《継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》》姫様を接待②
皇帝たちとの晝食が終わり
皆で溫泉にるために、外に向かった。
溫泉は、こっちの世界に來てから初めてなので、姫様の接待を頼まれた時からかに溫泉だけは楽しみにしていた。
外に出ると馬車が3臺あった。
なんか凄く嫌な予がする。
わざわざ2臺で良いところをどうして3臺にしたんだ?
「それじゃあ、馬車を3臺用意したから、それぞれ分かれて乗ってくれ」
「父さん、ちなみにどう分けるの?」
「もちろん、俺とオルトン、カーラとアシュレイ、お前とシェリアちゃんだな」
「やっぱりそうだよね.....」
「俺たちもそうだが、母さんたちも久しぶりに會って二人だけで話したいこともあるだろうから仕方がないだろう? だから、シェリアちゃんとレオは二人で仲良く馬車に乗ってくれ」
そう言いながら、父さんは俺の背中を押した
バランスを崩した俺は何歩か進んでしまい、ちょうど姫様の前に止まってしまい、目が合ってしまった。
「え、えっと、よろしくお願いします...」
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俺は気まずいので、とりあえず軽い挨拶をしておいた。
「それじゃあ、ここで話していても仕方が無いし、溫泉に向かうぞ。皆、馬車に乗るんだ」
父さんは俺と姫様の背中を押しながら馬車に乗らせた。
レオとシェリアを同じ馬車に乗せることに功したディオルクは、親友のオルトンに話しかけた。
「なんか、あの二人を見ていると懐かしいな」
「ああ、俺らも5才の時に初めて一緒に馬車に乗させられた時は、めちゃくちゃ気まずかったな」
「ああ、接待をしなくちゃいけない俺としては、どうやって話しかければいいか悩んだな~ でも、それも最初だけで、すぐに仲良くなって、今では掛け替えのない親友になってしまったんだからな」
「そうだな、だからあいつらも問題無く仲良くなるだろうよ」
その頃
「えっと...レオンスです。」
「あ、はい。シェリアです」
「「・・・」」
お互い自分の名前を言っただけで、黙ってしまった。
凄く気まずい、こっちの世界に産まれてから、毎日同じ人としか話していなかったから初対面の人との會話が思いつかない。
けど、何でもいいから早く話しかけないと......
「ひ、姫様は今何歳なんですか?」
せっかく勇気を出して話しかけたのに噛んでしまった
「シェリー」
「はい?」
姫様の聲が小さくて上手く聞き取れなかった
「敬語なしでシェリーと呼んでください」
姫様は俺の目を見てきっぱりと言った
俺みたいな貴族の末っ子が非公式な場所でのため口はまだいいとして、姫様を稱で呼んでいいのか?
でも、ここで斷るのもダメな気がするし......
「わかりま、わかったよ。じゃあ、僕のことはレオと呼んで?」
結局、従うことにした。
そして、勢いで俺を稱で呼んでなんて、とんでもないことを頼んでしまった....
余計な事を言ったかも....大丈夫かな?
「レオくんですね。わかりました」
どうやら、心配する必要はなかったようだ。
シェリーは、笑顔で返事をしてくれた。
心の中で、ほっ とため息をつく
だが、何か違和がある....
「そういえば、シェリーは敬語のままじゃん!」
あ、やらかした。
何言ってんだ俺?
また、勢いでとんでも無いことを言ってしまった。
敬語かどうかなんて、別にどうだっていいじゃないか....
「私は敬語でいいんです」
「そ、そうだよね....」
どうやら、シェリーをどうにか怒らせなくて済んだようだ
「ふふふ、ところでさっきの質問、私は5才ですよ」
そういえば、そんな質問をしていたな....
「5才? 俺と同じだ」
「同い年? 私より年上かと思っていました」
「え、なんで!?」
俺は、シェリーより背が高いわけじゃないし、どうしてそんなことを思ったのだろうか?
「最初に馬車から降りた時から晝食の時間まで、しぐさが大人びて見えましたから」
「そ、そうかな?シェリーも変わらないと思うけどな?」
あの、父さんにした挨拶は大人に見えた
「いえ、私にはあそこまできれいに食事をすることはできません」
ナイフとかの使い方のことか?
それなら、前世でも使っていていたから、簡単に使えてしまう。
「そ、そうかな~?」
「そうですよ。ところで、レオくんは普段、何をしてるのですか?」
「普段?本読んだり魔石に魔力を注いだり魔法の練習をしたり」
「え?もう魔法を使えるのですか?」
「しだけなら使えるよ」
「いいなあ~ 何の魔法を使えるのですか?」
シェリーは目を輝かせながら聞いてきた
「創造魔法だよ」
「え!?」
やっぱり、創造魔法と聞いてがっかりしちゃうよね.....
