《勇者になれなかった俺は異世界で》衝撃とソラ
「……うぅ……うぉっ!?」
どうやら、寢難い寢難いと思っているに寢てしまったらしく、
重たい瞼を頑張って開けるとそこには真顔で此方を眺めている
ヤミと目と目が合い、思わず驚いてしまった。
「ますた、おはよ。」
「……ああ、おはよ。
……まさか、ずっと此処にいたのか?」
寢る前のヤミの位置と今のヤミの位置が全くと言っていいほど
ズレて居なかった。
「うん」
「ちゃんと寢たか?」
「ねた」
「なら、よし――ところで、結達はどこ行ったんだ?
あとスラの姿も見えないんだが」
周りを見渡すと、結達の姿とスラの姿が無かったので不思議に思い、
聞いてみた。
「スラならぁ、ローズぅ?の事を手伝いにいったよぉ、
後の人達はぁ、ウィルなんとかぁに訓練に連れていかれたよぉ。」
俺はヤミに聞いたつもりだったが、
何故かベッドの上でゴロゴロしているノイが答えてくれた。
スラはローズの手伝いか
、一何を手伝っているんだろうな。
結達はウィルライアの指導の下訓練か
……し気になるな、見に行ってみるか。
「そっか。じゃあ、見に行ってみるか。
一緒に來るか?」
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「いく。」
「ボクもぉちょうど暇だったしぃ行くよぉ。」
「分かった。じゃあ、ライラは……って寢てるし。」
ライラは気持ち良さそうにヨダレを垂らしながら寢て居た。
今さっき起きた俺が言える事じゃないが、一此奴は何時まで寢てるんだ。
「ライラはほっといて、ヤミ、ノイ、行く準備するぞ。」
「うん」「はぁいぃ」
・・
準備を終えた俺達は早速部屋を出て、
訓練を見る為、エリルスの記憶を辿り、
何時も訓練などをやったりしてる魔王城の外に向った。
「おぉ、やってるな。」
外に出ると早速目にってきたのは
結達がウィルライアの事を囲み攻撃している所だった。
だが、その攻撃は一発も當たっては居なかった。
「弱いねぇ」
その景を見てノイがボソリとそう言った。
「まぁ、余りそう言う事言うな。
あいつ等だって頑張っている。」
別にノイの言っている事は間違ってはいない。
結達は確かに弱い。
普通の人間から見ると強いのかも知れないが、
俺達から見ると結達の攻撃は弱い、
はっきり言って弱すぎる。
力、速さ、狙い、どれもがまだまだ甘い。
「俺も偉そうに言えないけどな。」
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「何でぇ?ソラくんは強いじゃん~」
俺の強さは殆どエリルスのおかげだ。
――いや、全てと言っても過言ではない。
エリルスが助けてくれたから今の俺が居る。
エリルスの記憶と加護があるから、真面に戦える。
俺自も頑張って狩りなどをしていたが、
所詮エリルスの記憶と加護が無かったらただの人間だ。
だから、俺の強さは全てエリルスから貰った偽の強さだ。
「俺の強さは偽だ。」
「ん~本當にそうかなぁ、
ボクにはぁ本の強さに見えるけどなぁ」
「そうか?俺だけの力じゃあいつ等にすら勝てないと思うけどな。」
「それはぁそれでぇ、見てみたい気もするけどぉ……これだけは言えるよぉ、
ソラくんは絶対に負けない。ってねぇ」
……一何を拠に言っているのだか
「――おーい。」
そんな會話をしていると、
此方の存在に気が付いたウィルライアが一旦訓練を中斷させ、
此方に手を振ってきていた。
俺は無視するのは可哀そうだと思ったので一応手を振り返した。
「お前さんも訓練手伝ってくれー!!」
ええ、何で俺が……でも、まぁどうせ暇だし良いか。
はぁ、面倒くさい。
