《狂的ロマンス〜孤高の若頭の狂気めいた執著〜》ヤクザと政略結婚!?⑱*
幸福に満たされてしまっている桜は、素直に、コクンと顎を引いてしまっていた。
 素直な反応を示す桜のことを尊は満足げに見遣っている。
ふっと時折見せるにこやかな微笑を浮かべ、眩しそうに眇めた瞳をいっそう細くし、『いい子だ』というように、桜の頭をに引き寄せポンポンとでてくれる。
そんな些細なことでさえも、この上なく嬉しいと思ってしまう。
いてもたってもいられなくなってくる。
を反転させ尊に向き合った桜は、尊の広くて逞しいにコツンと額をくっつけ、頬をりつけ、広い背中にギュッとしがみつく。
尊は桜のことをそのままけれるように、しっかりとあたたかなに抱き寄せてくれる。
自然と互いのがピッタリと隙なく著しあう。
桜のたわわなが尊の逞しい板にぎゅうぎゅうに押し潰され、重なりあった互いの素から、トクントクンとし速いリズムで高鳴りあう鼓が伝わってくる。
あたかも互いの心臓の鼓が共鳴しあってでもいるかのよう。
さっきまで空間を満たしていた水音もなにもかもがどこかに霧散していた。
  まるでこの広い世界に、たったふたりしか存在していないかのような、錯覚に陥ってしまいそうになる。
そうなると不思議なもので、あんなにも恥ずかしいと思っていたことも、どうでもよくなってくる。
ーー尊さんにだったら、なにをされても構わない。尊さんのしたいようにしてしい。私の知らない尊さんをもっともっと見せてしい。
心からそう思える。今なら、なんだってけれられそうだ。
  桜の口からも無意識に心の聲が零れ落ちていく。
「尊さんのこと、もっともっと知りたいです。私の知らない尊さんのこと、もっともっと教えてください」
その瞬間、尊のがビクンと微かな反応を示した。直後、下腹部に著している尊のからもそのが伝わってくる。
ーーこれって、私に反応を示してくれてるってことだよね。
なんて喜んでいるような暇もなく、尊にガシッと両肩を摑んで引き剝がされてしまい。
「おっ、お前は、またそうやって俺のことをーー」
普段は無表を決め込んでいて落ち著き払っている、尊らしからぬ酷く焦ったような言に、桜は訳がわからずキョトンとするばかりだ。
そんな桜の様子に、尊は項垂れたようにガックリと肩を落とし「はぁ」と長い長い溜息を垂れ流す。
桜はますます困し、黒みがちな潤んだ円らな瞳をパチパチと瞬かせる。
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