《勇者になれなかった俺は異世界で》巨大、協力、邪魔
「よーし行くぞ~」
ポチと魔力を繋げて騎乗を発させ大賢者田中がいる國まで向かう。
向かうと言っても俺はその國がどこにあるのかなんという名前なのかすら知らないため、
移は全てポチに任せている。
知りなポチは迷うことなくスイスイと進んでいく。
あまり戦爭に興味が無い仕草を見せていたポチだったが、
いつも以上に移速度が速く、心なしか急いでいる様な気がする。
これはあれだ、悔しいのにじちゃう!と似たじだ。
興味ないと言っているのにが勝手にいちゃう!
『ソラよ、喰われたいのか?』
あ、ごめんなさい……
ついつい騎乗を使っているのを忘れてしまい
心の中で々と考えてしまうのだが、それは全てポチに筒抜けだ。
『我が何故急いでいるのかわかってるだろ?』
ポチがこちらの心が読める様に俺もポチの心を読めるのだ。
ポチが急いでいる理由は決して戦うのが楽しみだからと言う事ではない。
どうやら神様を倒して俺の世界に行けるという事が楽しみで仕方がない様だ。
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それも仕方がない事だろう。數え切れない程の年數をこの世界で過ごしているのだ。
流石にこの世界に飽き飽きとしているのだ。
知らないことが沢山ある新しい世界に行くことはポチにとって
この窮屈でつまらない世界から抜け出せる待ちに待った機會だ。
ポチから新鮮な反応を奪わない様にと俺はあちらの世界の事を考えるのをやめる。
騎乗狀態では俺があちらの世界の事を考えるとポチにネタバレをしてしまう事になる。
こんなにもワクワクしているポチにそれはあまりにも酷な事だ。
「ポチさんやい、あとどれぐらいで著くんだ?」
『寢てても構わないぞ』
話題を変え何時頃に著くのかと尋ねると、
ポチの口からはそう飛び出し、心からは丸一日かかる事が読み取れた。
ポチは俺と違いどこにでも転移出來るらしいのだが、
この移は戦う前のウォーミングアップとの事だ。
準備運は大切なので、決して急かしたりはしない。
丸一日もかかるとの事で俺はその間を有効活用して
エクスマキナについて予習をしておくことにした。
『巨大、強力、邪魔』
「なにそれ」
『エクスマキナの報だ』
どうやら冗談を言っている訳ではないらしい。
だが、それが真実だとは到底思えない。
俺のしっているエクスマキナは普通の人間とあまり変わりがないのだが、
ポチの言うエクスマキナはまるで化けの様ではないか。
『まぁ、行けばわかるさ。何故あいつらが序列一位なのかも納得できると思うぞ』
そうなのか、てっきり過去をみたりできるから序列一位なのかと思っていたのだが、
ポチが言うには序列一位の理由は巨大、強力、邪魔らしい。
大きくて強くて邪魔くさい……想像つかないな、なんだろう
エクスマキナの真の姿を想像していると
徐々に眠たくなり気が付けば寢てしまっていた。
目を覚ますと辺りはすっかりと暗くなっていたが、ポチが未だに走り続けている。
結構な速度が出ているはずだが、それでもまだ著いていない。
『そろそろ著くがどうする?』
「ん~そこらへんで休むぞ。何ともないと思うが流石にそろそろ休憩すべきだ」
実際ポチにとってはこの距離どうということは無いのだろうが、
數時間ずっと走り続けているポチをみてし心配になり、
何か問題が起きてしまう前に休んでおくように言う。
『そうだな、一応休んでおくか』
「ああ」
草原で一旦止まり、姿勢を低くして俺を包み込む形で丸くなるポチ。
周りが真っ暗の狀態なのでし不安だ。
何か魔が出て來そうで怖い。
「おっ」
そんな事を思っていると、ポチが魔法を使って
辺りを照らしてくれるの球を生み出してくれた。
流石はポチだ、気が利く。
……逆にに魔がやってきそうな気もするが、そこは気にしない気にしない。
數時間ほど休んだ後辺りは未だに暗いが、俺とポチはき出していた。
再びポチに乗り移をすると今度は數十分程で國が見えてきた。
巨大な壁に囲まれているのだが、その部からは発が起き、火が上っていた。
どうやらあそこも戦地となっている様だ。
『あれをみろ』
「ん……うわぁ、なにあれ?」
ポチに言われるがまま視線をずらしてみると、
そこには壁の側にいる巨大な頭があった。
顔立ちは普通のなのだが髪の一つ一つに意思があるかのように蠢いており、
たまに、その髪のから魔法を放っている。
全像は見えないのだが、壁からはみ出ていると言う事から
かなり巨大と言う事が分かる……つまりあれがエクスマキナ!?
『その通りだ。あれがあいつらの真の姿だ』
「うわぁお」
つまり大賢者田中はあんな――いや、あんなと言ったら失禮だな。
あの巨大な方と同じ種族にをしたという事なのか。
ま、まぁ、人は見た目だけじゃないって言うからな、
きっとエキスマキナは良い格してるんだろうなぁ
そんな事を考えながら俺とポチは壁の中へと侵していく。
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