《勇者になれなかった俺は異世界で》意外と転生は幸せかも
「ふむ……我ながら中々のイケメンだな。」
朝食を終え俺は部屋に戻り、
部屋の中にある、お父さんの長と同じぐらいの
大きめな鏡の前で生まれ変わった自分の姿を眺めていた。
鏡を見たのは初めてでは無かったが、
改めて見ると中々のイケメンだ。
まぁ、イケメンと言っても生まれ変わる前の自分の姿と比べてだ。
し明るめの茶髪で若干ツンツンヘア、
瞳のも髪と比例してし明るめの茶だ。
顔立ちは良くも無く悪くも無く……いや、結構良い方だ――と思う。
長はまだ小さいが、恐らくこれから大きくなるだろう。
つか、大きくなってもらわないと困る。
せめて165以上は行きたい。
「名前と言い見た目と言い……」
これもあのヘリムの野郎がやってくれたのか?
名前はアイツがやったとしても流石に見た目までは無理か。
にしても、世界を救ってしいなら人間じゃなくて
もうし強い種族に転生させてくれれば良かったんじゃねえのか。
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まぁ、前學んで分かった事だが、
最初から最強はつまらないよな。
なんだかんだ言って最弱って一番面白いかもな。
つか、親が人狼ってどういう事だよ。
「おーい、ソラ!ちょっと來てくれー」
下からお父さんが俺の事を呼ぶ聲が聞こえてきた。
部屋から出てゆっくりと階段を降りて、リビングへ向かった。
「おっ、來たか。」
「何?」
リビングに行くと、何やらお父さんが武裝をしていた。
隣には赤子の時に良く抱っこしてくれたが立っていて、
そのも武裝をしていた。
武裝?何かあったのか?
つか、人狼って武裝する意味あるのか?
何かこう、変したらばぁっとなって武裝何て関係無いと思う……
「これから訓練に行くんだが、一緒に行くか?」
「ええ?ヴェインさん、
幾ら歩ける様になったからって訓練するのはまだ早くないですか?」
「なーに、見學させるだけさ。」
訓練か、この世界の戦い方とか興味あるし、
それよりも人狼の戦い方が知りたいな。
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よし、行こう。
「行きたい!」
無邪気な年風を裝ってと。
「おお、そうか!じゃあ早速行くぞ!」
・・
「うわぁ……」
何もねぇ……無駄に広いな。
學校のグランドの倍位の大きさの土地だが、何もない。
周りには自然かな森が広がっているが、
この場所だけが何もなくなっており、緑が一切ない。
「はっは、何もない所だろ?」
「うん……」
「何でこんなに広いのに何も無いのか分かるか?」
何で……何か理由なんてあるのか?
訓練が激しくてここだけが禿げちゃったとか?
つか、普通に答えたら不味いな……ここは子供らしく
「分かんない。」
「そうか、じゃあ説明してやれ、ディオナ。」
「えぇっ?私ですか?」
何時も抱っこしてくれてたの名前はディオナって言うのか。
初めて知った。
「ああ、ソラは子供だから簡単に頼むぞ。」
「何で私が……分かりました。えっとですね、
ソラ君よーく聞いててくださいね――」
・・
要するにどっかの馬鹿と馬鹿が喧嘩して
昔は自然かだったこの場所がこうなってしまったと。
馬鹿と馬鹿ねぇ……
一どこの馬鹿と馬鹿なんだろうな。
赤の馬鹿と帽子の馬鹿……あぁ、簡単に正がわかってしまう……
「凄い!」
たった二人でこの広さを……人狼って凄いんだな。
この世界の平均の強さ自知らないからどれ程凄いのかは知らないが。
「確かにそうですが、
此方としては結構な迷ですよ――ねっ!」
ディオナはそう言ってお父さんの事を睨みつけた。
「~♪」
お父さんはまるで自分は関係ないかの様に口笛を吹いて誤魔化していた。
「はぁ……ソラ君はヴェインに似ないで良い子に育ってくださいね。」
「はーい。」
・・
「ごっほん、じゃあ、お前等ー訓練を始めるぞー」
お父さんがそう言うと皆が一斉に整列した。
「じゃあ、何時も通りにやってくれー」
「え。」
他の人狼達は二人一組になって持ってる模造刀で打ち合いを始めた。
えぇ……これだけ?しかもやる気なさそうに打ち合うな……
「ん?どうした?――ああ、あまり迫力が無くてガッカリしてるのか?」
「う、うん、まぁ……」
「まぁな、俺達人狼は基本的にこの狀態では戦わないからな、
この訓練は単なる遊びだ。」
じゃあ、何でそんな武裝してるんだよ。
「そうなんだ。」
「まぁ、俺達が戦う事なんて滅多にないから訓練自無駄なんだけどな。」
「そうなの?」
「ああ、まだ理解できないと思うが、
俺達人狼は上位種族だから戦いを挑まれる事が余り無いんだよ。」
そうなのか……この世界の事は良く知らないが上位種族なのか。
人狼ね……他の種族の事も良く知らないがやっぱ強いんだな。人狼。
今度この世界の本でも読み漁ってみるか。
・・・・
特に何も起こる事が無く、訓練は終わった。
狼の姿には一度もならないでずっと人間の姿で打ち合っていただけで、
見てるだけのこっちとしては凄く暇だった。
「ねぇ、お父さん。」
「ん、何だ?」
「本を読んでみたいんだけど、家にある?」
訓練が終わり、皆が片付けをしている中俺はこのまま家に帰っても暇だし、どうせ暇なら本でも読んでこの世界の事などを知りたい、と思いお父さんに聞いてみた。
「ん?本なら図書館に沢山あるぞ。」
「行きたい!」
まじか、この世界にも図書館ってあるんだな。
余り贅沢を言わずに家にある本だけで我慢しようと思っていたが、これは中々良い事を聞いたな。
「連れて行ってやりたいのは山々なんだが、この後用事があるんだよな……」
「そっか……」
本當なら一人で行くから良いよ。
と言いたいんだが、生憎場所も分からないし、図書館と言うからには棚に沢山の本が詰まっているだろう。
もし、読みたい本が高い位置にあったら俺の長では取る事が無きない。
あぁ……殘念だけど仕方ないか。
「ごめんな、そんな悲しい顔しないでくれよ。今度連れて行ってやるからさ。」
「副団長。自分で良ければ連れて行きますよ。」
おっ?
