《狂的ロマンス〜孤高の若頭の狂気めいた執著〜》極道の妻として⑱*
だが桜が安堵しかけた矢先。
「それにしても、お前って昔からそういう妙に強なところがあるよな。いや、昔以上か」
尊の呟きが耳に屆いたことでさっきまでの威勢なんて吹き飛んでしまう。
のなかはたちまち不安一に覆い盡くされていく。
「嫌ってことですか?」
恐る恐る出した聲も頼りないものだった。
けれど尊と話しているうち、いつものように尊のペースに引き込まれていく。
「いや、そうじゃない。お前は昔も今も充分可いから安心しろ。俺が保証してやる」
「本當ですか?」
「ああ、本當だ。お前にこうしてれられているだけでこうなるくらいにな」
「ーーひゃっ!?」
「これで形勢逆転だな」
桜が尊の男特有の反応にあたふたしている間に、既に尊に組み敷かれていた。
同時に、形のいいに不敵な微笑を湛えた尊の重低音が響き渡ったことで、途端にふたりの周辺には甘やかな雰囲気が立ち込める。
しかも、お互い湯上がりのため浴姿である。
尊の浴の元がはだけてしまっているせいで、ボディーソープの甘やかで濃厚な薔薇の香りが鼻腔を擽る。なんと言っても気が半端ない。
浴を纏った尊の圧倒的な香に當てられてしまった桜は、飲酒もしてないのに酔ったようにくらくらし始める。
その隙を突くようにして、尊は桜の無防備なへと優しく甘な口づけを降らせた。
尊は桜のことを甘なキスで翻弄しながら浴をし、あわいから手を忍ばせてくる。そのまま桜のけるように白いを味わうように、能的な厭らしい手つきでをまさぐり始める。
「んっ……ふぅ……んんッ」
重なり合うの角度が変わるたび、の僅かなあわいから自分のものとは思えないような、鼻から抜けた甘ったるい艶のある聲が零れ落ちる。
恥ずかしくて聲を我慢しようにも、尊の手にガッチリと後頭部を固定されているため葉わない。ぐにゃりと力が抜け切ったでは、ぎさえもままならない。
桜ののらかなを味わうかのように、優しく啄むだけだったものが、やがて桜の吐息と唾とを貪り盡くすかのような、より一層濃厚なものへと変化していく。
こうなってしまっては、尊によってとしての悅びを幾度となくの深部まで刻み込まれている桜には、もう抵抗するような気力も、恥じらっているような余裕もない。
ただただ尊の腕のなかでらにされてすべてを曝け出すことしかできない。
    晴れて尊と正真正銘の夫婦となったこの夜。桜は尊に翻弄される狹間でーー
やっと手にれることのできた、心の底からしいと願い、自分の手ずから摑み取ったこの幸せを、どんなことがあっても守り切ってみせる。
極道者である尊の妻としての覚悟を決めて、尊にすべてを委ね、甘やかで濃厚な快の坩堝へとを投じた。
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