《邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜》第三百七十七話 エンカウント・イン・グラスランド

9章 Grim happy end

牛のような生のステーキを食べ終えたシグレは、殘ったいくらかのをアイテムボックスにれて遠くに見える街の方へと歩いていく。

草原にはちらほらと村などの人口建造が立ち並ぶ場所が見える。

「…………何がいるんだか、どちらにせよろくなものじゃあないでしょうね。悪魔か、知を持った怪か……見かけ上は平和に見えるのが恐ろしい。まあ、偵察だけ行きますか。問題にならなそうだったら処理しましょう」

進行方向上に存在するひとつの村から違和をじたシグレは、そちらへと進んで行った。

閑話休題てくてくてくてく

「何者だ！」

數分後、シグレは村にしては堅牢な壁に備え付けられた門扉にて、怪に・・・・槍を向けられていた・・・・・・・・・。

発達した筋を伺わせる太い足、管は皮にくっきりと浮かび上がり、その力強さを如実に表している。

細かな傷だらけの蹄は歴戦の雰囲気を漂わせ、數多の命をその蹄による蹴撃で奪い去って來たことは想像に難くない。

高みからシグレを見下ろすその瞳は冷徹であり、隠す気などない警戒と敵意、そしてなにより人間という下等種族に対する侮蔑がはっきりとわかる。

(ああ、そう言えばいつぞや読んだ魔図鑑か何かに一部の知能ある魔モンスターは人間は下等生であり、自分たちこそ人間の上位種族であるとかいう考えを持っているとか書いてありましたね。このケンタウロスもその口ですか。とりあえずバレると駄目なので「鑑定」っと)

ケンタウロス・ナイト

斧槍ハルバードと長弓により武裝したケンタウロスの戦士。

人間では弦を引くことすら出來ない強弓を連し、人間では振り回すことすら出來ない巨大なハルバードを片手で易々と振り回し標的を砕する。

種族的に人間を蔑視しており、時には支配して奴隷の様に扱うこともある。

なお、自らが認めたものしか背に乗せない習を持つが、そもそもとして人間を蔑視しているため騎獣としては扱えない。

故に、ケンタウロスを扱うのはもっぱら人型に変できるバジリスクやドレイクなどの蠻族である。

(説明文にも人間蔑視が滲み出ていますね……これは普通にるのは無理そうです。どうにかしなくては)

Fictionalizer作家紹介

今回はみょんちーさん！

いじめられっ子で地味な子高生…九浦葵

気で人見知りな彼は、実は強力な超能力の持ち主だった。

全超能力者を殺そうとする《零》が彼に目をつけ普通の日常が壊れ始める。

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