《クラス転移で俺だけずば抜けチート!?》60話 グルード
「さぁ!どんどんいきますよ!」
グルードの攻撃は勢いを増す。
俺は、その攻撃を防ぐことしか出來ない。
「おやおや〜、どうしたのですか〜?防戦一方ですねぇ〜。」
グルードは、さらに魔法の數を増やしてくる。
「くっ!」
このままじゃ攻撃を防げてもあいつに俺が攻撃できない。
どうにかして対処しないと。
「まだ余裕そうですね〜。」
くそっ、あいつに楽しんでやがるな。
「おや〜?もしかして先程から攻撃されないのは私の攻撃を躱したら後ろにいるその娘に當たるからですか〜?」
「えっ?」
「……」
グルードの言葉にルビーが驚く。
たぶんさっきまで自分がせいと思っていなかったんだろう。
「あ、あの、リュウ?もしかして私のせいなのでしょうか?」
ルビーは、不安げに聞いてくる。
「……いや、違うぞ。今は、あいつに攻撃するチャンスを伺っているだけだ。」
俺の今の言葉は、噓半分、真実半分ってところだろうな。
チャンスを伺っているのは本當だけどルビーを庇っているのも本當のことだ。
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「私のことなら大丈夫です!私も一応自分を守るくらいの力はありますので!」
「………」
「だから、私のことは気にしないでください!」
「……分かった。任せるぞ。」
「はい!」
「はぁっ!」
俺は、今張っている結界を使って一旦攻撃を全て霧散した。
「次はこっちからいかせてもらうぞ!」
「っ!」
俺は、グルードに向かって殺気のスキルを発した。
殺気をけたグルードは、が直してけないようだ。
「な、な、なんだ?」
「はぁっ!」
俺は、をかせないグルードを真っ二つに斬った。
「…こ…この…この私が…は…敗北?」
グルードは、上半と下半が離れた狀態で地面に落ちた。
「ふぅ、終わったな。」
「リュ、リュウ、すいません。先程、私のせいで……」
「別に気にしてないし、気にするような事でもないよ。」
「で、ですが……」
余っ程気にしているようだな。
本當に気にしてないのに。
と、その瞬間。
っ!
「ルビー!危ない!」
俺は、咄嗟に前に出た。
「えっ?」
俺は、結界を張る時間が無く、腕でその攻撃を防いだ。
その攻撃を放ったのは、俺が真っ二つにしたはずのグルードだった。
グルードは、上半だけ空中に浮かせていた。
「くっ!」
思ったより攻撃が強くて無傷というわけにはいかなかった。
「…リュ…リュウ…」
しまったな。
俺が傷ついたことによってさらにルビーが責任をおってしまうじゃないか。
グルードの下半が浮かび空中で浮いているにくっ付いた。
「ふっふっふっ〜、僕は、どんな攻撃でもいくらでも耐えられるようになってるんだよね。どうだい?君に僕が………」
「うるせぇよ。あんまり調子に乗るなよ?し黙ってろ。」
俺は、魔法でグルードの首をぶっ飛ばす。
だが、すぐにその首が再生する。
「なぁ?ルビー、アイツみたいなどんだけ攻撃されても復活するようなやつと戦ったことあるか?あるなら弱點みたいなのを教えてくれないか?」
「すいません、戦ったことはありません。ですが、本で読んだことがあります。何度もが再生する魔、1番近で言うとスライムですかね。そういう魔には核というものがあるのです。それを破壊できればその魔は生きることができません。ですが……」
「君にできるのかな?僕の核は數多くあるしそれにき回ってるんだよね。」
グルードは、ルビーの話しているところを割ってってきてそう言った。
「は?何言ってんのお前?」
「あっ?」
俺が挑発気味に言ったらグルードは、キレ気味にそう返してきた。
「お前なんか、簡単に殺せるって言ってんの。」
「っ!…こ…このクソガキがっ!言わせておけば!」
グルードは、俺に向かって飛びかかってきた。
俺は、飛びかかってきたグルードを躱し、顔面に俺の拳をぶつけた。
「がはっ!」
グルードは、何メートルか飛ばされた。
「くっくっくっ、そんな攻撃痛くなぁ〜い!」
グルードは、すぐに起きあがりまた俺に飛びかかってきた。
「し大人しくしてろ!」
俺は、グルードの周りに結界を張りグルードのきを封じた。
「これで終わりだ。」
俺は、火の上級魔法を結界の中に放った。
結界の中に放ったので、周りには一切の被害が出ることは無かった。
そしてし経ってから火が完全に消えた。
結界の中には何も殘っていなかった。
「はぁ〜、ようやく終わったよ。」
「お、お疲れ様でした。」
ルビーは、まだし落ち込んでいる。
「ありがとう、ルビー。」
「えっ?ど、どういうことですか?」
俺がお禮を言うとルビーは、すごい不思議そうにそう尋ねてきた。
「ルビーのおかげであいつの弱點が分かったんだ。」
「で、ですが、それだけですよ?」
「それだけって。弱點を知っているのと知らないのでは結構変わるぞ?」
「た、確かにそうですね。私も魔と戦ったことがあるのでそれは何とかなく分かりました。」
「だろ?だからお禮をするんだよ。ルビーのおかげで勝てたよ。ありがとう。」
「っ!…そ、そんにゃことありましぇんよ。………」
ルビーは、噛みながらそう言った。
ルビーは、自分でも噛んだということが分かったのかすごい顔を真っ赤にさせていた。そしてその顔を手で覆って隠した。
「うぅ〜」
「ははっ、大丈夫だよ。誰にも言わないから。」
「1番見られたくない人に見られたからすごい恥ずかしんです!」
「わ、悪い?でも、可かったぞ。」
「はうっ!」
ルビーは、頭から湯気が出そうなほど顔が真っ赤になった。
「そろそろ2人を探して帰るよ。みんなも待ってるだろうし。」
「あ、は、はい。そ、そうですね。」
俺たちは、そのあと無事合流できて冒険者ギルドに戻った。
帰る時のルビーとの距離が行きの時よりも遙かに近かったのは何故だろう?
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