《継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》》素材探し

現在、俺は魔の森の奧深く死の山脈付近まで來ている。

どうして、そんな場所にいるのかはし時間を遡る……。

家を貰った日の夜

俺は家をどうするかを考えていた。

「どうするのか」とはどう改造するのかということだ。

せっかく、好きにしていいと言われたなんだから、創造魔法の実験臺にしない手は無いでしょ?

そして、ある事を考えついた。

もしかしたら、家まるごと創造魔法が使えるのではないかと……。

でも、家に創造魔法を使うためには、相當大きな魔石でないといけない気がした。

そこで、大きな魔石が手にれることが出來る場所を考えた。

思いつくのは、あの試練のダンジョン……もしくは魔の森。

この二択なら、魔の森を選ぶ。

なぜなら、もう一度ダンジョンを1階から攻略していたら、一カ月は學校を休むしかなくなってしまう。

それに、魔の森なら魔王が良い魔石が手にる場所を教えてくれるかもしれない。

魔王の所までなら転移で一瞬で行ける。

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そして、次の日の朝早く

「いってきまーす」

と小さな聲で言ってから靜かに家を出た。

まだ、皆は寢てるから起こしたら悪いと思ってね。

ちゃんと、紙に行き先と今日中には帰る事を書いて機に置いてきたから心配することは無い。

俺は、家を出てすぐに転移を使って魔王の所に向かった。

そして、魔王の家に到著した……が

「そういえば、こんなに朝早く起きて來たのはいいけど、まだ魔王も寢ているよね……」

うん、肝心なことを忘れてた。

「起こすのも悪いし、一旦帰ってから出直すか……」

転移を使って帰ろうとする。

「その必要はないぞ」

「え?」

聲のする方向を見るとそこには魔王がいた。

「起きてたの?」

「うん。俺は寢る必要は無いからな」

「え!? 魔族は寢ないの?」

「寢なくていいのは俺だけだよ」

「え? それって……辛くない?」

一人だけ寢れないのって、きっと寂しいだろうな……。

「もう慣れた。既に千年はこの生活をしているぞ」

「せ、千年? そんなに生きてるの?」

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この人、不老不死なの?

「そうだ。長生きしているだろう?」

「う、うん。長生きだね」

間違ってはいないけど……。

「それより、何か用があって今日は俺の所に來たんだろう?」

「あ、そうだった。一つだけ聞きたいんだけど。ここら辺で一番大きな魔石が手にる魔がいる場所ってどこら辺?」

「大きな魔石? 何か創造魔法で大きなを造るのか?」

「うん、家を改造する」

「そうか……」

魔王は何かを考える素振りをした。

「何か問題でもあるの?」

「嫌、何でもない。大きな魔石があるのはこの先をまっすぐ行けば、はぐれドラゴンがいるはずだ。それを倒して使いな」

「ドラゴン!? 僕に倒せるの?」

ドラゴンは、じいちゃんとばあちゃんが力を合わせても倒すことが出來ない魔だ。

「たぶん、大丈夫だろう」

「たぶんって……」

その解答程恐いことはないって……。

「まあ、はぐれだからそこまでは強くない」

「はぐれって何?」

「はぐれドラゴンは、群れの競爭で負けて逃げて來たドラゴンのことだな」

「ドラゴンって群れで暮らしているの!?」

「種類にもよるが、あの山脈にいるドラゴンのほとんどは群れで生活しているぞ」

そう言って、魔王は死の山脈を指さした。

「強いドラゴンが更に群れでいるなんて……あんた……よくあの山脈を越えて來れたね」

魔王はあの山脈を越えて人間界に攻めてきた。

「そうか? 俺ぐらいになれば簡単だぞ?」

「そ、そうなんだ.....」

俺が魔王に勝つ日は來るのだろうか……。

というか、じいちゃん達は目の前の化けに勝ったんだ?