「おお、そうか!助かる、ゴウル。」
凄く背が高く、滅茶苦茶ごつい男だ。
2mは超えてるだろうな……パッと見は厳ついけど何だか紳士っぽい。
「ソラ君、私で良ければ連れて行きますが、行きますか?」
「行く!!」
「そうですか、では迷子にならないように私の手を握ってください。」
ゴウルはそう言って手に付けている防を外した。
防の下からは白い手袋を履いた手が現れた。
うわぁ、本當に紳士かよ……にしても手をつなぐ必要あるのか?
まぁ、ここは子供らしく。
「うん。」
「では、行ってまいります。副団長。」
「おう、頼んだぞ!」
・
・
・
・
ゴウルに連れられて、図書館まで來た。
外見は良くRPGとかで出てきそうな塔の様で、裝は、本棚がずらりと並んでいる。縦にも橫にも兎に角沢山だ。真ん中には螺旋狀の階段があり遙か上まで続いている。恐らくあの螺旋狀の階段を上って高い所の本を取るのだろう。
「ソラ君はどのような本をお探しで?」
ん~そうだな、この世界の事を調べるのも良いが、こんなに本があるんだ。
まずは近な事から調べるか。
「人狼に付いての本とか読んでみたい!」
「ふむ、人狼の本ですか……し待っていてくださいね。」
こんな大量の本の中から探すのか……大変だな。
・
・
「お待たせしました。」
「ありがとう!」
ゴウルは結構分厚い本を持ってきてくれた。
表紙には『人狼』としか書いていない。
シンプルでいいね。
「こちらに座ってお読みください。」
優しいな、本當に紳士だ。
「ありがとう。」
「もし、読めない字がありましたら私にお聞きください。」
「うん!」
さて、読むぞ。
人狼――狼男、狼。
普段は人間と同じ姿で生活しているが、戦闘などの時には狼の姿になる。
凄い運神経と力があり、他の種族が困っていたら直ぐに助けたりしてかなり人気があった。
だが、世界改変が起きてからは――
世界改変?
「ねぇ、この世界改変って何?」
「おお、良くぞ読めましたね。世界改変と言うのはとある神が言った宣言によって――」
ああ、あの事か。
世界改変が起きてからは、助け合いなどは一切せずに邪魔者は徹底的に排除していく種族と化していった……
なるほど……他にも々書いてあるな……
その後も俺は々な所を読んでいろんな事を知った。
人狼の歴史、特徴……
「ふぅ、」
大本を読み終わり、息を吐いた。
「――と言う事がありまして、この事を世界改変と読んでいます。」
って、まだ説明してたのかよ。
丁寧だなぁ
「そうなんだ!」
さて、人狼の事は何となく理解できたが、次はどうしようか。
……そう言えばこの世界に魔法って存在するのか?
魔法があるとないとでは俺の戦い方も大きく変わる。
知っといて損はないだろう。
「ねぇ、魔法ってあるの?」
「魔法ですか……あるにはありますが、使っている人は余り見かけませんね。気になるんでしたらその本も探してきますよ。」
「おねがい!」
「はい、わかりました。」
やっぱあるのか、魔法。
そりゃそうだよな、異世界だし。
つか、無かったらかなり辛かった、魔法なしで世界を救えとか無理だからな。
俺人間だし。
「お待たせしました。」
あれ、今回はやけに早いな。
「ありがとう!」
うわぁ、何だこれ。
隨分と薄っぺらいな。
ゴウルが持ってきてくれた本は、凄く薄い。
本と言うよりは紙だ。
果たして容はどんな事が書いてあるんだろうか。
恐る恐る表紙をめくるとそこには、1ページだけが在った。
はぁ?何だよこれ!本當に本かよ……でも、まぁ、容を見てみないと何とも言えないな。
魔法。
魔力を消費して魔法を作り出す。
生があるものは生まれつき魔力を持っている。
僅かしか持っていない者も居れば、大量に持っている者もいる。
魔法を使うにはまず、自分がなんの屬に適しているかを調べる必要がある。
火、草、水、土、闇、、無。
これらの屬からなり、自分の屬に適した魔法の
スペルを唱える事によって魔力を消費し魔法が発する。
以上。
……くそっ!何だよこれ!分かりやすいじゃねえか!
魔法を使うにはまず屬を調べる必要があるのか……
「ゴウルさん、どうやったら屬を調べる事が出來るんですか?」
「屬は魔水晶という水晶に手をれれば自分がなんの屬に適しているのかが分かりますよ。確か、ルヌイ婆さんが持っていたような気がします。もし、興味があるのなら連れて行きましょうか?」
「行きたいです!」
おおっ!流石紳士さんだぜ!わかってる!!
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