「なんですかその魔法!? とても凄そうですね! どんな魔法なのか教えて貰えませんか?」
シェリーはとても興味津々に聞いてきた
「え!? 無能と思わないの?」
「どうしてですか?」
「いや何でもない」
どうやら、シェリーは創造魔法が無能と呼ばれていることを知らないようだ。
「あ、到著したようですね。創造魔法について後で教えてくださいね」
「う、うん。わかった」
馬車から降りると辺り一面湯煙に覆われていた
「よし、全員そろったから溫泉るぞ」
溫泉は男湯と湯で別れていたので、途中で男とで分かれて溫泉にった。
ということで、皇帝は父さんと話しているだろうから
俺は、溫泉を楽しませてもらおうかな....
そして、俺と皇帝と父さんの3人で溫泉にった。
「ふう、に染みるなあ~」
「本當に溫泉はいつ來ても癒される」
「なんで帝都にも溫泉が湧かないかな~」
「親父が言うには地理的問題だそうだ」
「さっぱり何のことかわからない」
俺も前世の記憶に溫泉が出來る條件について、しだけあるが、説明出來るほど知っているわけでは無い。
「まあ、細かいことは気にするな」
「そうだな、ところでレオくんは溫泉は気持ちいかい?」
「は、はい、気持ちいいです」
いきなり話しかけられたからびっくりしちゃった。
「そうか、さっきシェリアと歳が同じって聞いたから、これから仲良くしてくれると助かるよ」
「は、はい」
「それと、うちのシェリアは可いかい?」
「は、え?は、はい」
急に変なことを聞かれたので、変な返事をしてしまった。
「そうかそうか」
皇帝は俺の慌てぶりを見て愉快そうに笑っていた
その頃
「シェリアちゃん、溫泉はどう?」
「の側まで溫まって気持ちいいです」
「こんなが近くにあるなんて....カーラが羨ましいわ!毎日っているの?」
「毎日なんてらないわよ。レオが産まれてからは忙しくてれていなかったのよ」
「え~ もったいない。そういえばレオくんといえば、レオくんとふたりでの馬車はどうだった?シェリア」
「え、どうって?」
「どんなことを馬車で話したのよ」
「えっと、お互いの呼び方の話しから始まって、歳が同じ5才だったことと、普段は何をしているかの話しをしてたら著いちゃった」
「おお、けっこう話したね。ちなみにレオはシェリアちゃんのことなんて呼ぶことになったの?」
「...シェリーって呼んでって頼んだ」
と恥ずかしそうに言った
「あらら、もうそんな距離になってるの?ふふふ、これからレオをよろしくね」
「は、はい」
それから馬車に乗るとシェリーがいた
「溫泉は気持ちよかった?」
「はい、とても気持ち良かったです」
「それは良かったよ。やっぱり溫泉はいいよね」
「そうですね。またりたいです。ところで、さっきの話しの続きをして貰えませんか?」
「えっと、確か創造魔法の説明からだったけ?」
「そうです。教えてください」
「えっと、簡単に説明すると、創造魔法とは魔力と材料を使って何かを造る魔法なんだよ」
「どんなが造ることが出來るんですか?」
「魔力だけだと造れないがあるけど、材料があれば大のは造れるよ」
「大のが造れるって凄いですね」
「そうかな? そういえば、シェリーはどんな屬を持っているの?」
「なんだと思います? 當ててみてください」
「え~」
全く想像できない....しょうがない、鑑定しちゃえ!!
シェリア・ベクター Lv.1
年齢:5
種族:人族
職業:姫
力:3/3
魔力:11/11
力:3
速さ:3
運:500
屬:無、水、雷、氷、魅了
スキル
水魔法Lv.1 雷魔法Lv.1
氷魔法Lv.1 魅了魔法Lv.1
無屬魔法Lv.1
稱號
なし
おお、屬が5個でユニーク屬を3つも持ってる
あと運がふつうの50倍とかやばい(人のこと言えない)
「もしかして、水とかもっていない?」
「あ、當たってる」
「やったー」
「けど、無屬と雷と氷と魅了も持ってるよ」
「え!? めちゃくちゃ多くない? 凄すぎでしょ」
「えっとね、王族は昔から屬が多いってお父さんが言ってたわ」
「へ~」
屬って親が多いと子供も多いのかな?
「あ、そういえばもう敬語をやめてくれたの?」
気がついたら、いつの間にかシェリーが敬語をやめてくれていた
「ええと、忘れてました」
「もうそのまま、敬語なんてやめようよ」
俺だけ、敬語なのも何かヤダ
「わかったわ。 あ~ おしとやかに見せようと思って頑張っていたのに~」
「そんな必要ないよ。普通に話していたってシェリーはかわいいよ」
「あ、ありがとう」
シェリーの顔が赤くなった
照れちゃって.....可いね~
あ、何度も言うがロリコンではないぞ!
も心も5歳児だからね。
「ところで、皇帝たちは、明日から魔の森の視察で、僕たちには危険だから留守番だって言ってたけど、何をしたい?」
「えっと...あ、創造魔法を見せて」
「うん、いいよ。明日、何か造ってあげるよ」
「やった~、約束だよ!!」
「うん、約束するよ」
この後、家に著いてから皆で夕食を食べて、皇帝の訪問1日目は終わった.....
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