《世界最強が転生時にさらに強くなったそうです》ちょっとした騒ぎ

「おい、シンという者、しいいか?」

せっかくいい所なのに、と思いながら俺は、顔を上げた。

そこには、背が低いデブがいた。

「俺に何か用ですか?」

「ああ、そうだ。お主は、今、平民なのだろう?」

「ああ、そうだが、それがどうした?」

「たかが平民風が、王族のものと婚約するものは、どうかと思ってね。」

なんだ、こいつ。まさか、俺らの、婚約をなしにしたいのか?

「それって、どういう意味ですか?」

「まぁ、簡単に言うとだな、平民のお主なら、王族相手に、荷が重いかもしれないから、僕が変わってやる。」

「はぁ?」

こいつ、婚約を否定じゃなくて、変われと言ってきたぞ。

「僕は、隣國の第一王子、ドルファス・グイナーレた。」

へー、こいつ王子だったのか。

「僕は、王子なんだがら変わってくれるよな。」

うわ、こいつ、自分の地位を利用しやがった。

シルフィの方を見ると、シルフィも、こいつ何言ってんの?って顔をしている。

俺は、こんな奴がシルフィと婚約するのは、絶対に嫌なので、俺は、笑って言ってやった。

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「お斷りします。」

「な、なに!?」

こいつ、俺が斷ったことに対して、すごい驚いている。

まさか、こいつ、OK貰えると思っているのだろうか。

「シルフィ、こいつとの婚約するとしたら、どう思う?」

「シン様、それは、どういうことですか?もしかして、私を諦めるというつもりなのですか?私もさすがに怒りますよ。私には、シン様しかいないと思っているのですよ!」

「ああ、もちろん、そんなことは、分かっている。だけど、シルフィは、俺以外の男をどう思っているのかなぁと思ってな。」

「シン様以外の男の人なんて、どうでもいいのです。私には、シン様だけいればいいと思っているのです。」

「そ、そうなのか。」

そんなこと、はっきり言われるとすごい照れてしまう。

「おい、貴様!僕を放ってシルフィちゃんと、話すとは、いい覚悟だな。」

「すいません、し気になることごありましてね。それで、その話ですが、先程も言った通り、お斷りします。シルフィも、それでいいよな。」

「はい!もちろんです!」

「ということなので、その話は、終わりですね。」

「な!?ちょっと待て!貴様なんぞに王族の婚約者なんて、務まるわけなかろう?そこを、僕の好意で変わってやると言っているのだ!ありがたく思い、さっさと変われ!」

うん、改めて思った。こんなやつ相手をしてるだけで時間の無駄だ。早く帰ってもらおう。

俺は、シルフィと目で合図をとる。

シルフィも、俺の意見に賛なようで、頷いてくれた。

「えっと、ドルファス様?そろそろ引いてもらえませんか?後ろの人が迷しているので。」

ドルファスの後には、シルフィにお祝いの言葉を送ろうとしてくれる人達が並んでいた。

「ふん、それがどうした?僕は、王子なんだぞ。」

さすがの俺も今の言葉には、しキレた。

後ろにいる人も、だいぶ迷そうだ。

「もう一度言う。後ろが迷しているから、早くどけ。」

「貴様、僕に対してそんな言葉を使うのか?いい度だな。みんな、こいつ禮儀をしないらしいから、ちょっと痛めていいよ。」

そう言って、ドルファスは、自分の従者に命令した。

その従者たちも、何のためらいもなく來やがった。

「ぐふふ、僕の従者は、強いぞ。なんせ、レベルが、あと一上がれば10になるんだからな。」

ドルファスがそう言うと、従者たちは、ニヤッと笑って、俺に向かって來た。そして、思いっきり、拳を振り上げて俺の頬を毆った。

「ぐふふ、僕の従者のパンチが早すぎてくことさえできなかったか。」

ドルファスは、そんなことをほざいているが、もちろんそんなわけは、ない。

俺は、何もしていない未遂相手をボコろうとは、思わない。だから、俺は、未遂にならないよう、わざと毆られたのだ。

「さぁ、分かっただろう?平民風が王族をバカにするなど本當は、処刑ものだけど、僕は、心が広いからね。今回は、シルフィとの婚約を変わるだけで許してやる。」

「いや、別に許してもらわなくて結構ですよ。」

俺は、そう言って、俺の頬を毆ったやつの頬を俺も毆ってやった。まぁ、だいぶ手加減しているけどね。本気でやったら、顔、吹き飛んじゃうからね。さすがに、シルフィの誕生日でそんなことは、したくない。

