《狂的ロマンス〜孤高の若頭の狂気めいた執著〜》本の夫婦として④
そんなことを思いつつ、尊との夫婦水らずの穏やかな時間を過ごしていたはずが……。
「けど、まだ二十歳で若いのに、子供を篭って、本當によかったのか? やっと自由のになって、好きなことができるようになったところなのに」
「私、母のこと、寫真でしか知らなくて。だから、いつか結婚して家から出たら、早く家族をつくるっていうのが夢だったんです。それが葉って、本當に夢みたいです」
若い桜のことを妊娠させてしまったことを悔やむように話す尊に、自分の気持ちを伝えていくうち、とうとう堪えきれなくなってしまった涙が溢れ始めた。
「こら、泣くなよ」
「……だって、本當に夢みたいなんですもん」
尊に困ったように苦笑いを浮かべて涙をキスで拭いながら咎められても、嬉し涙は余計に溢れるだけで止まらない。
それなのに、尊はここぞとばかりに、これまで桜が知らなかった刺青のことまで打ち明けてくる。
「夢とは心外だな。昔はあんなに俺に懐いてたクセに、そのことも忘れてるし。俺はずっと忘れられなくて、刺青に桜彫るくらい、桜のことがずっと好きだった。今も昔も。今まで言えなくて悪かった」
「……もう、そんなこと言われたら、余計涙が出るじゃないですか」
「嬉し涙なら仕方ないな。いくらでも泣いていいぞ。なら好きなだけ貸してやるから、ほら」
「……もう」
これ以上泣かされては堪らないと尊に抗議をしたところで、嬉しそうに満面の笑顔を綻ばせながら涙をキスで追いかけるように優しく拭うばかりだ。
「これからは、不安にさせた分、俺がこれでもかってぐらい幸せにしてやるからな」
「私も。私も、尊さんのこと幸せにしますから」
「なら、ふたりで幸せになろうな。いや、三人だな」
「ふふっ、ですね」
いつしかふたりで幸せにするしないと言い合っているうち、どちらからともなく微笑みあい見つめあっていて、気づけば尊の逞しい腕にほわりと優しく包み込まれていた。
ただこうしているだけで、心底安心できる。
桜は尊の広くてあたたかなにも心も全てを委ねて、いつまでもいつまでも微睡んでいた。
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