《転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~》閑話2 神々の雑談

カインが元の世界に戻ったあと、その場で神達の話が始まった。

テーブルの真ん中にはスクリーンが映し出され、その中にはカインが映っている。

「みんな見てみよ。カインが驚いておるわ! フォッフォッフォ……グフォッ」

に詰まりながらも、ゼノムが笑しながら腹を抱えている。

先ほどの威厳がある雰囲気とはまったく違う。

洗禮を終え、家に帰ってきて部屋で自分のステータスを、確認しているところが映し出されている。

「ゼノム様、全員が加護Lv.10を與えてしまっていますけど、いいのですか? 現世にてLv.5以上の加護があるとは知られていませんよ」

ライムが聲を掛けてくる。

「ライムよ。いいのじゃ。カインは今後々な災難に立ち向かうこととなる。使徒としてな。今はワシの創造魔法で、隠蔽ができるように教えておいたから問題はないじゃろ。それにな……見ていると面白いしなっ!」

「そっちが本當の理由な気がします」

ライムが溜息をつきながら呆れている。

「ユウヤのときは召喚魔法できたんじゃったか。最後は王になったけど、カインの場合はどうなるかな」

ゼノムがボソっと言う。

「カインも魔法バカのレノみたく魔法ばっかりやってないで、剣やっておけばいいのにな。やっぱり筋が大事だろ」

サーノスも笑いながら水晶を見ている。

「何言っているのよ。だからあんたは脳筋神とか言われているのよ」

レノがサーノスに向かって拳大の水球を放つ。

「そんなの効かん! 筋は最高の防だ!」

サーノスのに當たった途端にはじけ飛んだ。

「これだから脳筋はイヤなのよ」

レノも溜息だ。

「まぁカインは魔法が好きみたいだし、隠蔽したステータスも私の加護だけLv.3にしているし今後が楽しみだわ」

◇◇◇

スクリーンに映し出されているのはギルドにいるカイン。

冒険者をノックダウンさせたとこだった。

「おぉ。カインやりやがった。いいねぇ」

を使ったことで、喜ぶサーノス。

「あんなの魔法で一発なのに。みんなまとめて、吹っ飛ばしちゃえばいいのに」

魔法を使ってくれなくて、不貞腐れているレノ。

「あそこで魔法つかったらまずいでしょぉ」

のんびりとしているベラが語りかける。

「まだ足りん。あやつが十八歳になるまでには國一番、いや、大陸一の強さになってないと困る」

ゼノムが髭をりながら話す。

「この先に何があるのですか?」

「その時のお楽しみじゃ」

◇◇◇

「ついにカインがやりおった。大規模な創造魔法を使いおった」

「世界事典なんて、創造させて良かったのですか?」

魔法神レノが聞いてくる。

「いいのじゃ。しくらいこの世界は、発展してもいいと思うのじゃ。カインなら悪用はすまい」

「今回は、現世と前世の世界事典じゃからな。かなり魔力量を消費したみたいだな。そのまま倒れおった」

「カインの前世はかなり発展しているそうですしね。こっちにしは娯楽を流してしいですよ」

パナムは商業神として、流通の発展がしてしいみたいだ。

「娯楽品が流行れば、々な品が新しく作ることになるし、わしも賛だ」

「そのうち教會に祈りに來るだろう。その時に何か作るように指示しようかの」

「それはいいですねっ! 來ないようなら司祭に信託を下ろしましょう」

カインがいない間に話はどんどん進んでいくのであった。

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