《継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》》新居の確認
家を未だがダンジョンにしてしまった次の日
俺は、今日も學校が終わった後新居に來ている。
ちなみに、リーナには今日は面白いことはしないからと言って家で待っていて貰っている。
そして、今から昨日、ダンジョンになってしまった我が新居について調べようと思う。
まずは、確認のためにもう一度家を鑑定してみる。
<ハウスダンジョン(未)>
家がダンジョン化しただが、まだ創造者のレベルが低い為、未なになってしまった。
使える機能は、ダンジョンの気溫調節、ダンジョンの核を使ってのダンジョンの監視、ダンジョンの自修復だけに制限されてある。
このダンジョンは一度だけ造り直しが可能です。
創造者:レオンス・フォースター
これで未? って思うのは俺だけか?
本來、気溫調節だけで十分なのに……監視と自修復まで付いてしまった。
気溫調節と自修復はなんとなくわかるが、監視だ。
鑑定には、核を使うと書いてあるが核とは改造するときに使った大きい魔石のことか?
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俺は、魔石を取り出して観察してみる。
しかし、魔石には特に何か書かれているわけでも、聞こえるわけでもない。
とりあえず、どうしたら良いのかわからないので魔石を鑑定してみた。
<ダンジョンの核(未)>
ダンジョンの監視が出來る。
作は、魔石にある魔力をかすことで出來ます。
創造者:レオンス・フォースター
「魔力作? あ、魔石の中に魔力の塊がある」
魔石の中には丸い魔力の塊があった。
とりあえず、しだけその魔力をかしてみる。
すると……魔力の塊がいくつもに分かれ、それがいくつもの映像になった。
どこにあるのかわからない部屋、玄関、そして廊下、風呂、庭などたくさんある。
そして、気になった映像の魔力をかすとその映像が拡大された。
拡大された映像には赤いゴーレム二が庭で辺りを見渡しているのが見える。
そして、しばらく見ているとある事に気がついた。
「あれ? この映像、ゴーレムを追いかけてないか?」
あまりにも映像がゴーレムに合わせて自然にいていたから気がつかなかったが、映像がいていた。
どうやら、気になったを追尾するシステムのようだ。
「これだけ高機能で未なのか……これで完したダンジョンはどんなことになってしまうのか?」
完されたダンジョンは試練のダンジョンみたいになるのか?
ということは今あるダンジョンは、昔、創造魔法を使える人が造った?
あと創造魔法のレベルがどのくらい上がればダンジョンを造れるのかな?
そういえば、今の俺のレベルってどのくらいだったけ?
久しぶりに俺のステータスを見てみる
レオンス・フォースター Lv.205
年齢:8
種族:人族
職業:創造士
力:974×100⁸/974×100⁸(1461×100⁸/1461×100⁸)
魔力:921×100⁹/921×100⁹
力:526×100⁸×1.5(789×100⁸)
速さ:607×100⁸×1.5(913.5×100⁸)
運:1000
屬:無、創造
スキル
鑑定 創造魔法Lv.6
無屬魔法Lv.5 魔力作Lv.5
無心Lv.3 剣Lv.8
魔力知Lv.5 転移
格闘Lv.9
稱號
異世界の記憶を持つ者
賢者
試練のダンジョン初級編踏破者
この前のドラゴン戦でレベルは1だけ上がったみたいだ。
流石に、このレベルになると急激にレベルが上がることはないみたいだ。
それと、創造魔法のレベルも上がっている。
<創造魔法Lv.6>
魔力を使ってイメージしたが造れる魔法
レベルが上がるほど造れる幅が広がる
材料があるともっと造れる幅が広がる
Lv.6…薬を造ることが出來る(生を蘇生が出來る薬は造れません)
薬を造れるようになったようだ。
薬か……。
あ、そういえば!
昨日造った<源泉かけ流し……風>に効能があるのはこのおかげなのか?
それと、蘇生は出來ないと書かれているが死んだ人を生き返らせることは出來ないということか……。
まあ、生き返らせることなんてLv.6で出來てしまったら、これ以上のレベルでどんなことになってしまうのか心配になってしまうよ。
ただ、それ以外の薬なら造れるというのも十分ヤバいよね?
これはどんな素材が必要なのかを含めて、すぐにでも薬造りを検証しないと!
……って、言いたいところだが、
今は引っ越しで忙しいのでまた今度に諦めるしかない。
そういうことで、知りたいことは確認出來たから家に帰って他の準備もやらないと……。
こうして、俺は転移でうちに帰った。
「ただいまー」
俺はそう言いながら家にる。
すると
「あ、やっと帰って來たみたいだね」
ばあちゃんがしニヤつきながら奧から出て來た。
「え、何かあったの?」
というより、何があるの?