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俺は心の中で文句をブツブツ言いつつも訓練に參加した。
訓練に參加と言っても俺はただ、
ウィルライアの説明を結達に分かりやすく伝えるために
ウィルライアと俺で実戦して見せるだけだった。
・・・・
それから毎日訓練をしたりして數日が経ち、
俺は魔王城の中を一人でブラブラしているとたまたまエリルスと出會い、
くだらない話をしていた。
「でね~我がデコピンしただけで~
そのモンスター破裂しちゃったんだよ~ははは~」
「いや、笑えねえよ。
さらっと怖い事言うな。」
「えぇ~怖いかな~
じゃあ――」
「魔王様・・・!!」
俺とエリルスが話していると、
突然凄い速さで此方に近付いてきた悪魔が、
エリルスの言葉を遮りそう言った。
「もぉ~話してたのに~でぇ~何~」
「それが……悪魔の全部隊が全滅しました――」
「は?」
俺は目の前の悪魔が余りにも唐突過ぎる事を言ってきて、
一瞬、何を言っているのか理解出來なく、理解するのに數秒掛かった。
だが、何と言っていいのか分からず、
口から出た言葉は『は?』の一言だった。
一何を言っている?悪魔の全部隊が全滅??
……冗談だよな?全部隊って軽く100萬は超えてるハズだぞ、
それが全滅だと……ありえないだろ。
「詳しく聞かせて」
今回の件は流石のエリルスも真面目になっていた。
それもそうだろう。
エリルスにとっては、自分の部下達が全滅したという事なのだから。
「はっ、我々は仲間を集める為に各地を回っていました。
ある者は命令通りに偵察、報告などをしており、
最初は順調に進んでいました……ですが、
反旗を覆す者が現れその悪魔は神々とに連絡を取っており、
つい先日、各地にいる悪魔達の殲滅を初め出しました。
我々は突然の奇襲で抗う事が出來ずに只々仲間がやられて行き
……私は逃げるのに必死――」
反旗を覆した者……裏切者か。
しかも、神共と協力か、神に協力して一何のメリットがあるんだ?
悪魔を全員見殺しにして戦力を大幅に削り、後は神共に任せて、
最終的には自分が魔王にでもなろうってのか?
はぁ、何処にでもいるんだなそういう奴は……ん?
俺は悪魔の話に耳を傾けながら、心の中で適當でカバカバな推理をして
ふと、悪魔の事を見るとしおかしな點があることに気が付いた。
此奴の話を聞いている限りじゃ、
悪魔達は抗うことが出來ずにやられて行って全滅したんだろ?
そんな圧倒的な躙を前にしておいて何で此奴は――
「なぁ、話の途中で悪いんだけど、ちょっと良いか?」
「はい?」
「お前って只の悪魔だよな?」
「は、はい……?」
「そうか。……では、何故お前には傷一つついていないんだ?」
此奴が魔王とかならまだわかる。
だが、此奴は只の悪魔だ。
別に悪魔が弱いって訳ではないが、
神共に躙されていたのに無傷なのはおかしい。
しかも奇襲だったなら尚更だ。
「そ、それは……たまたまですよ。
運が良く気付かれずに……」
運が良くてか……噓だって分かりやすいな。
此奴、全然俺と目を合わせようとしないし、
手で口付近りながら喋ってるし、目線が泳いでるし
……どこの世界でも噓を付くときの仕草は同じなのか
……だけど、何故此奴は噓を付いている?
神共に脅されているのか、それとも、此奴自が裏切り者なのか。
「そうか、変な事を聞いて悪かったな。続けてくれ。」
一番納得いくのは後者の方だろう――いや、ちょっと待てよ。
そう言えば、此奴エリルスの事を魔王様って呼んでいたよな
……エリルスは魔王ではなく大魔王だ。
普通悪魔ならだれでも知っているはず、
なのに此奴は魔王様と呼んだ……
まさかっ!いや、まだ結論付けるのは早いか。
萬が一此奴が悪魔ではなく神か何かだったとしたら一何を企んでいる?
