《クラス転移で俺だけずば抜けチート!?》28話 再び街巡り
冒険者ギルドを出て俺たちは、どこに行くか近くにあった喫茶店でお茶を飲みつつ決めていた。
「で、みんなはどこに行きたいんだ?」
「私は、特に行きたいところはありませんよ。ユイさんはどこか行きたい場所はないんですか?」
「ん~、私は特にこれといって行きたい場所はないかな。白井は?」
「私も別にないよ。」
みんなこれといって行きたい場所は余りないみたいだ。
正直俺も別にしいものもないからな。
というより俺は、しいものがあったら完全創造で作るからな。
「これじゃ全然決まんないな。」
「いっそ、適當にぶらぶら歩くのも手段じゃない?」
「ん~、まぁ、案がなければそうなるな。」
それもそれで良さそうだな。
「みんな他に案ないか?」
みんな俺の問に首を橫に振った。
「じゃあ適當にぶらつくか。」
俺たちは、適當に歩くと決め喫茶店を出た。
俺たちは、喫茶店を出てから5分くらいのところにある市場まで足を運んだ。
それからぶらつこうかなっと思ったんだけどなんだか、子組は服屋さんをじっと見つめていた。
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「ちょっと服、見ていこうか。」
俺がそう提案するとみんな笑顔で頷いてくれた。
だが、俺はこの提案したことを後から後悔するのであった。
服屋にってから2時間半。
俺はこの間の時間は本當に苦しかった。
だってみんな、専用の服があるところに俺を連れて試著するから見ろって言ってくるんだよ。
いや、まだみんなといる時はいいよ?でもね、みんなが試著している時は俺、この専用の服がいっぱいあるところに一人でいるんだよ?もう、それだけで周りの目線が痛い。
それが二時間半も続いたんだ。
ははっ、地獄を見ましたわ。
そしてみんなようやく服を買った。
「ふぅ、それじゃ、出ようか。」
俺は、早くこの場から退避したいのでそう提案する。
「何言ってるの、竜斗?」
「は?」
「次は柊さんの服を選ぶ番ですよ。」
「いやいや俺は、服いらないよ。最低3著くらいあればそれを気回しすればいいし。」
「私たちの服も選んでくれたんだから今度は私たちが柊君の服を選ばないと。」
「え?マジで?」
「マジよ。さぁ、早く男専用の服があるところにいくわよ!」
嫌だァァァァァァ!!!!
と、俺は心の中でんだ。
それから1時間弱。
俺は、何回も服を著ていでの作業をした。
最低でも10以上はしたな。
俺が何度もこれでいいよって言ってもみんな納得してくれなかった。
どうして、の子って服にこんなにうるさいのかな?
俺みたいなやつには一生かけても解けない謎なんだろうな。
3時間半経ってようやく服屋を出た。
まぁ、でも服を選んでもらうなんてことなかったから嬉しいな。
服屋を出てちょっと歩いたところでいい匂いが鼻の中にってきた。
きゅぅぅぅ
誰かの可らしいお腹の音がした。
俺は、その音のした方を向くとそこにはシェレールさんが顔を真っ赤にして俯いていた。
「うぅぅ」
「ちょっとあの屋臺で食べを買おうか。俺、すごいお腹すいちゃったから。みんなの分買ってくるから待ってて。」
俺は、そう言っていい匂いがした屋臺に行ってビックボアーの串を4本買ってみんなの元に戻った。
「はい、これ。」
俺は、みんなに1本ずつ渡して食べた。
「あ、あの、柊さん、ありがとうございます。」
「ん?なにが?俺は、俺がお腹減ったから買ってきただけだよ。」
俺は、誤魔化しにもならない噓を言っていた。
まぁでも俺もお腹減ってたし噓じゃないか。
俺たちは、ビックボアーの串を食った後市場を一通りぶらぶらし盡くした。
「さてと、一応市場をぶらついたな。」
「そうですね、次はどこに行きましょうか。」
「俺ちょっと思いついたんだけどさ、白井ってまだ聖堂に行って悪魔か、霊の召喚してないんじゃない?」
「召喚?」
「そのようだとしてないようだね。そういばユイはしたの?」
「う~ん、私もした覚えないわ。正直私にはペケがいるから別にいらないしね。」
「あはは、確かにそうだな。じゃあしない?」
「うーん、別に仲間はいっぱい居ても困らないからね。しようかな。」
「じゃあみんなで聖堂に行って2人の召喚の儀をしようか。」
俺は、そう提案して聖堂に向かった。
「そういえば柊君はもう召喚の儀をしたの?」
「ああ、一番最初の休みの日にこの街の案をシェレールさんに頼んでその時にやったんだ。」
「なっ!?ふ、二人きりですか?」
「あ、ああ、そうだな。」
「な、なんで私もってくれなかったんですか!?」