「まあ、家の中にればわかるわ」
ばあちゃんはまたニヤニヤしながら部屋に戻って行った。
「どういう事?」
なんか怖いな……。
ばあちゃんが何を隠しているのか全く見當がつかないから……とりあえず、ばあちゃんについて行った。
そして、部屋にると
「久しぶりね。レオ、學校は楽しい?」
「え?? 母さん?」
「そうよ。母さんよ」
ソファーに母さんが座っていた。
「なんでここに?」
何かあったかな……全く理由が思いつかない。
「それは、レオが心配だからに決まっているからでしょ!」
そう言うと母さんは俺に抱きついて來た。
「ちょっ! え?」
いきなり抱きついて來ないでよ……しかも、それだけ?
「學校でシェリアちゃんとリアーナちゃん以外で友達は出來たの?」
「う、うん。ちゃんといるよ」
フランクとヘルマンは毎日教室で楽しく話す仲だ。
「それじゃあ、適魔法のことでいじめられてない?」
「うん、全然大丈夫だよ……」
大丈夫だよと言い切ろうとしたら、母さんが俺の肩を摑みながら真顔で見つめてきた。
「噓でしょ?」
「え?」
「噓をついたでしょ」
「そ、そんなことないよ」
「正直に言いなさい。私は既にリアーナちゃんに大のことは聞きました」
まさかの、俺から聞き出す前に知っていた件。
それじゃあ、俺が大丈夫って言っても信じるはずが無いじゃん……。
「えっと……創造魔法が無能だみたいなことを言われました……」
仕方が無いので正直に言った。
すると、母さんの目はウルウルしていて今にも泣きだしてしまいそうだった。
そして、もう一度今度は強めに抱きしめてきた。
「辛かったわね……今なら泣いていいのよ?」
「だ、大丈夫だよ! 仲のいい友達もいるし、何か言われても気にしてないから!」
「そう? でも、一人でため込んでいたらダメだからね? 絶対に嫌なことがあったら私やおばあちゃんに相談するんだよ?」
「わかったよ。何かあったら相談する」
「約束だからね?」
「うん、約束するよ」
うん……母親とはこういうものなのか?
俺の前世の記憶で、母親という存在があるのは元々知ってはいたが、人間関係の記憶を消された俺には、どのような存在で、前世の俺の母親がどんな人だったのかも全くわからなかった。
ただ、こうして母さんに抱きしめられるのは恥ずかしい気持ちもあるが……なんと言うか....心が溫まる気がする。
そんなことを考えていると、母さんが俺を抱きしめるのを止めての向きを変えた。
母さんが向いた先にはリーナが隠れて覗いていた。
どうやら、今のやりとりを見ていたようだ。
なんというか.....すっごく恥ずかしい!
しかし、母さんは
「リアーナちゃんも來なさい」
と両腕を広げた
急に言われたリーナは
「え、あ、あの、大丈夫です」
と戸っていた。
「そんなこと言わずに、ね? こっちに來なさいって」
母さんが優しい笑顔でリーナを呼ぶと、リーナは恥ずかしそうに近づいてきた。
母さんは俺と一緒にリーナを抱きしめた。
「リアーナちゃんも寂しかったわよね……」
そういえば、リーナは産まれてすぐにお母さんが殺されてしまったんだった……。
そうか……リーナは俺と母さんを見て羨ましかったんだな。
そして、やっぱりいつも明るいリーナでも心のどこかで寂しさがあったみたいだ……。
しっかりとは見えないけど、リーナは母さんに抱きつきながら泣いている様に見えた。
やっぱり、母親の存在ってデカいんだな。
そんなことを抱きしめられながら考えていた。
それからしばらくして……。
「もう大丈夫です。ありがとうございました」
「あら? もういいの?」
「はい。ありがとうございました。えっと……」
「お母さんでいいわよ?」
「えっと……はい。ありがとうお母さん」
「うん~ 可いわね~」
そう言いながら、母さんはもう一度リーナに抱きついた。
「これからも私をお母さんと思って接してね」
「は、はい」
リーナは恥ずかしがりながらも、母さんの言葉にどこか嬉しそうだった。
「よしよし」
母さんは、リーナの頭をでると俺の方に顔を向けた。
「それじゃあ、これから本題にるね?」
「え?本題?それじゃあ、今までのは?」
俺が心配で仕方がないから來たって言ってなかったけ?
「それは……可い子供たちをめでる時間?」
「め、でる時間……それで、本題は?」
「本題は……」
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