今度、ばあちゃんに聞いてみるか。

「まあ、頑張ってドラゴン一匹くらい倒して來い」

「うん。めっちゃ頑張ってドラゴン一倒して來るよ」

俺は手を振って魔王の家から立ち去ることにした。

「あ、このまま歩いて行ったら今日中に倒せそうに無いし何かアイテムを造るか」

魔の森での徒歩移がとんでもなく大変なことを思い出した。

何か移手段を造らないと。

そう思って、近くにあった大きな枝と持ち歩いていた魔石を組み合わせて創造魔法を使った。

そして、出來たは……

<空飛ぶ魔法の箒>

これにれば誰もが飛ぶことが出來る魔法の箒

この箒は魔力でき、縦者が注ぐ魔力の量を調節することでスピードを調整できる。

(注意)この箒は魔力作がLv.3以上でないと使用することが出來ません

創造者:レオンス・フォースター

なかなか面白いが出來た!

空飛ぶ箒か……本當に魔法使いってじだな。

「それじゃあ、行ってきます」

俺は箒にがった。

「あ、ああ、次は勝負しに來いよ」

え~。

「わかったよ。次會う時はもっと強くなっておくよ」

「それは楽しみだ。そうだな……俺に勝てたら面白い話をしてやろう」

「面白い話?」

「ああ、俺の千年間についてだ」

「おお、それは面白そう」

ただ、それを話すのに何日かかるんだ?

「そうか。まあ、十年くらいで勝てるようになれよ」

「十年か……十年で勝てるのか?」

でも、そのくらいの歳が俺のピークになるのかな?

「それはお前しだいだ」

「う、うん」

「まずは今日、ドラゴンを倒すことからだな」

「そうだよね。倒して來るよ」

なんか、ドラゴンなんて大したことなくじてきたぞ。

「そうだ。頑張って來い」

「うん。それじゃあ今度こそ行ってきます!」

俺は箒を使って飛び立った。

「あいつなら……あいつなら俺を殺せるかな……それともあいつを……」

それから數時間、

俺は言われた方向に向かってひたすらドラゴンを探しながら飛んでいた。

箒の縦はすぐに習得することが出來た。

最初の頃は、落ちないように摑まっているのに必死だったが、今では自由自在に空を飛べるようになった。

「はぁ、ドラゴンが見當たらないな~」

気がつけば山脈が大きく見える位置まで來てしまった。

「そろそろ見つけないと……収穫無しで帰るしかなくなっちゃう」

明日からは學校だから日をまたいで探すことは出來ないんだよな……。

かと言って、死の山脈に行くのは自殺行為だし。

「どうしようかな~ あ、そういえばアンナを使えば探すのが楽になるかもしれない」

リュックからゴーグルのアンナを取り出す。

「ねえ、はぐれドラゴンを見つけることは出來る?」

(はぐれドラゴンですか? ドラゴンはが大きいので遠くから見てもわかるので、ここら辺にはいないと思います)

「え~ じゃあ、まだ先にいるのか……今日中に間に合うかな?」

(それなら全速力で、魔王に言われた方向に飛んでもらえないでしょうか? 私が近くに大きな反応を見つけたら止めますので)

「そんなこと出來るの? 了解」

最初からアンナに頼っておけば良かった。

さっそく、俺は箒が壊れない程度に全力で魔力を注いだ。

すると、箒は急加速した。

そして、箒はフルスピードになり、凄い風圧になった。

ゴーグルが無かったら目を開けることすら出來なかったと思う。

それから、全力で飛び続けて何分かした頃

(レオ様、もうしでドラゴンに遭遇します。スピードを落としてください)

俺は、言われた通りスピードを落とした。

「今日中に見つけられそうで良かった~ 最初からアンナを使っていれば時間を無駄にしないで済んでたね」

思っていたよりも遠かった。

山がもう目の前にそびえ立って見える。

(ありがとうございます。それと……はぐれとは言え、ドラゴンとどう戦うのですか?)

