《邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜》第五話 報酬確認と決闘

1章 始まりと邪神

二日目にログインしたところ、メッセージが來た。

『お兄様、ボス討伐おめでとうございます。私もできるように進致します。』

『お兄さんボス討伐おめでとー!私たちのボス戦手伝ってー』

と來ていたため皐月には『ありがとう、頑張って』、遊理には『甘えちゃ駄目ですよ』と返信しておく。

まずはアイテムチェックである。

犬王の牙  ☆2  品質 D  ×5

犬王の牙、加工が簡単で武の素材となる。

品質が低いのはへカートでごと消し飛ばしたからであろう。

もっと余裕を持って狩れるようにならなければなるまい。

犬王の皮 ☆2 品質 S ×8

犬王の皮、革鎧レザーアーマーのいい材料となる。

魔石(中) ☆2 品質 S

の核である魔石。

魔石や皮の品質が異様にいいのは一撃で倒したからだろうか?

何にしろ皮はレザーアーマーにすることが決定した。

何しろ防力が不安なのだ。

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『魔石は錬金で使うよ』

「そうなんですか」

今回魔石の処遇に関しては保留とした。

錬金というものに興味があったので、材料は保管しておくことにしたのだ。

初回討伐報酬の確認

 

犬王の指 ☆3 アクセサリー

犬王の力が宿った指、魔法がかけられている

STR+2 AGI+2

アクセサリーの乏しい今、しでもステータスが上昇する裝備は裝著確定である。

次に、犬王の剣。

犬王の剣 ☆2 片手剣

犬王の剣、魔法が付與されている

攻撃力15

まったくいらないものだった。

オークションに出すことが確定する。

一応掲示板にも報を載せておくことにする

と、そこで知らない剣士が話しかけて來た。裝備はいかにも初心者といった風である。

「おい!お前がシグレだな!」

一旦メニューを閉じて話をする。

「ええ、そうですよ」

「俺と決闘デュエルしろ!」

「何故ですか?」

(めんどくさいですねぇ)

心底面倒そうなを表に出さず耐えるシグレに対し男は自信満々といった

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「決まってるだろ!お前がチートしたからだよ!」

「攻略組の俺らをさしおいてボスを討伐するなんてチート以外ありえないだろ!」

といいはなった。

周りの見人すらポカーンとしている。

なにせ初心者裝備で攻略組とのたまう馬鹿がいるのだから。

攻略組はもう初心者裝備など一日目の午前中に卒業している。

つまりまだ初心者裝備のこの男は別に攻略組でもなんでもないのである。

また、このゲームはチートに対して異様に厳しく、使った瞬間に壯絶なペナルティが課せられる様になっているため、それを知っている人間は何いってんだこいつと思うばかりであった。

どれでも男は自信満々で

「どうだ?図星で聲もでねぇんだろ?チーターさんよぉ」

シグレは舐めた口調を完全スルーし、また作業を再開したところ、舐められたと思ったのか急に激昂して男は早口でまくし立てた。

「うるさい!その化けの皮を剝がしてやる!俺と決闘しろ!」

決闘諾畫面が表示されるが瞬時にNOを選択、その場から離れようとするがまたすぐに決闘諾畫面が表示される。

「逃げるのか!」

「ええ、面倒ですし」

そのまま立ち去ろうとしたシグレに、野次馬のひとりが聲をかける。

けたほうがいいぜ、あいつしつこすぎてそれでPTから追放されたらしい。きっと今斷ってもこの先ずっとついてくるぞ」

今度こそシグレは呆れたような顔で自の眼前に表示された決闘諾畫面のYESを押した。

「はぁ、わかりました、決闘のルールはデスマッチ、時間制限なし、賭けはしますか?」

「ああ、アイテム全部だ!」

自分が負けるはずが無いとか思ってる顔である。

わかりやすいことこの上ない。

(そのプライドを々にしてさしあげましょう)

ここまでのやり取りで割と鬱憤が溜まっていたシグレはそう決意する。

戦ってもいないのに相手の価値を決めつける。

男はキャラ的にシグレが1番嫌いな人種なのである

5

4

3

2

1

決闘デュエルスタート!

