれる。
そして、邪神討伐の道筋が見え、元太たちの士気が上がったのだった。
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