「どうしようかな……とりあえず箒から降りてフル裝備で戦おうかな」

俺は箒から降り、スカイシューズの能力で空中に立った。

そして、リュックからエレナとセレナを出した。

「それじゃあ、よろしくね二人とも」

(久しぶりの戦闘だな)

(そうですよ。最近使ってもらえなくて寂しかったんですからね)

「ごめんごめん。今からドラゴンとの戦闘で使うから許して」

(ドラゴン? それは隨分と大だな)

(ドラゴンと戦えるのですか? レオ様大好きです)

二人ともドラゴンと聞いて嬉しそうだった。

「ありがとう。まあ、よろしくね」

そして、俺はドラゴンがいるであろう場所まで走って行く。

(レオ様、あとしで見えると思います)

アンナからアナウンスがると、遠くにドラゴンが飛んでいるのが見えた

「あれは大きいな。あれで弱いドラゴンなら普通のドラゴンはどんな強さだよ....」

全長15メートルくらいの赤いドラゴンを見ながら俺は嘆いた……。

(あのドラゴンのに染まったら綺麗だろうな.....ふふふ)

「うん、でもあの鱗を切る事は出來るかな?」

(べ、別に末にあの鱗に私を打ちつけてもいいんですからね?)

「うん、ドラゴンって魔法だけで倒せるかな?」

(あ~ ごめんなさい! どう使われてもいいから使ってください)

「冗談だよ。まあ戦いながら考えるよ」

俺はまだドラゴンが俺に気がついてないのを確認して、転移を使った。

転移した場所は、ドラゴンの上だ。

そして、俺は全力で斬撃をドラゴンに向けて、連続で何回も飛ばした。

斬撃を飛ばし終え、ドラゴンの狀態を確認してみると……。

「やっぱり傷一つ無いね」

鱗は全く傷ついてない。

そして、俺のことに気がついたドラゴンは、尾を振り回して攻撃してくる。

尾の速度は凄く速い。

俺は慌てて、転移を使って尾を避けた。

「危ないな~ 魔法ならしはいけるかな?」

俺はドラゴンの頭部に向けて、大量の魔法を當て続けた。

それからしばらくして、魔法を撃つの止めて煙が晴れるのを待っていると……。

煙の中から炎が飛んで來た。

「うお!?」

急いで転移を使って、ドラゴンから離れるとドラゴンが火を吐いているのが見えた。

「あんだけ攻撃してダメージって無いって、どんだけだよ……」

俺はドラゴンを鑑定した。

<レッドドラゴンLv.156>

力:23180/24300

魔力:42000

力:10120

速さ:300

運:30

:炎

スキル

炎魔法Lv.7

絶対防の鱗

「なるほど……スキルか」

このスキル、とんでもないな……。

(レオ様、ドラゴンの羽に攻撃してみてください)

「あ、そうか。羽はらかそうだね」

俺は転移で羽に近づき、至近距離から斬撃を飛ばして攻撃した。

すると……狙い通りドラゴンの羽は簡単に切れた。

そして、羽を無くしたドラゴンは、真っ逆さまに落ちていった。

背中から落ちたドラゴンは、鱗のおで落ちたことによるダメージは殆ど無さそうだが、俺はある事に気がついた。

「あれ? そういえば腹側には鱗が無いみたいだね」

どうやら、わざわざ羽を切らなくても下から攻撃をすれば倒せたみたいだ。

上から戦うのは悪手じゃん……。

「てことは、起き上がる前に倒さないといけないじゃん」

俺は起き上がろうとジタバタしているドラゴンに急いで近づき首に剣を突き刺し、力任せに切った。

ザシュ

『グギャアァァァ~~』

巨大なドラゴンは力が盡きた。

「よし、これで目的のは手にれたね」

そう言って、俺はリュック(のポケット)にドラゴンの死骸をれた……。

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