《気になるあの子はヤンキー(♂)だが、裝するとめっちゃタイプでグイグイくる!!!》72 バブリージャグジー

俺とアンナの悪ノリは1時間にも及んだ。

寫真を大量に連寫しまくったので、スマホが熱を持つ。やけどしそうなくらい……。

故障してもしらね!

撮った寫真の中には際どいものも多く、いくら下著じゃないとは言え、ブルーのパンティが丸見えだ。

まあスク水のことだから、セーフっちゃセーフなんだが。

一通り、撮り終えたところで冷蔵庫から飲みをとる。

俺はアイスコーヒー。アンナに聞くと「ココアがいい」と答える。

二つの缶を持って、ダブルベッドに腰を下ろす。

「ほれ、かわいただろ」

「うん☆ でもいい汗かいたぁ」

額に滲む汗をレースのハンカチで拭うアンナ。

ココアをけ取ると、プシュッといい音を立ててプルタブを開く。

「んぐっんぐっ……ぷっはぁ☆ はぁはぁ、味しい☆」

このいやらしい飲み方はミハイルと同一人ですね。

俺もアイスコーヒーをがぶ飲みしてを潤す。

「はぁ、ちょっと暑いね」

そういうと彼元の襟をつまんでパタパタとあおぐ。

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橫から見ている俺からすれば、ドキドキが止まらない。

「そ、そうだな…エアコンでもつけるか?」

「うーん…それもいいけど……」

アンナはし頬を赤くして、うつむいた。

「どうした?」

なんだろう、さっき間違えてつけてしまった『大人の映畫』でも観たいのだろうか?

「お風呂……らない?」

「はぁ!?」

俺は思わず耳を疑った。

「な、何を言っているんだ、アンナ?」

驚く俺を見てアンナはクスクスと笑う。

「勘違いしないで。アンナのメイド服の下は何を著てた?」

「え? あ……水著か」

アンナさん、ちょっと積極的すぎやせんか?

「そう☆ だから二人でジャグジー使おうよ☆」

「でも、俺は水著なんか著てないぞ?」

フル●ンでれってか?

まあこの前『ミハイル』のときにで風呂ったよな。

俺ってば、完全にの子扱いしているやん! と自分にツッコミをれてしまう。

「タオルとか巻いたらいいんじゃない?」

「アンナがいいなら構わんが……」

「だってタッくんもたくさん寫真撮ったりして汗をかいたでしょ」

そう言ってアンナは俺のTシャツを指差す。

の指したところは脇。わき汗で二つの大きな地図が出來上がってた。

いやん、恥ずかしい!

「すまん、汗臭くないか?」

「うーん。ちょっと……するかも」

そう言ってまたクスクス笑いだす。

を見て思わず、頬が熱くなる。

「でも、お風呂で洗えばいいよ☆」

「へ?」

「ボディシャンプーとかで洗って干しておこう。エアコンとかでさ」

部屋にあったハンガーを指す。

よく気が利く方です、アンナさん。

「すまんが俺は家事全般、不得意だし全くやらん」

「そんなこと自慢じゃないよ!」

俺の背中をバシバシ叩いて笑うアンナ。

力は男だしあのミハイルだから、痛いのなんのって。

「大丈夫、アンナが洗うから。いで☆」

すいません、最後のセリフだけもう一回聞かせてください!

「りょ、了解した」

俺は素直にTシャツをぐ。

「じゃあアンナがお風呂場で洗っているから、タッくんはズボンもいどいてね☆」

サラッとどビッチ発言じゃないですか……ちょっとドン引き。

アンナは鼻歌じりに俺のTシャツを抱えて、もう一つの浴室へ向かった。

俺は部屋の中央に向かい、ジャグジーの前でズボンとパンツをいだ。

ちょうどいいところに手頃のタオルがある。

それを腰に巻くとジャグジーの蛇口を回す。

このホテルのジャグジーは可らしいことにハート型で、二人でればちょうど対面式に仲良く浸かれる。

そしてジャグジー裏にはガラス越しに中庭があり、緑と花々を堪能できる。

なんてロマンティック!

ここなら彼もイチコロだぜ! っと言いたいところだが、相手は男の子だからね。

~10分後~

「ふむいい湯加減だな」

ジャグジーにお湯が貯まったのを確認したところで、一足お先に浸かる。

「ふぅ……極楽極楽ぅ~」

ババンバ、バンバンバン!

「タッくんたらおじいちゃんみたい☆」

振り返るとそこには……。

「アンナ!」

ピチピチのスクール水著を著たが立っていた。

し恥ずかしそうにこちらを見ている。

ロングヘアーは首元でまとめられている。

「変……じゃない、かな?」

いやいや、変だよ。

お前の息子さんはどこにいったんだよ!?

太ももからおにかけてグイグイ食い込んでいる。

のに、肝心の『膨らみ』がない。

ペッタンコ。

どうやって隠したんだよ?

「……」

俺は言葉を失っていた。

だって、マジでミハイルっての子じゃね? と疑っていたからだ。

も膨らみがしある。ほんのしだが。

サイコー!

思わず生唾ゴックン☆

「なんかタッくんの目、やらしい」

橫目で俺を蔑むアンナ。

だが、その突き刺さる視線こそ、ご褒

俺はドMなんだって気がついた日。

「す、すまん……」

「アンナもっていい?」

「もちろんだ」

き通るような白い太ももが上がると、そっとジャグジーへ腳をれる。

お次は可らしい小さなヒップが俺の顔面を橫切る。

ここを寫真撮ったらダメかな?

「はぁ……いいお湯」

瞼を閉じて、肩にれるアンナ。

肩こりが酷いならわしがみましょうか? もちろんオプション付きで。

「ねぇ、タッくん。それってなあに?」

アンナが指した方向にはホテルのアメニティーが置いてあった。

「これは……ハーブか?」

袋詰めされたパックには花びらが複數確認できる。

「せっかくだかられてみよ☆ 貸して」

アンナは興味津々といった顔で俺からハーブをけ取り、封を開ける。

花びらが湯船に広がると、無だったお湯がピンクに変わる。

それと同時に赤い花びらが湯の上を泳ぐ。

なんて幻想的な世界なんだ……。

「うわぁ、キレイ~☆」

アンナはしているようだ。目をキラキラさせて喜んでいる。

そういうお前の方がキレイだぜ! と言いたいところだな。

「タッくん、そこのボタン押してみて」

「ん? これか?」

俺は近くにあった丸いボタンを言われた通り押してみた。

すると『ゴボゴボッ!』という豪快な音と共にジャグジーが泡を立てる。

なんとも気持ち良い。

日頃、新聞配達で肩やら腰やら凝り固まったところがほぐれる。

「これはいいな」

俺までジャグジーへのに便乗する。

「ね☆」

アンナも超ご機嫌。

笑顔の彼にこの雰囲気……何か間違いが起こっても仕方ない。

俺はなぜか恥ずかしくなってきた。

心底、彼の魅力にやられている。このままでは本當に彼を、アンナを好きなってしまいそうだ。

「タッくん、もうちょっと寄りなよ!」

手招きされて「うぃっす」とアンナにを寄せる。

もう……どうにでもして!

「ねぇ、タッくん?」

「ん、なんだ?」

「ちゃんとした取材になってるかな☆」

「も、もちろんだとも……」

これが正真正銘の彼だったらなぁ……チキショォォォ!

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