《継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》》誕生パーティー

帝都の屋敷に著くと、ばあちゃんと姉ちゃんが出迎えてくれた

「いらっしゃい、久しぶりね」

「お父さんとお母さん久しぶり、レオも元気にしてた?」

「久しぶりヘレナ、Sクラスになったって聞いたわよ。おめでとう!」

そう言って、姉さんに母さんが抱きついた

ちなみに、Sクラスというのは、8~14歳の貴族が通う學校で、4年生から始まるクラス分けテストの上位數人だけがなれるもので、卒業する時にSクラスであった人は、魔法學校に推薦してもらえる。

「姉ちゃんおめでとう。僕は元気にしてたよ」

「ありがとう。レオならSクラスくらいは將來簡単になれるよ」

「え~、そんなことないよ!」

「うふふ、そしたら私の子供は全員Sクラス卒業になるわね」

「こらこら、子供に期待をかけすぎるのは良くないよ。ただ、レオは大丈夫かもね」

そう言って、ばあちゃんが止めてくれた....のか?

「そうだな、皆が待っているから家にるぞ」

父さんの言葉で、皆が家にって行く

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そういえば、なんか違和あると思っていたら....姉ちゃんがくっついて來ない!

この前は、ベッタリだったのに姉ちゃんも長したのかな~

それはそれで寂しいが...

家にると、じいちゃんと兄さんたちと知らない男の人がいた。

見た目は、金髪でじいちゃんと父さんに似ていた。

その知らない人が俺の顔を見て

「あ、その子がレオくんかな?初めましてディオルク兄さんの弟のダミアンだよ」

自己紹介をしてきた。

どうやら、この人は俺のおじさんにあたる人みたいだ。

「ダミアンは、帝國の魔法特殊部隊の隊長で現・役・では人類最強と言われてる」

現役最強ね....

さて、どんなスキルなのか拝見させて頂きます。

ダミアン・フォースター Lv.120

年齢:28

種族:人族

職業:魔剣士

力:7200/8200

魔力:10400/10400

力:4200

速さ:4540

運:40

:無、雷、影

スキル

無屬魔法Lv.8

雷魔法Lv.8 影魔法Lv.9

Lv.9 魔力作Lv.MAX

魔力知Lv.7 隠

稱號

魔導師

塔のダンジョン踏破者

ここにも、ギリギリだが魔導師がいたぞ!

なんか、じいちゃんとばあちゃんのいいとこ取りってじだな。

「わ~凄いね!」

「そう? 照れるね~、でもレオくんにはすぐ超えられちゃうよ」

「どうして?」

「魔力が凄すぎるんだよ。君は母さんの全盛期よりぜんぜん多い量を持ってるでしょ?」

(ギクリ)

「はあ?まだ8才だぞ」

「本當だよ父さん、母さんもそうじるでしょ?」

じるよ」

ばあちゃんが、おじさんの言葉に頷く

「それって凄くね!?」

皆が黙っていると端っこにいたイヴァン兄さんが聲を出した

「その歳で魔導士より多い魔力って...」

アレックス兄さんは、信じられないと言いたげな聲でそう言った。

そういえば、イヴァン兄さんとアレックス兄さんの聲を久しぶりに聞いた。

「はいはい、レオも長旅で疲れてるからその辺にしてあげなさい」

「そうだな、明日だからな」

「あ、思い出した。なんか姫様から誕生日の次の日に呼び出されてるよ」

え!?

