《邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜》第十二話 最後のボスと従魔の焦り
1章 始まりと邪神
つぎのひ
今日で始まりの草原のボスの最後の一を倒す予定である。
草原では薬草なんかの採取ポイントもたくさん見つかったらしいので、そろそろ調薬をすすめていきたい。
このフィールドのボスは力が減れば減るほど強くなるそうである。
今回はレベル上げも兼ねて従魔に倒してもらうこととして、草原へと進んでいった。
フィーと因幡、巖鉄、雲耀を呼び出し話しかける。
「今日はボスを君達だけで倒してもらいます。」
「「「わかりました」」」
「…」
「じゃあボス見つけたら教えてあげるからあとは自分でやってみてください」
數時間後
連攜の練習などをしながらレベル上げをしていたのだが、流石にもうレベルアップはあまりしない様である。
寄ってきて倒したモンスターも10數匹程度である。もはやモンスターが従魔を避ける様になっていた。
とそんな事を考えていると地響きのような何かが走る音がすごい速度で近づいて來る。
「來ましたよ!」
Advertisement
即座に従魔たちは反応し、すぐに巖鉄を前衛にくかべとする陣形フォーメーションを組む。
  レッドブル
赤いを持つ牛、気が荒く、何でも見境なく襲う、瀕死になると能力が上昇する
翼を授けてくれそうだが違う
スキル 突進 持久力 狂暴バーサーク
(説明文の最後ふざけてるでしょう。いや、私も某翼を授けるのやつかと思いましたけど運営が認めていいんですか…)
閑話休題それはそれとして 
ボスは突進を繰り返し、従魔は巖鉄でそれを防ぐ、もちろん巖鉄もダメージを食らってはいますがすぐにフィーが回復させている。
そしてそこに遊撃役のウサギ二匹が攻撃してHPを削っていく。
そのうちにレッドブルも自分の突進が効かないことに腹を立てたのか攻撃がさらに苛烈になって來ている。第2段階といったところだろうか。
因幡は怒っていた。無論、シグレにではない。主人にここまでの醜態を曬している自分にである。
 主人は自分たちを信頼しているからこそ厳しいことを言ったのだ。
なのに何だこのたらくは!
主人なら苦にもしない敵に対して數十分もかかるとは!
別段被害をけているわけでもないが、雲耀と二匹ふたりで攻撃してもほとんどダメージを與えられないとは!
そうして時間は過ぎていく 
一時間後
だいたい削るペースが10分でHP1割だったが、2割を切ったところからレッドブルがし暴れだバーサークしたことであまり削れなくなった。
「総員退避!」
「了解!」
コマンダーじみた聲で従魔も全員引いたのを確認し、シグレは靜かに刀を構えた。
彼レッドブルは怒っていた、彼はこの草原で生まれてから負けたことなどなく、彼の突進をけ止めたものもいなかった。
それがどうだ、ただ一ひとりの相手に何回も自分の誇りである突進が止められているではないか。
しかも周りでは二匹のウサギがチクチクとダメージを與えてくるのも彼の怒りを後押ししていた。
他を狙うも全てあの石兵ゴーレムに止められてしまう
そして自のHPが2割を切った頃、彼の怒りは有頂天に達した。
なりふり構わず自の全力を解放し、反のひどいバーサークさえ使った。これで奴らを殺せる。そう思っていると、奴らが全員後ろへ引いて、最初から見ていた男が自分に立ちはだかった。
彼は男のことを自分が戦えないから奴らに全てを任せているのだろう。最後にゆっくりと殺せばいい、と思っていた。
彼は知らない、それが間違いであることを
彼が見くびっていたものが、彼など圧倒できる切り札ジョーカーであることを
そして男シグレに突っ込んで行った彼はる一筋のを見て、何かを考える間も無く消えて行った。
レッドブルの鬼気迫る突進がシグレに迫る。
それに合わせて、シグレは刀を振り抜く。
ドサッ
何かが落ちる音
落ちたのはレッドブルの頭であり、おたまを失ってなお猛進するであった。
ーシグレの種族レベルがアップしましたー
ーシグレのジョブレベルがアップしましたー
ーシグレの心が覚醒しましたー
ー従魔「フィー」がレベルアップしましたー
ー従魔「フィー」がレベルアップしましたー
ー従魔「因幡」がレベルアップしましたー
ー従魔「因幡」がレベルアップしましたー
ー従魔「因幡」がレベルアップしましたー
ー従魔「巖鉄」がレベルアップしましたー
ー従魔「巖鉄」がレベルアップしましたー
ー従魔「巖鉄」がレベルアップしましたー
ー従魔「巖鉄」がレベルアップしましたー
ー従魔「雲耀」がレベルアップしましたー
ー従魔「雲耀」がレベルアップしましたー
ー従魔「雲耀」がレベルアップしましたー
ー従魔「雲耀」がレベルアップしましたー
ー《始まりの制圧者 初》を取得しましたー
ー《初心覚醒者》を取得しましたー
〖プレイヤーの皆様にお知らせします。
始まりの草原 北のフィールドボス 「レッドブル」を「シグレ」様が討伐しました。これにより、北方面のマップを解放致します。〗           
〖プレイヤーの皆様にお知らせします。
「シグレ」様が初めて心を覚醒させました〗
初討伐報酬 暴走赤牛の突撃槍
ソロ討伐報酬 魔石
そして、シグレは靜かにログアウトした。
1章 始まりと邪神 fin
一章終了です。
基本的に章は短めになると思います
説明
              
 ソロ討伐報酬の魔石はゴーレムドロップより品質が良いものです
マップの解放はどのフィールドボスでもあるわけではないです   
次の章からはイベント編かな? 
