《気になるあの子はヤンキー(♂)だが、裝するとめっちゃタイプでグイグイくる!!!》61 中途採用
「トマトさん……盜撮はダメですよ」
俺はバカ編集白金の犯罪ほう助を事前に防いだ。
そもそも業務連絡で『JKを盜撮』とかバカすぎだろ。
「ええ~ トマトさんもモデルがいないと書けないっしょ! だって貞だし……」
サラッと人の経験を曬すな、白金。
「ご、ごもっともです……僕は今年で25歳なんですけど、生まれてこの方、の子と付き合ったことないので……」
ちょっと涙目じゃないですか!? トマトさん!
大丈夫です! 俺も貞ですから!
「ま、まあそれとの子のイラストを描くのは別なのでは?」
「いえ、僕もやはりモデルがいると、いないとでは全然違いますよ」
そんなものだろうか?
「なるほど……」
俺とトマトさんは互いに俯いて、「う~ん」と唸る。
「じゃあDOセンセイのモデルを見せてもらったらどうです?」
白金が人差し指を立てて、提案する。
「はぁ!?」
思わず、大聲を出してしまう。
だってモデルってミハイルことアンナちゃんだもの。
「それはいいですね」
頷くトマトさん。
「でしょ♪ じゃあDOセンセイはこのヒロインのモデルの方を私たちに連れてきてもらって……」
と言いかけたところで俺が止めにる。
「卻下だ!」
拳でテーブルをダンッ!と叩きつける。
普段、あまり的にならないせいか、白金もトマトさんも驚きを隠せなかった。
「ど、どうしたんです?」
目を丸くする白金。
「ヒロインのモデルは訳ありな子なんだよ……だから直接取材は卻下する」
だって男の子なんだもん。
「そうですか、困りましたねぇ……」
「ま、まあDO先生の大切なカノジョさんですしね」
ちょっといやらしい目つきで俺を一瞥するトマト……いや豚か。
なんか変なことでも想像してんだろうな。
「トマトさん、彼……いえ、彼は立派な取材対象であって対象ではありません。ですが、先ほども言った通り、彼は事があって簡単には紹介できないんですよ」
「そうなんですか?」
「ま、まあ深りしてほしくないってことです」
なんかわき汗が滲んできた。
わしがなんでミハイルをかばわないといけないんじゃ!
「……」
眉間にしわを寄せて、考え込む白金。
しばしの沈黙の後、口を開いた。
「トマトさんって確か高校中退者じゃないですか?」
「あ、はい。恥ずかしながら2年生の時に……」
そうだったんだ。
「なら、今から高校にれば、リアルJKと出會えるでしょ♪」
ファッ!?
「え……僕、25歳ですけど……」
浮くこと間違いなし!
「関係ないですよ。DOセンセイが今通學している一ツ橋高校に學すれば、年齢は関係ありません。下手したら死ぬ前のじいさん、ばあさんが通ってますから」
お前、サラッと高齢者のことディスるなよ!
かわいそうなこと言いやがって!
「は、はぁ……」
「よし! トマトさんは秋から一ツ橋高校に潛して、盜撮しまくってください!」
潛って……カメラは現地調達か?
「でも僕、あんまりお金ないです……」
「安心してください!」
パンツははけよ。
「経費で落としますから♪」
「そ、それなら……」
なん……だと?
俺は経費で學費を落としてもらってねーぞ!
新聞配達とない印稅で払っているというのに!
この待遇の差はなんじゃい!?
やはり書きとイラストレーターでは待遇が違うのか……。
「ちょい待て白金!」
「なんです?」
「俺はなんで経費で落とせないんだよ!?」
「だってトマトさんはイラスト一本で食っているプロですよ? DOセンセイみたいな二足の草鞋を履くようなセミプロと違ってお金がないんですもん」
「き、貴様……言わせておけば……」
「それにDOセンセイには々と経費で落としているでしょ? 先月の領収書一覧見ます?」
白金は一旦席を外して、編集部奧のデスクからレシートの束を手に戻ってきた。
「ほら? 経費で落としているだけでも謝してくださいよ」
全部、映畫のチケット代。
「ええ!? DO先生って経費で映畫を見ているんですか!?」
「ま、まあ小説家に映畫は必要ですよ……」
「そこは小説じゃないんですね」
「……」
クソッ! 豚のくせして的確にツッコミれやがる……。
「先月だけでも3萬円以上、払っているんですけど?」
白金のプレッシャーがパない。
ロリババアのくせしてこういう時だけ大人っぽいんだよな。
「わ、わかったよ!」
「ならトマトさんは秋から一ツ橋高校に學で決定ですね♪」
「うわぁ、何年も勉強してないけど、大丈夫かなぁ」
大丈夫だろ、あんなバカ高校。
また今度、映畫でも観るか。(もち経費で落とす)
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