《継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》》ヘルマンの特訓
ヘルマンが忠誠の腕を裝著したので、さっそく特訓を始めたいと思う。
今日は、ヘルマンに魔力作を取得してもらってから帰って貰いたい。
魔力作が出來るようになれば、一人でも鍛練が出來るようになるからね。
「それじゃあヘルマン、魔力の特訓を始めるよ」
「はい! よろしくお願いします」
「まず確認したいんだけど、ヘルマンは自分の魔力をじられる?」
「えっと……」
ヘルマンは下を向いて黙ってしまった。
「そんな落ち込む必要はないよ。じられないみたいだね?」
「……はい」
「確認をしただけだから落ち込むなって」
そう言って、俺はヘルマンの背中をポンポンと叩いた。
「……わかりました」
「うん、それに今から教えるから心配しなくていいよ」
「本當ですか? ありがとうございます!」
お、元気になってくれた。
「いえいえ、それじゃあちょっとかないでね」
そう言って、俺はヘルマンに向けて手を向ける。
「は、はい」
手を向けられたヘルマンは直立不になった。
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「そんなに張しなくていいよ。リラックスしてて」
そんなことを言いながら、ヘルマンの魔力を探す。
見つけた!
小さいけど確かにある。
それをしだけかしてみる。
「どう? 何かじた?」
「はい、ヘソの下辺りに何かがいた気がしました」
「それは良かった。それが魔力だよ」
「え? これが魔力……?」
「そう、これを頑張ってかそうと意識してみて」
「やってみます!」
ヘルマンは魔力を意識するためか、目をつぶった。
凄い集中しているな……。
……しばらくして。
「すみません...出來ませんでした」
「やっぱり? それじゃあ僕がしの間だけかしてあげるから、どうにかコツを摑んでみて」
「ありがとうございます。絶対に摑んでみます」
それから、俺はヘルマンの魔力をかし続けた。
しばらくかしていて気がついたのだが、ヘルマンはシェリーみたいな変な反応をしなかった。
シェリーだけが何かをじるのか?
今度、調べてみるか……。
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そして、10分くらい経った頃
「師匠、たぶん出來るようになったと思います!」
ヘルマンは何かを摑んでくれたようだ。
「本當? それじゃあやってみて」
「はい」
ヘルマンは返事をするとまた目をつぶった。
すると、ヘルマンの魔力がしだけいたのがじられた。
「やったー出來たじゃん!」
「で、出來ました……」
「よし、これからは努力あるのみだよ!」
「何をするのですか?」
「簡単だよ。ひたすら魔力をかし続けるんだよ」
「かし続けるのですか……」
「そう、かし続ければ魔力はどんどん増えていくから」
「本當ですか!?」
おお、凄い食いついてきたな。
「本當だよ。ただ、ヘルマンの努力次第だけどね」
「努力次第……頑張ります」
凄いやる気だな。
「うん。これからの目標は、全に魔力をかせるようになること。これが出來るようになったら次の段階ステップに進むよ」
「次の段階ステップですか...」
「そう。次の段階ステップにったら魔力の長が急激に速くなるから楽しみにしててね」
「急激に……死ぬ気で頑張ります!」
「おう、応援しているよ」
俺は知らなかった……ヘルマンが本気なことを。
《四日後》
「師匠! 目標を達しましたよ!」
朝、俺が學校に付くとヘルマンが駆け寄ってきた。
「は? 噓でしょ? だって……まだ四日だよ?」
「本當ですよ! 師匠に言われた通り、死ぬ気で頑張りました」
「あれ……? 俺、死ぬ気で頑張れなんて言ったかな……?」
そんな記憶は無いぞ……。
「はい、努力次第だって言ってました」
「それがどうなったら死ぬ気で頑張るになってしまうのか……」
いや、言ってたな……『死ぬ気で頑張ります』って。
「頑張りましたよ。四日間寢ないで魔力をかし続けました」
「は!? あれから一日も寢てないの?」
本當に死ぬ気じゃん!
「はい。魔力の為ですから」
と、言っているヘルマンは……凄く疲れた顔をしていた。
「そ、そうか……だいぶ魔力が増えたでしょ?」
俺はヘルマンを鑑定をした。
ヘルマン・カルーン Lv.1
年齢:8
種族:人族
職業:剣士見習い
狀態:重度の睡眠不足
力:6/6
魔力:970/970
力:8
速さ:7×1.5(10.5)
運:20
屬:無
スキル
無屬魔法Lv.1 剣Lv.4
魔力作Lv.3
稱號
なし
おい! 今すぐ帰って寢ろ!
