《ノアの弱小PMC—アナログ元年兵がハイテク都市の最兇生兵と働いたら》65話ー深海機ー
核が複數あり、それを一度に破壊できない以上一つ一つ破壊する必要がある。
その核のひとつひとつをあの大化したから見つけ出すのは容易なことではない。
普通の人間であるならば。
「しどぉ、そのまま真っ直ぐぅ」
「あいよ」
スラスターから放出されるグレアノイド粒子と泡の軌跡を殘しつつ大きな弧を描くようにして接近。
數々の腕を回避しながらさらに加速し、真正面から異形のアメーバのような軀に右腕を突き出しながら突っ込んだ。
大化したその軀を突き抜けると、管のような黒い管を引きずり出しながら、赤々とした寶石のような塊をその右手で摑んでいた。
人間でいう心臓。ドミネーターの原核。
軀と違い凄まじい度を誇るその赤い塊をしばかり投げ、パイルバンカーの先を當てて砕く。
核にまとわりついていた黒い管のようなものが引きちぎれ、海中に漂う。
砕けた核は赤い粒子となって消えていく……。
「上手ぅ」
「至近距離まで近づけば俺も核の位置はわかるからな」
ドミネーター因子を持つガーネットは多離れていてもドミネーターの急所が判別できる。
離れているとわからないが接近すれば雛樹も同じように核の場所を知覚することができる。
出來損ないのドミネーターにとってこの二人を一度に相手することはあまり に無謀。
出來損ないにとっては……だが。
通常のドミネーター、及び6年後の世界から來たドミネーターとなった人間がどれだけ完されており、強力なものか再確認させられる。
核をひとつ失い、大化し続けていた異形の軀が端からばらばらと崩れていく。
だが完全に崩壊させることはできない。あと數個、核が殘っている。
「しどぉすごく上手になってるぅ」
「師匠(ターシャ)が凄まじくスパルタだからな……あと海中の方がかしやすい」
雛樹の二腳機甲縦技はガーネットが言うように目に見えて上手くなっている。
海中の方がかしやすいというのも他の機と比べて出力の大きいスラスターを裝備しているからだろう。
強すぎて海上で使用すると機が損傷するほどのスラスターであっても海中では水圧によってある程度マイルドな出力に強制的に抑えられるため制しやすくなるのだ。
それでもフル出力で扱えば水の抵抗で機がバラバラになりかねないのだが。
実際、先ほどの機で機バランスの調整用パーツ、スタビライザーが幾つか裝甲の一部ごと弾け飛んでいる。
「次、まとめていけるわよぉ」
「ああ、終わらせよう」
ドミネーター因子を含んだあの薬ひとつでここまでの化けを生み出す。
その研究を本土が進めているという事実は正直けれがたいものだ。
そして今回、6年後の彼らを奪われたことでどのような悲劇が引き起こされるのか……今の雛樹やガーネットでさえ、予想はつかないでいた。
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