《クラス転移で俺だけずば抜けチート!?》17話 騒

今日は、2泊3日のお出かけを終えたシェレールさんと一緒に久しぶりのお茶をしている。

「やっぱりこの時間は落ち著くな。お茶もお菓子も味しいし。」

「ふふ、私もこの時間が一番好きですよ。柊さんとおしゃべりするのはとても楽しいので。」

俺とシェレールさんは、この時間を満喫していた。

「あーでもそろそろ時間だな。」

お茶をしてから1時間が経過していた。

「むー、もうですか。楽しい時間はあっという間ですね。」

シェレールさんは、し頬を膨らませていた。

「ああ、全くだな。俺ももうちょっとこのお茶とシェレールさんが作ったこのお菓子を堪能したかったな。」

「私も柊さんともうしお話かったです。」

「まぁ、でも時間が來たのは仕方ないな。時間を戻せる訳でもないからな。それじゃ今日は、この辺で終わるか。」

「はい、そうですね。」

そう言って俺とシェレールさんは、お茶のセットとかを片付ける。

「柊さん、明日も楽しみにしてますね。」

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「ああ、俺もだ。」

「それでは私はこれで。」

「んじゃな。」

そう言って俺たちは、別れようとした時。

「誰かぁぁぁぁ!!!たすけてくれぇぇぇぇ!!!」

どこまでにも響きそうなくらいの大聲が耳に屆く。

「なんだ!?」

「あっちの方から聞こえました!!」

スキル 気配察知

何が起きているだ?

ん!?

「やばい!ここに魔がいるぞ!それももの凄い數だ!」

「ど、どうして!?」

「分からねぇ!まずは、行ってみる!シェレールさんは、ここにいてくれ!」

「嫌です!私も行きます!私だってこの國の王!この國で起きた問題は私の問題と言ってもいいのです!!」

「っ!わかった、だけど危険だと思ったら俺が優先的にお前のを守るからな!」

「はい!!」

俺たちは、急いで魔が多數いる気配の方へと向かった。

そして、そこに著くと多數の魔々な死が転がっていた。もちろん人間の死も數多くある。

「こ、これは。」

「狀況確認はあとだ!まずは、この魔たちをどうにかするぞ!」

「は、はい!」

俺たちは、急いで魔たちの対処に取り掛かる。

「ひ、姫様!?なぜこんな所におられるのですか!?」

俺たちより早く來ていた騎士団の人たちがシェレールさんがここにいることにすごい驚いてシェレールさんを避難させようと聲をかける。

「私のことはいいですから黙って今は魔の対処に専念しなさい!」

「は、はっ!」

だが、シェレールさんはたった一言で騎士団の人たちを黙らせた。

さすが王様だな。

俺たちが駆けつけて10分。

だいたい片付いたな。

スキル 気配察知

周りに魔は………いないな。

「ふぅ、終わったぞ!」

「やりましたね、柊さん!」

「ああ、そうだな。」

俺たちは、この場を収めることが出來たがあまり喜びのは湧かなかった。

「俺がもうし早く気づいていたらもうし人は、助かっていたのかな?」

「柊さん、あまり自分を責めてはいけませんよ。」

俺は、目の前に広がる死の數々を見渡す。

「悪かったな、もうし早く気づいてさえいれば。」

「柊さん………」

「おーい!助けに來たぞぉ!」

俺が聲のする方にむくとそこにはクラスの奴らが裝備を揃えて來ていた。

「なんだ、もう終わったのか。つまらねぇな、せっかく勇者様が駆けつけなってのによ!」

「そうだな、ただの無駄足だったな。」

な、なんなんだ、こいつら?

人がいっぱい死んでるってのに……!

「おい!待てよ!」

俺は、もう帰ろうとするクラスの奴らに聲をかける。

「せめて怪我をしている人を運んでくれよ。」

俺がそう言うとクラスの奴らは、顔を見合わせくすくすと笑っていた。

「嫌だよ、そんなの。だって僕たちこんなに重たい裝備をつけているんだよ?」

「そうだよ、こんなもの付けてるのに人なんか運べるわけねぇだろ?考えろよ!だからゴミは、使えねぇんだ。」

神崎や、その周りにいる人たちが俺にそう言ってくる。

「ひ、柊君、私は、手伝うよ。」

その中、白井が恐る恐る前に出て來てくれる。

「ああ、ありがとう。でも、白井は、運ぶより手當してあげてくれないか?シェレールさんも。」

「うん、分かった。」

「はい、分かりました。」

白井とシェレールさんは、そう言ってけが人たちの手當てに行ってくれる。

「んじゃ俺たちは帰るな。」

「なっ!」

まじかよこいつら。

本當に何もしないんだな。

あ、やべぇ。なんか凄いイライラしてきた。

「おい!待てよ!!」

「はぁ、なんだよ、まだなんかあんの?ってかお前ちょっと調子乗りすぎ。」

クラスの奴らが口を揃えて俺に文句を言ってくる。

「お、お前らなんか、お前らなんか、勇者でもなんでもねぇ!」

「はぁ?何言ってんのこいつ?頭いかれちゃったんじゃないか?」

「僕たちは、ちゃんとここに勇者として呼ばれた勇者だよ、柊。」

斉藤は、し前に出て俺にそう告げる。

斉藤がそう言うとクラスの奴らが「そうだそうだ!」と口を揃えて言う。

「何が勇者だよ!お前らの目的ってんだよ!?」

「魔王を倒してこの世界の人たちを救うことだよ?」

「なら、なんでここで怪我をしている人たちを助けないんだよ?」

「だって魔王にやられたわけじゃないだろ?」

こ、こいつら!!

「魔王が関係なかったらお前らは、誰も助けないのかよ!人を1人も助けられないお前らが世界を救うなんて無理に決まってるだろ!!!」

「こ、こいつ言わせておけば!」

斉藤は、我慢の限界が來たらしく件を鞘から抜いて俺に切りかかる。

俺は、それを自分の剣で弾いて斉藤の首元に剣を當てる。

「なっ!?」

「この前も痛い目見ただろ?そろそろお前と俺の力の差に気づけよ。」

「な、何事ですか!?」

この場に駆けつけてそう言ったのは、この國の妃、ルーシさんだ。

「何があったんですか!?」

ルーシさんは、まだ狀況整理が出來ていないらしく慌てている。

そして次に口を開いたのは、斉藤だった。

「た、助けてください!柊が急に襲ってきました!!多分この騒の統率者は、柊です!!!」

………は!?

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