誤字字や間違い等ございましたらコメントしていただければ幸いです
【書籍版・講談社ラノベ文庫様より8/2発売】いつも馬鹿にしてくるモデルの元カノも後輩も推しのメイドも全部絶縁して好き放題生きる事にしたら、何故かみんな俺のことが好きだったようだ。
【書籍化・コミカライズが決定しました!】 「優太君って奴隷みたい」 その罵倒で、俺は自分を見つめ直す事ができた。 モデルの元カノも後輩も推しのメイドも、俺を罵倒してくる。そんな奴らは、俺の人生に必要ない。 無理してみんなに優しくする必要はない。 これからは、自分の思った事を素直に言って、やりたい事だけをやろう。 そう決意した俺の人生は、綺麗に色付いていく。 でも、彼女達の行動には理由があってーー? これは、許す事からはじまる物語。 ※日間ランキング1位(総合、現実世界戀愛) ありがとうございます!拙い部分も多いですが、今後もよろしくお願い致します。
8 92魔力ゼロの最強魔術師〜やはりお前らの魔術理論は間違っているんだが?〜【書籍化決定】
※ルビ大量に間違っていたようで、誤字報告ありがとうございます。 ◆TOブックス様より10月9日発売しました! ◆コミカライズも始まりした! ◆書籍化に伴いタイトル変更しました! 舊タイトル→魔力ゼロなんだが、この世界で知られている魔術理論が根本的に間違っていることに気がついた俺にはどうやら関係ないようです。 アベルは魔術師になりたかった。 そんなアベルは7歳のとき「魔力ゼロだから魔術師になれない」と言われ絶望する。 ショックを受けたアベルは引きこもりになった。 そのおかげでアベルは実家を追放される。 それでもアベルは好きな魔術の研究を続けていた。 そして気がついてしまう。 「あれ? この世界で知られている魔術理論、根本的に間違ってね?」ってことに。 そして魔術の真理に気がついたアベルは、最強へと至る――。 ◆日間シャンル別ランキング1位
8 199無職転生 - 蛇足編 -
『無職転生-異世界行ったら本気出す-』の番外編。 ビヘイリル王國での戦いに勝利したルーデウス・グレイラット。 彼はこの先なにを思い、なにを為すのか……。 ※本編を読んでいない方への配慮を考えて書いてはおりません。興味あるけど本編を読んでいない、という方は、本編を先に読むことを強くおすすめします。 本編はこちら:http://ncode.syosetu.com/n9669bk/
8 72女顔の僕は異世界でがんばる
主人公はいつもいじめられていた。そして行き過ぎたいじめの果てに“事故”死した。はずだったが、目が覚めると、そこは魔法も魔物も存在する異世界だった。 *以前小説家になろうというサイトで投稿していた小説の改変です。事情があって投稿できなくなっていたので、こちらで連載することとしました。
8 192天才少年、異世界へ
自身のことを、ありふれた高校生だと思っている主人公木村弘一郎が、異世界で一人だけ加護を貰えなくて苦労する、と思いきや持ち前のハイスペックで自由に生活していく話です。 初めての作品なので、期待しないでください。
8 162幻想魔動人形記
新・幻想入りシリーズ とある事であっさり死んだ未練たらたらの青年、気持ちを新たに取り敢えず閻魔の所に行こうとするも、謎の光(魔法)の穴(円)に吸い込まれてしまう。新たな人生の幕開けとして・・・ 穴に吸い込まれた護速(ごそく)霊夜(リョウヤ)は、魔動人形に取り込まれ、新たな體を得る。 この話はそんな青年の幻想録だ
8 133