開始のアナウンスと同時に男はシグレに切りかかる。

しかし、そのきは大振りにして愚鈍。

経験者からしてみれば欠の出るようなきである。

「雑すぎます」

シグレは剣の腹に手をおいて方向をずらす。

それだけで剣士は無様にも地面に転がってしまった。

「踏み込みも、構えも、何もかもがなっていません。攻略組の強さがどうなのかは知りませんが、これ程とは、ワイルドドッグリーダー程度に苦戦するわけです」

名前:最強戦士

種族:人間ヒューマン  Lv.1

職業:戦士Lv.1

:『』 Lv.0未覚醒

SP殘り:

ステータス

STR:16       VIT:5       AGI:5        DEX:5     

INT:5      POW:5       LUK:5

スキル

Lv.1 STR強化Lv.1 疾走Lv.1 剣家Lv.1 練気Lv.1

稱號

《》

家 剣を使う行にプラス判定がかかる。剣スキルの補正は無くならない。

練気 戦士の固有スキル、一時的にステータスを

上昇させる

「ハッ、まだレベル1で攻略組?笑わせないでくださいよ、もっとレベルを上げてから言ってください」

シグレの言葉に元々うるさかった野次馬がさらにうるさくなる。

攻略組を騙るから流石にレベル4くらいにはなっていると思っていたのだ。

因みに現在の攻略組の平均レベルは5である

「うるせー!なんで俺のステータスを知ってやがる!」

「見たからですよ」

「は?」

「ですから、見たんですよ。貴方のステータス、レベル、スキル、その全てを見たんです」

「チートだ!チートに決まってる!」

自分の理解できないものを眼前に突きつけられた男は狂ったようにび続ける。

「理解できないものをチートと決めつけるのは良くないですよ?まあ、ユニークスキルや加護スキルなんてどれもチートじみてますが」

それに対しシグレや野次馬は無言で冷ややかな視線を浴びせる

「ちくしょう!レアスキルもゲットして、これから上手くいくと思ったのに!」

「ああ、剣家ですか?」

「そうだ!あのスキルさえあればどんなやつにだって勝てるのに!」

シグレはそれを聞いて笑い出す。

「何を言っているんですか?無理に決まっているでしょう?現に私に負けていますし」

「そもそも剣スキルなどは剣の技量を上げるものではなく『その武が関係した判定にボーナスがる』という効果に過ぎません」

「貴方は剣に関しては初心者以下でしょう?初心者以下の人間がし強い剣を手にれたところでそれは攻撃と呼べるほど威力がありますか?」

「剣などの初期スキルは違い、剣の使い方などが分かるようになりますが、それも初心者と初心者以下の違いに過ぎません」

「つまり、スキルに頼っているあなたは、誰にも勝てないということですよ」

そう言うと戦士は震えながら何かをブツブツ呟く。

元々無理やり我を通そうとして決闘に負け、追放された男にはそれは鋭い槍となって心に突き刺さる。

『にしても寶の持ち腐れですよねー剣家』

『そうだねー、しい?』

『まぁ、しいですね』

『じゃああげよう』

(できるんですか...)

ーシグレが能力奪取スキルテイカーを取得しましたー

能力奪取 條件を満たした場合スキルを他者から奪い取れる。

條件1 相手がそのスキルを所持していることを確認する(鑑定などのみ)

條件2 そのスキルの効果を知っている

條件3 相手にそのスキルについて質問し、相手がそれに答える

條件4 そのスキルの発中に相手のれ「スキルテイカー」という。

條件5 相手に明確な害意がある

デメリット

スキル使用止(10分)

スキル奪取から1分以に攻撃された場合スキルが元に戻る

奪取數制限 6/6  (スキルレベル+5)

クールタイム一週間(リアルタイム)

発狂している戦士にり「スキルテイカー」と呟く

ーシグレが剣家を奪取しましたー

最後、指を短剣へと変化させ、その首を切り裂く。

視界に決闘の勝利表示が出現し、戦士が持っていた全てのものがインベントリに格納された。

一度ログアウトしようと思い、宿屋へ向かい、ベッドにって帰還の言葉を唱える

「ログアウト」

報酬確認&テンプレ?回です

スキルなどはその武を使った判定(ダメージ判定やその武の當たり判定、クリティカル判定など)にボーナスを付與するスキルです。そのため、スキルを生かすにはPS必須であり、本來はゲームの戦闘で徐々に習していくじです。

ただし、剣や槍などの初期スキルは最低限の使い方をプレイヤーに理解させています。

決闘

デスマッチやHP半減などの試合方法があり、賭けもできます。

スキルテイカーはレアスキルですがクトゥルフ様がやりすぎたせいで同じ効果で條件が厳しいものが無條件で取得出來てしまいました。本來はキャラクリ時のランダムスキルか條件を達しなければなりません。

稱號の確認は次か次の次の話で

誤字字や間違い等ございましたらコメントしていただければ幸いです。

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