「あら、シェリアちゃんと會えるなんて良かったじゃない」

「この前の皇帝のバカンスで、そんなに仲良くなったのか?」

「そうなんですよお義父とう様、シェリアちゃんなんて帰り際でレオに抱きついて泣いちゃったんだから」

「それは會いに行ってあげないとねレオくん」

ポンポンとおじさんが俺の肩を叩く

「う、うん」

まあ、行かなかったらあとが怖いしね

「ほらほら、その辺にして解散するよ」

そう言って、ばあちゃんが皆を解散させた。

「じゃあ、レオ行くわよ」

そう言って、俺も母さんに連れられて部屋を出る。

「よし、みんな行ったな」

皆が部屋から出て行った後に、ディオルクとダミアンは部屋に殘っていた。

「こうやって、ふたりで話すのも久しぶりだね」

「お互い、仕事が忙しいからな」

「で、どうしてあんなにレオくんは魔力が多いの兄さん?」

「俺も全くわからないんだよ.....3才の時には俺より多かったんだから」

「じゃあ、生まれつきなのかな?」

「そうかもな」

「レオくんは、この調子で増えてったら凄いことになりそうだね」

「だから、魔力のことは家族以外には教えてない」

「まあ、そうしないと面倒になりそうだもんね」

「それじゃあ、レオの話はこの辺にしといて、明日はどのくらいの貴族が來るんだ?」

「レオと同じくらいの子供がいる貴族が參加するってじだよ公爵も來る」

「結構な數になるな」

「明日のレオくんは大変だね」

「そうだな」

そう言って、二人は笑った

<パーティー當日>

今は夕方、俺はとても著るのが面倒な正裝を著せられている。

既に、會場にはたくさんの貴族が集まっている。

帝國には三大公爵と呼ばれている家がある。

北のルフェーブル家

南のボードレール家

西のフィリベール家

今日は、このの2家が參加するそうだ.....

ちなみに、フォースター家も公爵だが、新しくなったばかりなのでこれに含まれていない。

帝國の東は、じいちゃんが領地として貰うまで歴史的に魔による災害が多いため、栄えることは無かった。

そのため、當時は東にいた貴族は潰れるか貧乏貴族でいるのかのどちらかであった。

ボードレール家は、お母さんの実家である。

ルフェーブル家は、ばあちゃんの実家である。

今日は、この2つの公爵家が來ている

その他にも、たくさんの貴族が來ている。

この數の人に、今から挨拶しなくてはならないと思うと今からでも逃げ出したくなるぞ.....

そして、拍手されながら俺が部屋にるとパーティーが始まってしまった。

パーティーが始まると、順番に貴族が俺に挨拶をしに來た。

まず、最初はボードレール家だった。

の30歳後半くらいの男で、俺と同じくらいの男の子(赤)を連れていた。

「やあレオ、初めましてカーラの弟のローレンス・ボードレールだ。誕生日おめでとう」

この人は、俺の叔父みたいだ。

「初めまして、ありがとうございます」

俺はお辭儀しながら禮を言った。

「で、この子はレオと同じで來年學校に學する次男のフランクだ」

そう言って、ローレンスさんが隣にいた男の子の背中を押した

「ど、どうも初めまして。誕生日おめでとう」

「ありがとう、學校行ったらよろしくね」

「うん、よろしく」

ボードレール家の後は、もちろんルフェーブル家だった。

挨拶に來たのは、金髪の男と娘であった。

「誕生日おめでとう。私はディオルクのいとこのアルベルト・ルフェーブルで、この子はもうすぐ君と同じ歳になるジョゼッティアだ」

「誕生日おめでとうございます。ジョゼと呼んでください」

「ありがとうございます。ジョゼもありがとう。學校行ったらよろしくね」

「はい、こちらこそよろしくお願いします」

その他には、ほとんどが、どうにかして自分の娘や息子のことを覚えて貰って、あわよくば気にってもらおうとしてくる貴族で、とても相手するのがめんどくさかった。

そんなじで、パーティーが終わる頃にはヘトヘトでとても楽しめるものではなかった。

<次の日>

昨日の疲れで、ぐっすり寢ていると誰かに起こされた。

「ほら起きて」

「うんん」

「起きないと彼が怒っちゃうよ」

「う、えっ何でおじさんがここに」

目を覚ますと、そこにはおじさんがいた。

「何でって、皇帝陛下に君をこっそり連れて來いって言われたんだもん」

「あ、そういえば、シェリーのところに行かないといけなかったんだっけ」

昨日の疲れのせいで、全く頭の中に殘っていなかった....

「はい、じゃあさっさと著替えて行くよ」

「わかったよ」

それから著替えが終わり、玄関から出ようとすると、いきなりおじさんに擔がれた。

「ど、どうしたの?」

全く、擔がれる意味がわからないぞ?

「皇帝からの命令はこっそりと連・れ・て・來いだから、僕が隠を使いながら超特急で連れて行ってあげるよ」

「え~」

俺は抗議をしようとしたが....

それを阻止するように、おじさんは猛スピードで街の中を俺を擔ぎながら走って行く.....

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