《継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》》初めてのお買い

長のミサンガを造った日から半年くらいが経った。

長のミサンガを造ってから、まだ魔法アイテムを造っていない。

なぜなら、たぶん魔法アイテムを造るには、いい材料を使う必要があると思うから、今は大切に魔石を使わず毎日魔力を注いでいる。

そのおかげで魔石は、日に日に凄くキレイに輝きが増している。

今では、あの灰の石がそこら辺の寶石には絶対に負けない程、輝いている。

ただ、毎日魔石に限界まで魔力を注いでいたことと長のミサンガのせい(おかげ?)で、俺の魔力がとんでもないことになってしまった!

レオンス・フォースター Lv.1

年齢:5

種族:人族

職業:創造士

力:5/5

魔力:10340/10340

力:4

速さ:5

運:1000

:無、創造

スキル

鑑定 創造魔法Lv.3

無屬魔法Lv.1 魔力作Lv.4

稱號

異世界の記憶を持つ者

魔導師(new)

なんと、5才で魔力が一萬を超えてしまった....

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あと、魔師が魔導師になっちゃったよ。

ちなみに、今この世界で生きている人の中で魔導師は、ばあちゃんだけと言われている。

<魔導師>

魔力が10000を超えると貰える

魔法に必要な魔力が25%減

必要な魔力が四分の一減るって凄いな....

これから、長と共にどこまで魔力が上がるか楽しみだ。

で、今日はこれ以上魔力を鍛えてもしょうがないから、無屬魔法を練習しようかなと思っている。

そんなじで、今日の日程を考えていたのだが....

コンコン

「失禮します、ディオルク様がレオ様を呼んでいます」

「わかった。すぐ行くよ」

今まで呼び出すことなんか無かったのにどうしたんだろう?

もしかして....ハンカチのことがバレちゃった!?

「失禮します、レオ様を連れて參りました」

部屋にると父さんが機にある書類に向かっていた。

「來たか」

父さんは、俺がって來たのを気がつくと靜かに顔を上げた。

「ど、どうしたの?父さん?」

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これは、本當に怒られるのか?

俺が心、ドキドキハラハラしていると

「そんな張しなくていい、別に怒ったりしないから」

父さんは、いつも通りの雰囲気で話してきた。

「本當!?それじゃあ、なんで呼んだの?」

「そろそろ、3年に1回の皇帝の視察がある」

「え?何でこんな所に3年に1回も來るの?」

「それはな。この國と魔の最前線のこの場所に來ることで、我が國は安全であることを國外に示すのが目的...というのが建前で、本音は皇帝の3年に一度のバカンスだな」

「え? 前半の容は納得できるけど、ここにバカンスする場所なんかあるの?」

「ああ、ここは昔親父が溫泉にりたくて造った溫泉街だからな。ちなみに街は、昔親父が名乗っていたオオクラと呼ばれている」

まあ、日本人なら溫泉にりたくなるな。

オオクラって、じいちゃんの苗字って大倉さんだったのかな?

「で、どうして俺を呼んだの?」

「それは、皇帝と皇妃といっしょにお前と同じくらいの姫様が來るからだ」

「だから?」

「つまり、姫様の相手をしろ」

「え~、なんか大変そう」

「しょうがないだろ。皇妃はカーラと仲がいいから2人だけで話したいだろうし、俺は皇帝を相手しなくちゃいけないんだから」

「う~ん。あ、いいよ。その代わり、外に出る許可と小遣いちょうだい!!」

いいことを思いついてしまった。

これで俺は、外に出ることが出來る。

そして、創造魔法の材料探しが出來るかもしれない....

「むう、まあいいだろう。ただし外に出るならセバスチャンと一緒でないとダメだからな」

「うん、わかった。ありがとう!」

やったー!

「よし、それじゃあ、小遣いはこのくらいだな」

そう言って、小さな袋に金貨を三枚れて渡してくれた。

「え? こんなにいいの?」

「ああ、姫様の接待の給料の前払いだ」

「あ、ありがとう」

「おう、無駄使いするなよ」

「は~い」

ちなみに金貨は、一つだけで前世では20萬円~30萬円の価値がある。

銅貨100枚で銀貨1枚

銀貨100枚で金貨1枚

金貨10枚で白金貨1枚

単位は銅貨一枚1ベクターとなっている。

そして、俺が貰ったお小遣いは、3萬ベクター。

円で換算すると....80萬~90萬だ。

普通、子供にこんな大金を簡単に渡すか?

まあ、貰えるのなら貰ってしまうけどね!

