《クラス転移で俺だけずば抜けチート!?》16話 本音

今日の訓練は、ダンジョンに行くでもなく魔法や武の訓練をするでもなくただの自主練だ。

その理由は、今日は王族の人たちが出かけるのでシェレールさんとゲイビスさんは、それについて行っているから訓練を見てくれる人がいないからである。

クラスの奴らは、自分勝手に遊んでいるやつが多數だ。

まぁ、真面目なやつは、魔法の詠唱を唱えたり木刀で素振りをしている。

そして俺は、いや、俺と白井は、図書館でし調べ學習をしている。

なんの調べ學習をしているかって?

もちろんこの世界のことについてだ。

自分がこれから暮らす世界なのだからしは、知っておいた方がいいだろう。

そして、調べた結果がこれだ。

・この世界は、スビナという名らしい。

・そして今いるこの國ガイシス王國は、魔法と商業で盛んになった國らしい。

・この世界は、多種族の生がいるらしい。例えば人間族、魔族、獣人族、霊、悪魔、エルフなどだ。ぜひ見て見たいな!

まぁ、ないがこんなところだ。

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この世界にはあまり娯楽的なものがないらしい。なんかシェレールさんたちに教えてみようかな?

「ふぅ、まぁこんな所でいいんじゃないか?」

俺は、一區切りついたところで白井にそう言う。

「そうだね、そろそろ終わって私たちもかそうか。」

「ああ、そうしようぜ。」

俺たちは、本を直して訓練場まで移する。

うわっ!もうみんなほとんどにいないな。

「みんないないね。」

「ああ、そうだな。白井も戻るか?俺は、かすつもりだけど。」

「なら、私もやるよ。……ふふっ、二人きり((ボソッ」

「さてと、それじゃ早速やりますか。まず何をする?武?魔法?」

「う~ん、魔法の方がいいな。私魔法の方が得意だからね。」

「なら、的を出すか。」

俺と白井は、魔法の訓練の準備をする。

「さてと、まずは白井からやってみてくれ。」

「うん、分かった。」

白井は、詠唱を始める。

詠唱を終えると白井の手のひらにバスケットボールくらいの大きさの火の球が現れてそれを20メートルくらい離れた的に向かって放つ。

その火の球は、的にあたるとものすごい風と煙を出した。

「だいぶ威力が上がったな。」

「ふふ、でしょ!レベルも今、50くらいになったからね。」

「そうか、良かったな。」

「次は、柊君がやってみてよ。」

「分かった。それじゃ、ほい!」

俺は、手のひらに収まるくらいの大きさの火の球を的に放つ。

その球は、よりも速いスピードで的にあたる。

そして、ものすごい風と煙があたりを覆う。

「……?ひ、柊君って魔法こんなにすごいの?ダンジョンの時は、ほとんど武メインだったから武の方が得意なんだと思ってたけど魔法もすごすぎるよ!」

「結構手加減したんだけどな。」

「なんか、嫌味に聞こえてくるな。私、結構魔法得意だと思ってたんだけど。」

「まぁ、なんだ?頑張れ?」

「なんで、疑問形なんですか!?」

「あはは、それよりも訓練を続けようぜ。俺を超えたいならもっと訓練すればいいだろ?」

「む~、確かにそうだね。うん!いっぱい練習しよう!」

それから俺と白井は、1時間ほど魔法の自主訓練をした。

「はぁはぁはぁ」

「魔力を使いすぎたか。ちょっと休憩しよう。」

「はぁはぁ、ひ、柊君、すごいね、全然息が上がってないよ。」

「まぁ魔力は、結構多いからな。はい、水。」

「あ、ありがとう。」

白井は、俺のあげた水をゴクゴクとを鳴らして飲む。

「ふぅ、ありがとう柊君。」

「ああ、どういたしまして。」

「ねぇ柊君。」

「ん?どうした?」

「柊君変わったね。なんか前より堂々としている気がする。」

「そうか?……まぁ、そうだな。なんか、前の世界じゃクラスの奴らがすごい怖かったんだ。でも、なんか今は、全然怖くない。」

「そうなんだ。……柊君、みんなが憎い?」

「……ああ、憎い。正直あいつらの顔を見るだけでイライラが止まらない。殺してやりたい。」

「……そう、なんだ。」

「俺のこと軽蔑したか?でも、俺はそういう人間なんだ。話の勇者じゃない。力を手にれたら自分のために使いたい。俺は、そういう自分しか考えられない人間なんだ。」

「違うよ!」

「っ!?」

ビックリした。

白井は、急に大聲を上げた。

俺は、その白井の顔に息を呑む。

だって、白井が

「な、なんで泣いているんだ?」

涙を零していたから。

「柊君は、そんな人じゃない!誰だってみんなより強い力を持ったら自分の憎い人に復讐したいって思ってもおかしくなもん!」

「白井……」

「柊君、前の世界で私のこと避けてたよね?私それがなんでか分かってたよ。私が柊君のことを構いすぎると次は、私がいじめられると思ったからだよね?それに今の世界だって私といる時は、私のことも考えてくれる。今だって気をつかせて私に水をくれた。すごい小さいことかもしれないけどそんなことが出來る人は、周りのこともちゃんと考えているって私思うよ。だから、だから柊君は、自分のことばっかり考えているわけじゃないよ!ちゃんと人のことも考えられる素敵な人って私は、そう思うな。」

「………」

俺は、聲を出すことが出來なかった。

白井は、まだ涙も拭かずに俺の返事を待っている。

「まぁ、その、なんだ、ありがとう。初めてだよ、そんなこと言われたの。」

「まだ言い足りないくらいだよ。」

「……それよりもほら、これで涙を拭いて。」

俺は、そう言いながらハンカチを白井に渡す。

「うん、ありがとう。ふふっ、やっぱり柊君は、優しい人だよ。」

「っ!そ、そろそろ休憩終わるぞ!次は、武の訓練だ!」

「ふふっ、うん!頑張ろうね!」

俺は、し照れながら木刀で素振りをするのだった。

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