《継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》》じいちゃんとの特訓

シェリーの家(城)に連れてかれた日から5日経った

あの後、シェリーから「どうして寢てる間に帰っちゃったの!!」とお怒りの念話がり、機嫌を直すために、長電話ならぬ長念話をしなくてはならなく、なかなか寢させてくれなかった。

そして、それから毎日、シェリーから夜になると念話が來るようになった。

どうして、夜だけしか念話をしてこないのか聞いたらこんな返事が返って來た。

「だって、晝だと周りに人が常にいるから恥ずかしくて」

「念話は人に聲は聞かれないんだから晝でも良くない?」

「それでも、念話してる時の顔が見られてたくないんだもん」

「いったいどんな顔してるんだよ」

「そ、そういうわけじゃないもん」

「本當に?」

「もう今日の念話は終わり!」

あ、逃げた。

照れちゃって、可いね~

念話では、その日の出來事を中心にたくさん話した。

ただ、毎回次の日の朝が眠くなってしまって大変だった。

そして、今日は父さんと母さんが帰る日だ。

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俺はこれから、じいちゃんとの特訓や學校に通い始めるようになるので帰らない。

「よし、じゃあまたなレオ」

「うん、またね」

「ちゃんとじいちゃんとばあちゃんの言うことを聞きなさいよ」

「分かってるよ。母さんも健康には気をつけてね」

「もちろんよ。レオもなるべく夜更かしはしちゃだめよ」

「う、うん」

もしかして....念話しているのがバレているのか?

「親父と母さんも、もう歳なんだから無理して壊すなよ」

「お前に心配される程、歳はとっとらんわ!」

「心配無用だからさっさとお行き」

「おう、じゃあまた」

そう言って、二人は家から出ていった

「それじゃあ、レオの特訓を始めるか」

え?今から?

「もう始めるのかい?」

「ああ、もう學校學まで8カ月しかないんだぞ」

もうなのか?

別に、學校にってからも特訓は出來ると思うが.....

「まあ、そこまで言うなら別にいいよ」

え?マジ?止めないの?

「よし、そうと決まったら予定を考えないとな。まず婆さんは1日にどのくらい時間あればいいか?」

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「今はいらないよ」

「なんで?」

「この前、ダミアンがレオはもう魔力作が結構なレベルになっているって聞いたから、教えることが今はないんだよ」

「じゃあ、どのくらいで教え始めるんだ?」

「それは無屬魔法がある程度使えるようになってから、私が時期を見極めるよ」

「そうかい、それならレオは最初の頃はみっちり力づくりをやらせて、1週間くらいしたら午前中に剣を教えるようにして、だんだん力が出來てきたら午前中に剣、午後に無屬魔法を始めるという方向でいくとするか」

なんか、想像していた特訓と違うぞ.....

やばいスパルタ教育だ。

「じゃあ、とりあえず今日は飯食べたらづくりをやるとするか」

「わ、わーい」

それから晝飯を食べて、庭にじいちゃんと出てきた

「それじゃあ、始めるとするか」

「はーい」

「じゃあ、まずいいと言うまで家の回りを走り続けろ」

「え?」

いきなり?

「いいから行け」

俺が、走り出すのを渋っていると、今までの優しいじいちゃんから想像できない怖い顔をしてきた。

それを見た俺は、反で走り出してしまった。

「いったい、こんなことやらせてどうしたんだい?」

カリーナが、レオの走っている姿を見ながら近づいて來た。

「あいつは賢いから、たぶん剣も無屬魔法もすぐ出來るようになるだろう。だから、その前にを鍛えとこうと思ってな」

「そんなことじゃない、どうして他の孫たちよりこんなにつらい練習をやらせるのか聞いているんだよ」

「ああ、そのことなら俺と似ているからだ」

「レオと爺さんがどう似てるんだい?」

カリーナが首を傾げる。

「それはな。適魔法が悪いというだけで、他がどれだけ凄くても、周りの目が冷たいというところだ!レオもこれから學校にはいったらそうなる」

「ああ、召喚されたばかりの時の話しかい」

「ああ、そうだ。あいつらは、自分たちが勝手に俺を召喚したくせに、適魔法が悪いとわかった途端、無能扱いしだしたんだ。そして、俺が魔王との闘いから帰ってきたら俺を稱えながら、裏ではどうにか自分たちのにしようといているんだから本當にムカつくよ」

ケントは懐かしみながらも、自分の過去に憤りをじていた。

「それで、レオにつらい鍛錬をさせるわけかい」

「まあ、俺がレオに教えてあげられるのは、無屬魔法と剣と闘い方だけだがな」

「十分だよ。なんせ無屬魔法を使える人は、なかなかいないんだから」

「ほんと、もったいないよ。頑張れば凄い力になるのに」

「時代なんだからしゃあないよ」

「お、そろそろレオがダウンするな」

レオがフラフラ走っている

「さっさと止めてあげなさい!」

「おーい、レオもう終わりでいいぞ」

それを聞いたレオはその場に倒れこんだ。

<1週間後>

じいちゃんの特訓を1週間耐えきったが、凄く辛かった....

