《狂的ロマンス〜孤高の若頭の狂気めいた執著〜》ヤクザから突然のプロポーズ!?⑥
なんでも極心會の會長であり尊の親代わりでもある櫂は、尊が極道の世界にることをよくは思っていなかったらしい。
『俺はお前を極道に引きれるために引き取ったんじゃねーんだぞ。今からでもやめちまえ。お前はこんなことやってちゃいけねーんだよ。おい聞いてんのか? 尊』
    だがそんなときには尊は決まって、困ったように笑って櫂のことを宥めるだけだったのだとか。
    今ではもう諦めてしまっているらしいが、以前はことあるごとに、極道の世界に引きれてしまった尊のことをなんとか説得しようとしていたのだという。
二年前、ヒサが極心會にってすぐの頃に、目上の構員らが話していたのを耳にしたことがあったらしい。
いつだったかヤスが席を外した折に、極道としてだけでなく、経営者としての素質にも秀でている尊に対して憧れを抱いており、自の目標に掲げているヒサがポロッと口をらせたことがあった。
尊が裏社會で『皇帝』と呼ばれるようになったのも、尊の経営者としての秀でた手腕と、他者にけをかけない冷酷さからだとか。例え同じ極心會の構員であっても決して隙や腹のを見せないことから、今では『孤高の若頭』などと呼ばれているのだという。
それはきっと、両親を既に亡くし天涯孤獨であることも関係しているに違いない。
そこがまたミステリアスで格好いいとヒサは目をキラキラと輝かせて語っていた。
またIT企業の経営者としての功を収めただけでなく、政財界との結びつきも強固にしていったらしい。
そういう太いパイプを持っているおで、警察にも目をつけられることもないんだそうだ。
よく言えばお互いが均衡を保っていると言えるが、悪く言えばおそらく癒著と言うことなのだろう。
けれども桜が知っている任俠映畫の世界とは違い、覚醒剤の売買や暴力にものを言わせて一般人を脅したり騙したりというような、犯罪には加擔していないらしい。
とはいえ、桜の前ではヒサもやんわりと濁していたし、極道組織なのだから、多は口に出し難いこともあるのだろう。
そういう意味でも、この世界に引きれてしまった尊に対して、櫂自思うところがあるに違いない。
   それらを踏まえると、尊は元々はこういう極道など無縁の世界にを置いていたのだろうことが窺い知れる。
尊の醸し出す気品から考えても、おそらく桜と同じような環境にを置いていたのではないだろうか。
そう思いはしても、ただの政略結婚の相手でしかない桜には、そのことを尊から聞き出すことなどできない。
仮に聞いたところで、心を許してもらえていない自分に、教えてなどくれないだろう。
それにきっと、れてはしくないはずだ。
両親を亡くして天涯孤獨になってしまっているのだ。過去のことなど、思い出したくないのかもしれない。
「ん? ぼうっとしてどうした? もう酔ったのか?」
いつしか思考に耽ってしまい尊の端正な顔をボーッと見つめていると、不意に聲をかけられ意識を向けてみる。
   すると聲音同様に穏やかな表で桜の様子を窺っている尊がふっと目元を緩める。
「はい。そうみたいです」
桜は心の機微を気取られないようにさりげなく、尊の言葉に乗じて、頬に手を當てはにかんで見せた。
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