《世界最強が転生時にさらに強くなったそうです》やはり、俺のステータスは異常だったようです

俺は、食事を終え、今はシルフィと一緒に庭を散歩している。

「風が気持ちいいね~。」

「そうですね。」

「・・・。」

「・・・。」

今さっきからずっとこの調子で、ほんの一言二言で話が終わり、すぐに沈黙が來る。そして、俺とシルフィは顔が真っ赤である。

それもそのはず。なぜなら、庭の散歩をする前にシルフィの姉カルナさんにこう言われたからである。

「まだ、婚約はしてないんだから、イチャイチャするのも程々にね~。」

と言われたのである。そこには多分おふざけで言ったのも々あると思うが今の俺達にはすごいに刺さった。

「ごめんなさい。カルナお姉様があんなことを言わなければこんな雰囲気になることはなかったのに。」

「いや、こちらこそごめんな。なんか変に張してしまって。」

「いえ、シン様はずっと私に話しかけてくれたのに、私が答えるのが下手で話を終わらせてしまって、すみません。」

「いや、俺の方こそ話が繋げれてないからな。まぁ、どっちもどっちだな。あはは。」

「そうですね。ふふ。」

俺たちはそういうことで納得して、ようやく張から放たれた。

それから數分後。

俺たちは、屋敷へ戻り、またみんなで集まった。

「シ、シンさま。」

「ん?どうしたんだい、フィリアちゃん?」

「えっと、その、シンさまのことシンおにいさまってよんでもいいですか?」

「様はいらないな。だって家格的に言えばフィリアちゃんの方が上だもんね。」

「なら、シンおにいちゃんってよんでもいいですか?」

「ああ、もちろん。」

「ありがとうございます」

いな~、フィリアちゃんは。癒されるわ~。えへへ。

(マスター、気持ち悪いです。)

(す、すいませんでした。)

イリスから気持ち悪いと言われし凹んでいるとグレイさんから話しかけられた。

「シン君、ちょっといい?」

「はい、何でしょうか。」

「シン君のステータスを見せてもらいたいんだよ。上級ゴブリンの群れを一瞬に倒してしまうのだからどれくらい強いのか知りたいのだけれどいいかね?」

「はい、別に構いませんよ。」

ステータスオープン

そう心の中でつぶやくと目の前にいつも通りの異常なステータスが出てきた。それと【稱號】と【スキル】が増えていた。

増えていたもの。

【稱號】

【スキル】

《心眼》

この二つが増えていた。

ステータスを出したのだけれど周りからはまだ、なんの反応もない。どうしたのだろう?

(マスター、ステータスを相手に見せる時はステータスだけでよろしいのです。)

(そうなのか。ありがとう。)

まぁ、それもそうだよな。個人報だもんな。

じゃ、気を取り直して、ステータス

そう心の中で呟くとまたステータスが出てきた。

周りの反応は、どうかな?

「「「・・・」」」

あれ?みんな固まっている。まぁ、それもそうなのかな。あんなの異常だってくらい俺にだって分かる。

「シ、シン君、ちょ、ちょっと聞きたいのだがね、君は何者なんだい?」

何者って言われても、みんなと一緒の人間なのですが?っと言いたい。だけど、【稱號】にと付いているのでグレンさんの問については、當然の事だと思う。

そして、シルフィはと言うと。

「・・・」

まだ、固まっている。

「シルフィ、ゴメンな。隠す気なんかなかったけれどなんかずっと黙ってしまって。こんな人間かもわからん奴と結婚なんかしたくないよな。すまなかった。」

「・・・ふぇ、あ!ち、違います!今は、その、シン様が凄すぎて、つい、ぼーっとしていただけで、別にシン様を嫌いってことは考えてはありません!むしろ、さらに惚れてしまいました!!!」

「そ、そうか、なんか、ありがとう?」

「い、いえ、どういたしまして?」

また、俺らは顔を赤めてしまった。

「シン君、2人がラブラブのは嬉しいが、このステータスは偽裝したのかい?」

「偽裝?」

「シン君は、知らないのかね?ステータスは、ちょっとしたアイテムを使うと偽裝が出來るのだよ。」

「そ、そうなんでね。初めて知りました。」

「てことは、このステータスは偽裝をしてない、本だということか。・・・うん!シン君、このステータスは偽裝するべきだ。流石にこのステータスがバレると大変なことになるからな。」

「そうですね、偽裝が出來るのなら偽裝した方がいいと思っていましたから。」

「そうか、なら、今からそのアイテムを持ってこよう。エルベルト、頼む。」

「は、かしこまりました。」

そう言うとエルベルトさんは部屋から出て行った。

それからほんの數分後、エルベルトさんは手のひらに偽裝アイテムと思えるものを持ってやってきた。

「シン君、このアイテムに魔力を通しながら普通のステータスを考えれば偽裝ができる。やってみてくれ。」

グレイさんはそう言うと偽裝アイテムを俺に渡してくれた。

俺はグレイさんの言う通り魔力を通しながら本で學んだ知識を応用しながら普通のステータスを考えていた。

そしてすぐに、偽裝アイテムがだし俺のの中へとって行った。

「うん、出來たようだね。」

「そうみたいですね。」

俺は偽裝したステータス確認してみた。

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