<次の日>

さっそく、今日は許可が出たので外に出たいと思いまーす。

「いってきます!」

「迷子にならないように、絶対、セバスチャンから離れちゃだめよ」

「わかったよ母さん」

「カーラ様、心配いりません。しっかりと私が付き添いますので」

「あなたがいれば安心ね。いってらっしゃい」

外に出てし歩くと、凄く長い商店街に人がたくさんいた。

「この町は、勇者様の溫泉街として、観で訪れる人もいれば、魔の森に挑む上位冒険者の拠點にもなっています。あとは、魔の森でとれる貴重な素材を買いに來る人もいますね」

「へ~ 魔の森って、そんなに凄いんだ」

「ええ、奧まで行けたのは勇者様達だけでして、A級以上の冒険者ですら、淺いところでも生きて帰って來れるかという場所です」

「じゃあ、なんで冒険者は挑戦するの?」

「それは、一生遊んで暮らせる高価な素材をたくさん得ることが出來るからです」

「それで一獲千金狙って挑むわけか....セバスチャン、この町の素材を売っている店に行きたい」

「今の話で興味を持ったのですか?いいですよ行きましょう」

「うん、興味持った(創造魔法に使えそうだから)」

それから、しばらく商店街を歩いて

「ここが素材屋です」

セバスチャンがそう言って指さした店には、の皮や植の葉、奧には大きな魔石やいろいろなの魔石など、たくさんの種類が並んでいた。

「いらっしゃいませ。今日はどのようなご用件でしょうか?」

店にるとすぐに、店員が話しかけて來た。

「この子が素材に興味があって、どんながあるのか見せに來ました」

「そうですか。では、ごゆっくりご覧ください」

それから順番に見ていき、気になったを鑑定していく

<レッドオーガーの皮>

耐火に優れ

耐久が高い

<マンティコアの皮>

耐久がありながら軽い

魔力を通しやすい

<サイクロプスの皮>

とても頑丈で破れにくい

<エルダートレントの枝>

魔力の浸が抜群

薬にもなる。

<ワイバーンの牙>

とてもく先は鋭さが凄い

<ミスリル>

加工しやすく魔力の浸が素晴らしい

どれもすごいが、ミスリルに目がとまった

「お客さま、こちらはミスリルでございます。ミスリルはダンジョンのミスリルゴーレムを倒すと手にです」

「これいくらするの?」

「えっとですね。ミスリルゴーレムは、ダンジョンでも奧の階にいるモンスターなので、高額でして....1キロ白金貨5枚になります」

「おお、高いな。ところで、これを買い取ってくれるとしたらいくらになる?」

そう言って、俺は店員に、こつこつ魔力を貯めてきた魔石を見せた。

「これは素晴らしい魔石ですね....どなたが魔力をこめたのですか?」

「僕です。毎日魔力を注ぎました」

「おお、それは素晴らしい魔力量をお持ちですね....えっとですね。この魔石は、最高級の魔石に分類されます」

「流石レオ様ですな! あの日渡した魔石をこんなにも立派なにしてもらえるとは....激です」

セバスチャンはそう言って、目をハンカチで抑えた

「それで....この魔石の値段ですが、白金貨10枚でどうでしょう?」

「そんなに高いの?」

「ええ、ここまで魔力のった魔石はなかなか見ることは出來ませんので....」

「それじゃあ、売ります。あと、ミスリル1キロを買うから、買い取り金から差し引いといてください」

「わかりました。では、ミスリル1キロと白金貨5枚です」

「はい。それじゃあ、ありがとうございました」

「こちらこそありがとうございました」

店から出た

「レオ様ミスリルなんてどうするのですか?」

「創造魔法の練習に使う」

「努力のためとは流石ですね」

(しかし、どうして創造魔法の練習にミスリルを使うのでしょう?)

実はこの世界の人には創造魔法に材料が使えることが知られていない

レオはたまたま鑑定を持っていたので運・良・く・知ることが出來た。

その日の夜

俺は、とりあえず今日買ったミスリルを部屋に飾って眺めていた。

昨日は80萬円で驚いていたのに、今日だけで、1000萬円の貴金屬と1000萬円を手にれてしまった....

5才にして、大金持ちである。

普通の子供なら、これからの人生がおかしくなってしまいそうだ。

まあ、普通の子供なら、こんな大金を手にれるなんてできないけど.....

コンコン

あれ?こんな時間にどうしたんだろう?

「レオ、るぞ」

そう言って、父さんがってきた。

本當にどうした?

父さんが俺の部屋に來るなんてもっと珍しいぞ。

「ど、どうしたの?」

やっぱり、子供であんな大金を持っているなんてダメだよね....

「明日、皇帝が到著するそうだからよろしくね」

あれ? どうやら違う事のようだ。

そうか、もう皇帝が來てしまうのか....

「はぁ、わかったよ」

ミスリルを使って、創造魔法の実験をするのはまた今度になりそうだ。

「まあ、いいじゃないか噂によると姫様は可いらしいぞ」

「そんなの関係ないよ!」

「おお、思ったより反応いいな。じゃあよろしく!!」

父さんはそう言って、逃げるように部屋から出て行った。

はあ、どうなることやら....

俺はそう思いながら、明日の為、早めにベットにった。

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