《邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜》第三百九十六話 病床にて

9章 Grim happy end

ま、そんな経緯でこの太の國と月の國は戦爭を続けてるのさ。

え?王様は最後に何を言ったのかだって?

ははは、ただの報屋でしかない僕にはそれはわからないよ。

でも、森に眠るの話、と言うよりかは、彼らの出生の話をしていたんじゃないかな。

何故そんなことが分かるのかって?

國王が崩されてまだ國が滅びていない頃、彼等は一度森に探索隊を出したのさ。

一萬人規模の大隊をね。

自分たちが先頭で參加してね。

でも、その時にはもう凝り固まった憎悪によってあの森は地獄のようになっていたんだ。

もちろん探索は功することなく、大半の兵があの水にれたことで発狂した。

生還したのは王子達二人を含む五人で、殘りの人間は全員死んだらしいよ。

生き殘った兵の言うところでは、三割の仲間があの忌まわしき水にれて狂い、殘り三割がそれを止めようとして死んでいき、そして殘りの四割は森に潛む怪たちにやられたらしい。

生き殘った兵と王子達は戦列の最後尾にいたから問題はなかったそうだがね。

そして、そのあと異変が起きたのさ。

なにって?だってその後彼ら、一斉にある魔道を探し始めたのさ。

魔導式反遠裝置マギ・テレスコープ。

魔法の力でなんやかんやして遠方を見るための魔道マジックアイテムなのだけれど、彼らはこれをこぞって買い求めた。

特に、特殊なやつをね。

というのも、この魔道マギ・テレスコープには、様々なオプションが存在するんだ。

倍率可変や暗視効果、中には海中を見えるようになるものもあったかな、しかし、その中でもとりわけ貴重だったのが、「壁を貫通して見たいものを見る」タイプ。

言ってしまえば視だね。

この頃、魔導式反遠裝置マギ・テレスコープは重要戦略魔法資として軍需品に指定されていたんだ。

そもそも作れる人間はないし大半は軍で規格が決まっていてその通りのただ遠距離を見れるだけのものばかりだったんだ。

まあ、それでもさすがは王族、金に糸目をつけずに買い漁ったおかげで全く同時期に彼らは求めていたものを手にれた。

そして、何かを見たんだろう。

想像を絶する……人類ではなく神の創造にして神の寵けたもの。とかね。

まあ、何を見たにしろ國は分裂し、戦爭が始まったんだ。

所々抜けてはいるけどこれが今のこの國のあらましさ。

おや、牛串をくれるのか、ありがたいねぇ。

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