《クラス転移で俺だけずば抜けチート!?》11話 ボス戦

今日、とうとう俺と白井は、50階層に著いた。

まぁ、そんなにきつくなかったけどな。

なんか知らないけど途中で斉藤と神崎を抜かしてしまったらしい。

50階層の最後にはボス部屋がありボスと戦わなくちゃいけないそうだ。

俺らなら大丈夫だろうけどな。

それから俺と白井は、50階層を探索し盡くす。

「とうとう著いたね、柊君!!」

「ああ、そうだな。」

俺らの目の前にはボス部屋と見られる重そうな扉があった。

俺は、その重そうな扉を開ける。

その中にってみたがボスと思わしき魔がいなかった。

「何も無いね。」

「うん、何も無いな」

いや、気配はじる……気がする。

「白井!危ない!!」

俺は、白井ごと橫に飛んだ。

「大丈夫か、白井!!」

「う、うん、ありがとう。でも、どうしたの?」

「白井が立っていたところを見ろ。」

「ん?」

白井は、今さっきまで立っていた場所を見た。

「あ、あれは!!」

そこには今さっきまで姿も形もなかったボスの魔がいた。

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長3メートルってとこか?

白いで鋭い牙と爪を持っている四足歩行の魔

「あれは、ホワイトウルフだな。」

ホワイトウルフは、ボス部屋限定の魔でこいつを倒せばある程度の力の持ち主として認められるって、シェレールさんに聞いた。

「魔の正が分かったのはいいけどなんで最初姿が見えなかったの?」

「ホワイトウルフには隠蔽スキルがあってそれで最初隠れていたんだろう。」

隠蔽は、結構厄介なスキルだが1度姿を見てしまえばもう隠蔽のスキルを使うことは出來ない。

となればこっちのもんだ!

「白井、いくぞ!」

「うん!!」

俺は、ホワイトウルフに向かって走り出す。

白井は、俺の援護のためにし距離を置く。

「グォォォォ!!!」

ホワイトウルフも鋭い牙や爪見せながら俺に向かって走り出す。

結構早いな。

だけど、俺の敵じゃないな!

俺は、ホワイトウルフの攻撃を避け軽く蹴る。

蹴られたホワイトウルフは、數メートル先まで飛ばされる。

なぜ思いっきり蹴らないかって?それはもちろん白井にも経験値を上げるためだからだ。

経験値を得るためにはただいるだけじゃダメなので1発でも攻撃を當てないといけないのだ。

「白井、次頼む!!」

「うん、分かった!」

白井は、詠唱を始める。

詠唱が終わり白井は、刃のような風魔法を繰り出す。

「ガァァァァァ」

ホワイトウルフは、魔法をけて苦しんでいる。

「よし、あとしだな。」

「うん、そうだね。」

「ちょっと待ったぁぁぁぁ!!!」

なんだ?この聞き覚えのあるクズ野郎の聲は?

あはは、クズ野郎っていえばあのコンビだな。

「柊、てめぇ俺たちの邪魔すんなよ!」

「は?邪魔?」

「お前、どうせ何かセコして俺たちを抜かしたんだと思うがここでそこの魔を倒すのは僕たちだ!!」

な、なんて言いがかりだ。

さすがご都合主義野郎だな。

「お前らこの前俺にボコられたくせにまだ懲りてねぇのか?」

俺は、ちょっと挑発気味に言ってみる。

「う、うるせぇよ!あの時は周りのやつが邪魔だったし俺の気分も悪かったから仕方ねぇんだよ!」

「そうだ!僕もあの時お姫様がいたから本気を出せなかったまでだ!」

こ、こいつら本當にやべぇな。

本當に毎回思うがこんなヤツらにいじめられていたのが恥ずかしいわ!

っと、こんなことしているせいでホワイトウルフの力がだいぶ戻ってきているな。

「よし、白井そろそろとどめさすぞ!」

「邪魔なんだよォォォォ!!!」

俺と白井が攻撃を仕掛けようとした瞬間神崎と斉藤が飛び出してきて俺たちの邪魔をしてきた。

邪魔なのお前らじゃん。

ったくめんどくせぇな。

「はぁ、ならどうぞ。」

俺は、もうめんどくさくなりその場を引いた。

白井も呆れたような顔をして1歩下がる。

「最初からそうすればいいんだよ、このクズが!」

斉藤と神崎は、ホワイトウルフと対峙する。

「悪いな、白井。あそこで俺が言い返していれば良かったんだけど、なんかもうめんどくさくなってな。」

「いいよ、私もめんどくさいなってじてきてたから。」

「グォォォォ!!!!」

あれ?あいつら押されてるじゃん。

「どうする、助ける?」

「ん~、別にいいんじゃない?」

「かはっ!!」

あ、神崎が気絶した。

「おい!神崎!お前、何気絶してんだよ!」

あ、斉藤、その攻撃はダメだろ。

斉藤は、ホワイトウルフに攻撃を仕掛けて行ったが簡単に躱され逆にホワイトウルフの攻撃をけてしまった。

「うぐっ!!」

はぁ、斉藤もやられたか。

あいつら1発も攻撃當てれてないじゃん!

「それじゃ、行こうか白井。」

「うん!」

俺は、攻撃する制をとる。

「グゥゥゥゥ」

ホワイトウルフ、完全に俺たちを警戒しきってるな。

簡単に前に出ようとしないな。

「柊君、私がやってもいい?」

「ん?ああ、いいよ。」

白井は、詠唱を始める。

そして、詠唱が終わるとホワイトウルフの全方向にの矢が現れる。

そのの矢は、ものすごいスピードでホワイトウルフに向かう。

の矢は確実に全部ホワイトウルフに當たる。

「柊君、トドメさして!」

「ああ、分かった。」

俺は、トドメに剣でホワイトウルフを一閃する。

ホワイトウルフは、真っ二つになり砂となって消えていった。

「ふぅ、終わったな。」

「うん、終わったね。」

「ん?なんだ、あれ?」

今さっきまでホワイトウルフがいた場所に寶箱みたいのが置かれてあった。

「たぶんこれ、ボス戦の報酬なんじゃないかな?」

ああ、なんかそれっぽいな。

とりあえず開けてみるか。

寶箱を開けてみるとその中にはさっきまで戦っていたホワイトウルフの牙ようなものがっていた。

まぁとりあえず持って帰るか。

「さぁ、帰ろうぜ白井!」

「うん、でもこの2人どうする?」

あ、斉藤たちもいたんだ。

「まぁ仕方ない。運んで帰るか。」

俺は、そう言い2人を抱える。

「それじゃ帰ろうか。」

俺たちは、集合場所まで帰っていった。

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