《世界最強が転生時にさらに強くなったそうです》古の森ーPart3

・・・そこに広がった景とは、

「こ、ここがシン様のおすすめの場所ですか?」

「何もないです!!」

「ど、どういうことだ!?前は、ここに綺麗な湖が広がっていたはずなんだか!?」

そう、俺達がついた場所は、もはや何も無い荒野と言っていいだろう。

だが、そこの真ん中には、クレーターらしきものがあった。たぶん、ここに俺が見たことのある湖があったんだろう。

「ここで、何があったんだ?」

俺は、そう疑問に思った。

(イリスは、何か分かったりしないか?)

(はい、もちろん分かりますよ。)

(そうなのか!?教えてくれ!)

(分かりました。ここでは、ちょっと前までは、マスターが見た湖がありました。ですが、一週間ほど前にここに、二匹の竜が來ました。そして、その竜は、ここの湖の魚を獨り占めしようとして、喧嘩をしてしまったのです。その時に一匹の竜が放ったブレスで、湖が蒸発してしまったのです。)

(そうだったのか、ありがとう、ところでその竜は、どうなったんだ?)

(湖が蒸発したことで、獨り占めする魚がいなくなったので、二匹とも、帰ってしまいました。)

(その竜は、今どこにいるか分かるか?)

(はい、もちろん分かります。一匹は、今は、ここから東に100キロほど離れた窟で寢ています。もう一匹の竜は、ここから北に60キロ離れた草原で食料を探しています。)

(よし!それじゃ、今からそこに行こっかな。)

(行ってどうするのですか?)

(もう二度とこんなことがないように、ちょっとお仕置きをしてくる。)

(お仕置きですか。マスター、油斷はしてはいけませんよ。)

(ああ、分かってる。)

「俺、ちょっと用事ができたから、みんなは、ここでゆっくりしていってくれ。」

「シン様!?こんなところで用事ですか?もしかして、危険なところに行かれるのですか?」

「大丈夫だよ、シルフィ。絶対に帰ってくるから。」

俺は、そう言ってシルフィを軽く抱きしめた。

「ご主人様、私も行きます!」

「主、我も行きます!」

「2人は、ここでシルフィとサリィに、危害が加わらないように護っていてくれ。」

「「分かりました、全力で護りします!」」

「サリィも、あまり危険なことをしないようにな。」

「はいです!」

「よし!それじゃ行ってくるよ。すぐ帰ってくるからな。」

そう言って俺は、《飛行》のスキルを使って竜の元へ行った。

最初は、北の方に行くか。

「わー!シンお兄ちゃん、飛んだです!!」

「シン様って、飛ぶことも出來たんですね!」

「さすが、我が主、空を飛ぶなんで容易い事なんですね!」

「はぁ、ご主人様、行ってしまいました。」

それから數分後、俺は、ものすごい速さで空を飛んで、竜がいる場所へとついた。

竜も、俺に気づいたらしく、俺に向かってんできた。

「ギャーギャー、ギャーギャー、うるせぇな。」

俺は、《言語理解》のスキルを使って竜が言っている言葉を、理解した。

「貴様は、誰だ!なんの用で、我の元へ來た!」

「俺は、鳴上 真だ!お前たちが湖を蒸発させたせいで、俺の嫁たちや、従者ががっかりしてしまったじゃないか!そのことも含めてお前にしお仕置きをしに來た!!」

「ハーハッハッハ、我にお仕置きだぁ、笑わせるにもほどにしとけよ。」

「笑っていられるのもそのうちだぜ!行くぞ!!」

そう言って俺は、竜と戦闘をした。

數分後

「す、すみませんでしたぁぁぁ!!」

竜は、俺に向かってを低くして、頭を下げている。いわゆる土下座だ。

「これに懲りたら、二度と喧嘩なんかするんじゃないぞ!」

「はいぃぃぃ!二度とそのようなことはしません!すみませんでしたぁ!シン様ぁぁぁ!」

しやりすぎたかな?まぁ、これくらいしとけば、二度とあんなことはいないだろう。

「よし!今回は、これくらいで許してやる!だが、次したら…分かっているな?」

「はいぃぃぃ!!もちろんです!!」

「それじゃ、俺は、もう行くよ。」

そう言って俺は、《飛行》のスキルでまた、飛んだ。

それからまた數分後、次は、窟の中で眠っている竜に、話しかけた。

「おい!起きろ!」

「ん?なんだ、貴様?我の住処に勝手にりおって。」

それから、俺は、前にしたやり取りをした。

また、戦闘が始まって數分後、竜は、土下座をしていた。

「シン様ぁぁぁ!これくらいで許してくださいぃぃぃ!我が悪かったですぅぅぅぅ!もう二度と喧嘩なんかしないので許してくださいぃぃぃ!」

「今回だけだからな。次は、無いぞ!」

「ありがとうございますぅぅぅぅ!!」

「じゃぁな。」

俺は、そう言って、窟を出て、みんなの元へと戻った。

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