戦力が大幅に減っている今なら全戦力で攻めたら例え相手に魔王が居ても
勝てるだろ、なのに何故神共は此奴だけを送り込んできたんだ?
此奴だけで何かが出來るとは思えない……
分からない……萬が一の時の為に一応スキルを発しておくか。
強化と……あっ、そうだ。
魔眼でずっと此奴のきを見て居たら何をやらかすかわかるじゃん。
俺はそう考え、強化と魔眼を使った。
「――です。」
俺がスキルを掛けたと同時に話が終わり、
俺の目には衝撃的な出來事が映っていた――悪魔、いや、
悪魔に化けている神が翼を広げ、黒い翼が一気に純白に染まり、
神は目にも留まらぬ速さで懐から剣を取り出しそれを構えて
エリルスに突っ込んでいく――と言う未來が見えた。
剣だと?そんなものでエリルスを倒そうと?
いや、今はそんなことはどうでもいい――っ!!
「うぉおおお!!」
魔眼で見えて居た通り、
神の翼が黒から白に変わる瞬間に俺はエリルスの前に飛び出し、
心でボロボロの短剣をイメージし、現化した。
短剣を手に取る頃には剣を懐から取り出した神が
目にも留まらぬ速さで此方に接近しており――ドゥンッと言う
何とも言えない音を出し、神が持っていた剣が見えない壁、
即ちボロボロの短剣によって弾かれた。
「――っ!?」
弾かれた衝撃によって、神はバランスを崩した。
俺はその隙を見逃さずに神の鳩尾に渾の一撃をねじ込んだ。
――グギッブチャッ
俺の一撃をくらった神が橫の壁に吹っ飛び、
壁にぶつかり、骨が砕ける音と臓か何かが潰れた音がした。
「――あ……ぁ――ぁっ…………」
「そ、ソラ~ありがとね~しやり過ぎな様な気がするけど~
その子死んじゃったよ~」
「そうか?此奴はエリルスを殺そうとしたんだぞ?
これ位當たり前だ。でも、報を聞き出せなくなってしまったな。」
「ん~そうだね~部下が死んじゃったのは悲しいけど
今はそれどことじゃないね~
取り敢えず皆に話さないと~」
「そうだな。」
俺とエリルスは皆に説明するために神の死を持ちながら、
円卓のある部屋に向った。
ちなみに、神が使っていた剣は剣先に猛毒が塗ってあった。
神の死を拾う前に確認した。
猛毒、しかも即死レベルの毒か
やっぱ流石の大魔王も毒には勝てないよな、即死だし。
・・
神の死を持ちながらやや早歩きで進んでいると、
反対側からメルキアが歩いてきた。
エリルスがいる事に気が付いたメルキアは立ち止まり、
深々と頭を下げた。
エリルスはそんなメルキアの前に無言で立ち止まった。
「……」
「……」
え?何してるのエリルス。
そんな無言で立ち止まって……メルキアが凄い気まずそうだし、
ずっと頭を下げているメルキアのも考えてやれよ
……本當に一何をしているんだ?
俺がそんな事を思っている中、
何時もは堅苦しい口調で何事があっても割とじない
メルキアの頬から汗がたれ地面に落下し、
段々焦りが見えてきた。
一方、ずっと無言のまま立ち止まっている
エリルスの頬からも汗がたれ始めた。
……え?何でエリルスも汗かいてるんだよ
「なぁ、エリルス。
お前は一何がしたいんだ?」
俺は見てられずエリルスに聲を掛けた。
「いや~メルキアに伝えたい事があるんだけどさ~
全然頭上げてくれないからどうしようか悩んでるんだよ~」
「……は?」
何言ってんのこの大魔王様は!!
全然頭上げてくれない?當たり前だろ!お前は大魔王だろ!?