午前中筋トレ、晝飯を食べたら走り続けるという地獄のメニューだ。

現在のステータスはこうなった

レオンス・フォースター Lv.1

年齢:8

種族:人族

職業:創造士

力:90/90

魔力:31400/31400

力:60

速さ:75

運:1000

:無、創造

スキル

鑑定 創造魔法Lv.3

無屬魔法Lv.1 魔力作Lv.5

無心Lv.2

稱號

異世界の記憶を持つ者

魔導師

こんなじになってしまった。

そこまで長してないと思うかもしれないが、1週間で大人を魔力と運以外で大幅に超えてしまった。

これは、長のミサンガが原因だろう....

どうやら、筋トレでも長量が倍になってしまうらしい。

やっぱり、とんでもないを造ってしまったみたいだ....

ちなみに、魔力が増えてないのは、じいちゃんの特訓で凄く疲れてしまって、この1週間、魔力を鍛える前に寢てしまったからだ。

こんなじで力づくりが終わり、今日からやっと剣を教えて貰えることになった。

「今日から、剣を教えよう」

「やったー」

地獄の力づくりから解放されるので、両手をあげて喜んだ。

するとじいちゃんがニヤリと笑った。

「そんなに喜ぶのはいいが、當分は言われた素振りをやって、剣を振るために必要な筋をつけてもらう」

「そ、そうだよね」

まあ、走る時間が無くなったと思えばまだ楽だ。

「あと、午後のマラソンもまだやるからな」

「じ、地獄だ」

もっと、辛い練習になっただけじゃん。

「なに、慣れれば平気だ」

いつになったら、この地獄に慣れるのだろうか.....

早くしてしい。

<2週間後>

やっと素振りと走り込みの日々が終わり、じいちゃんとの木剣を使った打ち合いの練習が始まった。

最初は嬉しかったのだが、だんだんと容赦なくじいちゃんが當てて來るので、痛くて當たらないように必死で練習した。

<さらに3週間>

やっと、じいちゃんの剣を捌けるようになってきた。

ただ、絶対に俺の攻撃はじいちゃんには當たらない。

俺がどんなに頑張っても全部捌かれ、カウンターまでしてくる。

それでも、じいちゃんは上達したから無屬魔法を教えてやると言ってくれた。

「じゃあ、教えるぞ」

「はーい」

「難しいんだが、かすのに筋というものを使うのだがわかるか?」

「うん」

「そうか。なら、その使いたい筋を魔法で強化するイメージをするのが無屬魔法だ」

「え、簡単じゃん」

「そんなことはない。それじゃあ、無屬魔法を使いながら走ってみろ」

「うん」

俺は足を強化するイメージをしながら走ってみる。

すると、足の勢いに上半が負けて転んでしまった。

「うう、痛い」

「な、わかったろ」

「うん、足だけ強化しても他がついていけなかった」

「そうだろ? この魔法の難しいところは、魔力をコントロールして、同時に必要なところを強化しなければならないんだよ」

「全じゃ、ダメなの?」

「そうする奴もいるが、そうすると必要なところだけ強化した奴より、魔力は多く使うし余計なところにも魔法を使うから必要なところの強化が小さくなってしまうんだ」

「そ、そうなんだ」

確かにこれは、出來るようになるのに大変だ。

果たして、俺に出來るのか?

「まあ、レオなら頑張れば絶対出來る」

「わかった。頑張る」

まあ、何事も練習あるのみだよね。

それから、3日ぐらいして無屬魔法を使いながら走れるようになってしまった。

思ったより早く出來てしまって、俺も驚いたがじいちゃんも驚いていた。

出來るようになると、練習メニューが変わった。

午前中はじいちゃんと剣の稽古をやり、午後は無屬魔法を使いながら素振りをして、最後は、無屬魔法を使いながらマラソンになった。

無屬魔法を使いながらいていると魔法に意識しなくてはいけなくなり、普通にくより格段に疲れた。

最近は、夜に疲れて10分くらいしか出來ないが、シェリーとの念話をすることだけが1日の娯楽になってしまった...

シェリーは、短い時間だけで不満があるみたいだけど、俺のを心配して終わりにしてくれる。

もう、シェリーが健気過ぎて、可くて仕方がない。

そんなじでシェリーを心の支えに毎日の特訓を耐えている....

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