でも、手加減しているとはいえ、俺の攻撃力は、異常なので、従者は、思いっきり飛んで壁に激突した。

「は?な、何がどうなった?」

ドルファスは、何があったかまだ理解出來ていないらしい。

シルフィは、さも當然という顔だった。というより、ちょっとやりすぎなのでは?という顔で見られた。

ん~、だいぶ手加減したんだけどな。

「次は、お前だ。覚悟しろよ。」

俺は、そう言って、ドルファスの顔を睨んだ。

「ひっ!う、うわぁぁぁぁぁぁぁん!!パパー、ママー、助けて~!!」

ドルファスは、そう言って、思いっきり泣きながら走っていった。

「ちょっとやりすぎたかな。」

「私は、従者の方は、しやりすぎとじましたが、ドルファスに関しては、もっとやっても良かったほどです!」

「シルフィ、もし、あいつがなんか言ってきたら俺に言え!絶対に助けてやる。」

「はい!!」

今度こそ、キスをしようとしたが、さすがにこんなに大勢の中、キスするのは、俺もシルフィも恥ずかしい。

「シン様、この続きは、後でお願いします。」

シルフィは、誰にも聞こえないように、俺の耳にコソッと言ってきた。

「ああ、分かった。」

周りを見ると、みんな、さっきのことで騒然としてた。

「皆様、お騒がせしてすみません。パーティは、このまま続行しますので、パーティを楽しんでください。」

俺がそう思った瞬間、ファルファラさんは、まわりの人を落ち著かせようと、周りに聲をかけた。

さすが、メイド長だ。騒然としていた狀況が、一瞬で靜まった。

「あ!シルフィ、これが、俺からの誕生日プレゼントだ、け取ってくれるか?」

「はい!もちろんです。」

俺は、そう言って、シルフィに、指っているケースを渡した。

「開けてもいいですか?」

「ああ、もちろん!」

そう言って、シルフィは、ケースを開けた。

「こ、これは。」

「はは、たぶんお前が持っているものの方がいいのあるとは思ったんだけど、どうかな?」

「嬉しいです!!この指、私が貰ったどのプレゼントよりも、嬉しいです!」

「そ、そうか、よかった。」

本當によかった。シルフィの事だから、け取りはするだろうなとは思っていたけど、こんなに喜ばれると心の底からホッとする。

「シン様、この指、一生の寶にします!」

「そうか、ありがとう。」

「シン様、シルフィ様、そろそろよろしいですか?」

ファルファラさんがそう言って、周りを見てみると、列に並んでいた人が、すごい苦笑をしていた。

あ~!恥ずかしい!

シルフィもそう思っているのだろうか、顔が真っ赤だった。

それから、列に並んでいた人たちは、俺とシルフィに挨拶をして行った。

「ふう、ようやくひと段落つけるな。それにしても、シルフィは、やっぱり慣れていたな。」

「はい、まぁ、多は、教えこまれましたからね。」

確かに王族なのだから、禮儀は、大切だろう。俺も、今度勉強しなくちゃな。

「それよりも、ドルファスの件は、大丈夫たのでしょうか?」

「ああ、確かにし気になったていた。」

そんな話をしていると、グレイさんが來た。

「シン君、シルフィ、その件なら問題は、ないよ。あの後、ドルファスの親が俺のところに來たが、俺は、こう言って帰らせたよ。王族といえども、神と法の下にある、ってな。」

なんかそれっぽいの、前世で聞いたことがあるな。

まぁ、でも、これで大丈夫だろう。

それから、し時間が経ち

「それでは、只今をもちまして、パーティを終了させていただきます。」

これで、パーティが終わった。

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