魔王、いや、悪魔達全員を統べている大魔王様だろ!?
會議とか呼び出しがあったなら兎も角、
そんな相手と普通に出會って許可無しに頭上げるわけないだろ!
「エリルス……もうし自分が大魔王だって自覚を持て。」
「ええ~?」
「こういう時はエリルスが何か言わないと!」
「ん~そうなんだ~じゃあ~
メルキア~話があるからこっち向いて~」
「は、はい。」
此方を向いたメルキアは凄い量の汗をかいていた。
「えっとね~大事な話があるから~會議を開こうと思うんだよね~
だから~みんなに伝えといてくれないかな~」
「はっ!」
メルキアはビシィ!!
と言う効果音が出そうな程勢い良く敬禮をした。
あれ?メルキアってこんなじだっけ?
前は『貴殿』とか言ってきてた様な気がするんだけど
……まぁ、いいか。
敬禮を終えたメルキアは再び、
エリルスに向かって深々と頭を下げてから急いでで
他の魔王達に伝えるべく疾風の如く消えて行った。
「よし~じゃあ~行こうか~」
「ああ。」
それから俺とエリルスは余り會話をわすこと無く黙々と歩いた。
途中エリルスが何やらキョロキョロしていたが余り気にしないで俺は歩いた。
そして、気が付けば円卓のある部屋の前に著いていた。
――ゴゴゴ
エリルスが扉を開けると相変わらずの音を出し扉が開いた。
エリルスが中にり、扉が閉まり始め俺は急いで扉が閉まる前に部屋の中にった。
「まだ誰も來てないね~」
「そうだな。まぁ、すぐに來るさ。」
さっき、メルキアが皆を呼びに行ったばかりだから
普通ならまだまだ來ないと思うが、
魔王達に俺の普通は通用しない。
あいつらは異常だ。
それから數十秒後、
案の定扉の騒音と共に魔王達がぞろぞろと部屋の中にってきた。
見た限りウィルライアは訓練中の結達やそれを見ているヤミ達の事は
置いてきた様だ。
魔王達は俺が持っている神の死の事を不思議そうに
見ながら空いている席に著いた。
「よし、皆席に著いたな。
皆ソラが持っている死の事が気になると思うが、
順を追って話す。」
俺はエリルスが真面目に話している事の方が気になるんだが……
「先程、我とソラの前に今は死となった神が現れ――」
エリルスが真面目に話している中俺は、
何時もの喋り方よりこっちの喋り方の方が聞き取りやすいし
話がスムーズに進むなーなどと思っていた。
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8 77【書籍化・コミカライズ】無自覚な天才少女は気付かない~あらゆる分野で努力しても家族が全く褒めてくれないので、家出して冒険者になりました~
各分野のエキスパートである両親と兄姉5人を持つリリアーヌ・アジェットは幼いころから家族から最高水準の教育を受け続け、15歳になった今ではあらゆる分野で天才と呼ばれている。 しかし家族が全員「この子はこんなに可愛い上に素晴らしい才能もあるのだから、自分くらいは心を鬼にして厳しいことを言わないとわがままに育ってしまうだろう」とそれぞれ思っていたせいで、一度も褒められた事がなかった。 ある日突然遠縁の少女、ニナが事情があって義妹となったのだが、いくら頑張っても自分を認めてくれなかった家族が全員ニナには惜しみなく褒め言葉をかける様子を見て絶望したリリアーヌは書置きを殘して姿を消した。 (ここまでが第8部分) 新天地で身分を偽り名を変えたリリアーヌだが、家族の言う「このくらいできて當然」という言葉を真に受けて成長したため信じられないくらいに自己評価が低い。「このくらいできて當然の最低レベルだと習いましたが……」と、無自覚に周りの心をボキボキに折っていく。 殘された家族は「自分を含めた家族全員が一度もリリアーヌを褒めたことがなかった」とやっと気づくのだが…… 【コミカライズ進行中】
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