「え?いや、だってあの日白井は、他に約束していたからえないなって思ってさ。」
「うぅ~」
「ふふふ、殘念でしたね白井さん。」
「なによ!?私は、前までずっと柊君とダンジョン回ってたんだからね!」
「あ、今は、私とペケで回ってるよ。」
「うっ!」
それに、シェレールさんとは週に2、3回夜にダンジョンに行ってるんだよねぇ。
まぁ、さすがにそんなことは言わないけど。
なんか、白井が泣くのを必死に堪えてるな。
「おいおいみんな、余り白井をいじめるなって。」
「柊君、私って結構柊君との繋がりが薄くなっちゃったね。」
「そんなことないよ。白井は、前の世界で唯一の友達なんだからな。」
「そ、そうですよね!みんなとは違って前の世界からの付き合いだもんね!……でも、友達なんだね((ボソッ」
俺たちは、そんなやり取りをしていると聖堂に著いた。
「お、著いたな。ここが聖堂だ。」
俺は、さっそく中にりけ付けまで行く。
「あの、すいません。召喚の儀をけたいんですけど。」
「あ、すいません。召喚の儀は、2度は無理なんです。」
「え?あ!違いますよ。俺の後ろにいる2人がけるんです。それよりも俺の顔覚えていてくださったんですね。」
「もちろんですよ。あんなすごい霊を召喚されたのですから。」
「あはは、確かに。」
「それでは召喚の儀は、あの後ろにおられる2名でよろしいでしょうか?」
「はい。今すぐにけれますか?」
「はい、大丈夫ですよ。」
「それじゃ、はい、これ。」
「はい、ちょうど承りました。」
俺は、銅貨10枚を払ってみんなの元に戻った。
「白井、ユイ、二人とも今すぐにけられるって。」
「それじゃ、行こうかしら。」
「私も行ってくるね。」
白井とユイの2人は、儀式専用の場所まで行った。
「お、最初は、白井からやってるそうだな。」
あ、白井顔真っ赤で詠唱してる。
確かに俺も恥ずかしかったからなぁ。
「そうですね、何が出るのか楽しみですね。」
「ああ、そうだな。」
白井が詠唱を終え、煙から現れたのは小さな犬だった。
結構可いな。
白井は、犬を抱え俺たちのところに戻ってきた。
「くぅ~ん」
「んふふ、とっても可い霊が出てきた。」
「これ、霊なのか?」
「はい、下級ですけど。」
「良かったな、名前はどうするんだ?」
「ん~、瞳が青いからソラかな?」
「わん!」
「お、気にったみたいだな。」
「んふふ、ソラ、よろしくね。」
「わん!」
俺達がそんなやり取りをしている間にユイは、もう詠唱を終えてしまったらしい。
結構な煙の量だな。
その煙が徐々に消えその中から現れたのは、の人の姿だった。
「あれは、霊の帝級クラスです!」
俺の隣でシェレールさんがぶ。
「帝級って確か滅多に現れることないって本で読んだことあるよ。」
「そうなのか?」
「はい、帝級クラスは、世界で4人ほどしかいなかったはずです。」
ふぅーん、そんなに凄いのか。
ユイと帝級クラスの霊が俺たちのところにやってきた。
「すごいでしょ!帝級クラスよ!」
「本當にすごいよ!私なんか下級だからね。でも、私は気にったけどね。」
「ねぇ、竜斗もすごいと思わない?」
「あ、ああ、思うよ。」
と、そこまで黙っていた帝級霊が喋り出した。
「あ、あの、あなたは、もしかしてあの方を召喚していませんか?」
帝級クラスの人があの方と丁寧な言い方をするくらいだ。間違いなく神級霊、ココのことだろう。
「ああ、したよ。」
「ほ、本當ですか!?ということはあの方は、ここにおられるのですか?」
「ここっていうか俺たちの住んでいるところにいるな。」
「ちょ、ちょっと待ってよ!なんで竜斗が私よりもその霊と喋ってるの!?」
「あ、すいません、ご主人様。この方は、私たちの上の霊と契約していましたので。」
「帝級の上ってまさか!?竜斗、あなた神級クラスの霊と契約したの!?」
「ああ、そうだよ。」
「ほ、本當に?」
「本當だ。」
「でも、そんな人見た事ないわよ。」
「今は、王城でメイドをしているからな。」
「神級霊をメイドって。」
ユイは、すごい苦笑気味だった。
「それで、この霊の名前は、なんにするんだ?」
「えっとね、………ルルにするわ!」
「ルルですか。ご主人様、お名前を付けていただきありがとうございます。これからよろしくお願いします。」
「ええ、こちらこそよろしくね。」
そう言って二人とも霊と契約を結んだ。
「それじゃ、そろそろ帰ろうか。」
外を見ると結構日が傾いていた。
俺たちは、聖堂から出て王城に帰っていった。新しい1匹と1人を加えて。
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