「なんと魔力が970になってしまいました!」
「四日でその量は凄いな……」
「はい、凄い達です」
「良かったね。それじゃあ、次の段階ステップは明後日から教えるよ」
「あれ? 今日と明日は何をするのですか?」
「寢なさい! 今すぐ!」
「寢るだけですか?」
「そう。を休めること! 休まないと次の段階ステップに進まないから」
「わ、わかりました」
本當に……は大事にしなさい。
(二日後)
「ヘルマン、しっかり休んだね?」
「もちろんです! 師匠の言いつけを破るなんてことは絶対にしません。昨日も一昨日も學校から帰ったらずっと寢ていました」
「そ、そうか……それじゃあ次の段階ステップを教えるよ」
従順すぎるのも何か怖いな……。
「はい、よろしくお願いします」
「まず、この何も魔力のっていない魔石を使う」
そう言って、ヘルマンに空の魔石を渡した。
「この魔石をどうするのですか?」
「この魔石に魔力を注ぐんだよ」
「どういうことですか?」
「簡単に説明すると、魔力作を使って手から魔石に魔力を移させてみて」
「とりあえず、挑戦してみます」
ヘルマンは魔石を両手で握って目をつぶった。
それからしばらく経ち……
魔石がしだけだがり出した。
「師匠! 僕が……僕が……魔石をらせることが出來ました!」
ヘルマンは凄く嬉しそうだった。
「うん。言った通り出來るようになったでしょ?」
「はい! これを続けたら師匠みたいな凄い輝きの魔石を作ることが出來ますか?」
「出來るよ。ただ、めちゃくちゃ努力が必要だけどね」
と、言ってみたが……俺と同じ輝きを出すには何年もかかるだろうな……。
「そうですよね……。でも、これから頑張ってみます!」
「頑張ってみな……あ、でも寢ずにやるのは無しね。明日から寢不足で學校に來たら怒るから」
「わ、わかりました」
ヘルマンは目を逸らした。
「本當にわかった? 約束だからね?」
「は、はい。約束します」
「それじゃあ、魔力がある程度増えたらまた次の段階ステップに進むからね」
「ま、まだ次の段階ステップがあるのですか?」
「あるよ。何をやるかは後でのお楽しみに」
「わ、わかりました。全力で頑張ります」
「だから、ちゃんと寢るんだからね!」
うん、たぶんダメだな。
《約1週間後》
朝、教室にると
「師匠!」
ヘルマンが駆け寄って來た
「ど、どうしたの?」
「魔力の量が凄く増えたのでみてください!」
そう言って、ヘルマンはステータスカードを見せてきた。
「もう? 早くないか?」
俺はカードをけ取って確認した。
ヘルマン・カルーン Lv.1
年齢:8
種族:人族
職業:剣士見習い
力:6/6
魔力:3820/3820
力:8
速さ:7×1.5(10.5)
運:20
屬:無
スキル
<見ることはできません>
稱號
<見ることはできません>
ヤバい量になってしまった……。
これは忠誠の腕が効いているってことだよな。
けど、これは……。
「ヘルマン……ちゃんと寢てた?」
「は、はい。もちろんです.....」
「本當に?」
俺はヘルマンの顔を覗き込む。
ヘルマンは目を泳がせた。
「え、えっと……ちゃ、ちゃんと一日四時間くらいは寢ていましたよ!」
「はぁ~これからは短い睡眠もダメだからね!」
「は、はい」
「罰として、次の段階ステップを教えるのは1週間後」
「え~そこをどうにかお願いします」
ヘルマンは必死にしがみついて來た。
「ダメ! それと、この一週間はしっかり寢ること。それが出來なかったら教えないから。誤魔化してもわかるからね?」
俺には鑑定があるんだから。
「わ、わかりました……寢ます」
「今度こそ絶対だからね?」
そして1週間後
「約束通り、一週間経ったので次の段階ステップを教えたいと思います」
と、俺は家の庭で宣言した。
「やっとだ……これから何を教えてくれるのですか?」
元通り健康なに戻ったヘルマンはわくわくしていた。
「無屬魔法だよ」
「え? 無屬魔法ですか!?」
「そう、魔力作を覚えて、魔力を増やしたことによって、無屬魔法を取得出來るようになったのさ」
「本當ですか? あの無屬魔法を僕が……」
信じられないと言いたげな反応をしていた。
「やっぱり、無屬魔法を取得するのは嬉しんだね」
「もちろん嬉しいです。夢だったので」
「それは良かったね。もう既に、無屬魔法を使うことは出來るよ」
「本當ですか?」
「うん。ただ、使・い・こ・な・す・には努力が必要だけど」
「無屬魔法の為ならどんな試練も耐えてみます」
うん、ヘルマンは耐えられると思う。
「それじゃあ、を強化するイメージで走ってみな」
「イメージ……ですか?」
ヘルマンは首を傾げた。
「詳しく言うと……強化したい所に魔力を移させて使うイメージ」
「うん~とりあえずやってみます」
そう言って、ヘルマンは走り出す。
しばらく、普通のスピードで走り続け……。
やっと、コツを摑んだのか足に無屬魔法を使うことが出來た。
そして……ヘルマンは転んだ。
「お、無屬魔法に功したじゃん」
「え? 今のが功ですか?」
「功というよりも使うことが出來たというじかな?」
「そうですか……でも、今のでコツを摑んだ気がします」
「それは良かった。ただし、全を強化するのはダメだからね」
「ど、どうしてですか!?」
やっぱり全に使えば良いと思ったのか……。
「理由は、無駄に魔力を消費してしまう事と、必要な場所だけを強化した方がその分強化が強くなるからだね」
「な、なるほど……」
「だから、使いこなすには努力が必要だって言ったじゃん」
「そ、そうですよね……無屬魔法の為には努力は惜しまないと決めたんだ」
ヘルマンは拳を握りしめた。
「しっかり寢るんだよ?」
「も、もちろんですよ」
と言いながら、ヘルマンは俺と目を合わせようとしない。
これは我慢出來ないな……。
そして次の日から
またヘルマンは寢不足な顔をして學校に來たとさ……。
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