9章 Grim happy end

灼炎結界プロミネンスバリア

指定した範囲に球狀の結界を作する。

作された結界は炎でできており、理的な障壁は持たない。

発時間は30秒

壁の厚さは1m程であり、者により抜け道を生することが可能である。

通り抜けようとしたものに対し高威力の炎屬魔法ダメージを與える。

このダメージは生された炎の壁にれている間常時與え続けられ、一瞬でもれたならば「火傷」、5秒で「炭化」の狀態異常が付與される。

また、移及び多重展開は不可能であるが、MPを追加で消費することで壁の厚さや威力、持続時間を強化することが可能である。

消費MP:自の最大MPの半分

「また固くなった……」

依然として遠距離から魔法攻撃すれば何とかなるものの、そもそもそんな魔法を使える魔法使いがそう都合よくいる訳が無いし、仮に居たとしてもそれさえ討ち取ってしまえばあとは太王一人で無雙してどうとでも出來るのだ。

バランスブレイカーも甚だしいものである。

灼熱劫炎斬フェニックスフレア

最大MPの半分と最大HPの半分を消費することで発可能。

発者の前方300m、橫幅30mの範囲に不死鳥の姿をした炎の塊を生し、範囲を燃やし盡くす。

この攻撃はこのスキルの発から30秒後に発され、三分間持続する。

不死鳥の攻撃をけたものは例外なく「火傷」「炭化」を付與され、範囲の金屬製のアイテム及びキャラクターは「金屬溶融」を付與されて無條件で死亡もしくは消失する。

スキル宣言時から終了までの間範囲では水屬の魔法、武技、スキルなどは使用不可能となり、炎屬の魔法及び武技、もしくはスキルは発者に支配される。

このスキルの効果は火炎系への耐を貫通する。

このスキルによってキャラクターにダメージを與えた場合、発者のHPは與えたダメージの二十分の一回復する。

「なんですかこのオーバースペック」

広範囲殲滅魔法まで使えることが判明した。

もう太王一人で全部解決するんじゃないだろうか。

このであるならば、勝てるかどうか微妙なところである。

できれば戦いたくないと思いつつ、シグレはまた別のスキルを見ていくのだった。

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