《クリフエッジシリーズ第一部:「士候補生コリングウッド」》第七話

宇宙暦SE四五一二年十月二十三日 標準時間〇五時三〇分

アルビオン軍所屬のスループ艦HMS-L2502034ブルーベル34號はトリビューン星系の小星に向けての攻撃準備を開始した。

その小星は、アルビオン軍に“AZ-258877”と名付けられ、その彩、形狀からブルーベルの兵には“ローストピーナッツ”と呼ばれているが、部にはスループ艦デイジー27號を破壊した通商破壊艦の支援拠點がある。

<アルビオン軍スループ艦HMS-L2502034ブルーベル34號・戦闘指揮所

〇五三〇

艦長のエルマー・マイヤーズ佐は攻撃開始三十分前に戦闘配備を命じていた。

「総員に告ぐ。本艦はこれより三十分後の〇六〇〇に敵拠點ベースのある小星AZ-258877を攻撃する。敵の拠點ベース及び通商破壊艦に損害を與えることは恐らくできないだろう。だが、デンゼル大尉率いる別働隊の行を容易にするため、この任務は欠かすことのできない非常に重要な任務である。祖國のため、命懸けで潛する戦友のため、諸君らの力を見せてしい。以上」

そして、〇五四〇に第一級戦闘配備に移行する旨の艦放送が流れると、艦は一気に騒然となる。

副長のグレシャム大尉は自らの城、急対策所ERCから、次々と指示を出していく。

「最外殻ブロック閉鎖。閉鎖確認後、五十キロパスカルまで減圧……換気空調HVAC系を非常循環EC系に切替後、連絡ダンパ閉鎖……外殻冷卻系VCCS、主兵裝冷卻系MACCSと分離……艦各ブロック閉鎖確認……」

の命令を掌帆長ボースン以下の急対策チームが実行、確認していく。

マニュアルに従い、すべてのチェック項目の確認が終わると、副長は戦闘指揮所CICに報告した。

「CIC、こちらERC。非常対策マニュアルEM・チェックすべて完了オールグルーン、急時制盤《ECB》スタンバイ完了」

マイヤーズ艦長はメインスクリーンに表示されるEMのチェック項目がすべて緑に點燈したのを確認した上で、「CIC、了解」と短く答え、他の部署からの報告を待つ。

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主兵裝ブロックMABから、掌砲長ガナーのグロリア・グレン兵曹長の報告が上がる。

「CIC、こちらMAB。主砲各コイル電圧安定、カロネードへの円筒狀弾薬容キャニスター裝填完了、対宙レーザー各門スタンバイ完了……」

艦長が同じように了解と言った直後、機関長チーフのデリック・トンプソン機関大尉の聲がCICに響く。

「CIC、こちら機関制室RCR。機関出力調整準備完了。質量-熱量変換裝置MEC主兵裝系接続完了……」

〇五五〇

すべての準備が終わり、ブルーベル34號は“彼らの家”から“戦闘艦”に姿を変えた。

〇六〇〇

AZ-258877との距離が五秒に近づいた。

マイヤーズ艦長は低く、そしてゆっくりとした口調で「攻撃開始」というと、CICにいる戦士のオルガ・ロートン大尉が「ランダムパターンCチャーリースタート、主砲及びカロネード順次発」と舵長コクスンと掌砲長ガナーに命じた。

戦闘時には敵の攻撃を回避するため、ランダムに軌道を変更する。人工頭脳AIによるランダムパターンに舵長のマニュアル作が加わり、敵のAIによる予測を困難にする。この場合、自艦の攻撃にも影響するため、パターンを決めておき、攻撃のタイミングとマニュアル作のタイミングを合わせるようにすることが重要になる。

攻撃開始から十秒後、直線型加速LINACにより加速された一テラワット(十億キロワット)の荷電粒子の塊が小星表面の珪素や鉄化合を真っ白な閃と共に蒸発させていく。

その數秒後、カロネードより発された金屬製の散弾が小星の表面に幾つもの白い靄を作っていく。

「クイン中尉、小星表面の解析を頼む。次の攻撃で敵のスクリーンを攻撃する予定だ。敵スクリーンの能、範囲の解析も合わせて頼む」と艦長はスクリーンを見ながら、報士のクイン中尉に命じていく。

「了解しました、艦長アイ・アイ・サー。小星表面の解析及び敵ベース防スクリーン能力の解析を実行します」

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ブルーベルが小星に攻撃をかけた直後、敵が反撃してきた。

「後方よりユリン幽霊級ミサイルと思われる高速飛翔、二十基接近中!」

ロートン大尉のやや迫した聲が響くと、CICに張が走る。

更に大尉の聲が続く。

「……対宙レーザーによる迎撃開始……接近殘數五基、四、三、二……一基……全數破壊。発地點は前方の小星、三ヶ所より発されたものと推定。艦長、指示願います」

の冷靜な聲だけがCICに響き、CIC要員の息を吐く音が重なる。

ユリン級ミサイルは、ステルスを持たせた全長三十mほどの対艦ミサイルであり、アルビオンのファントム級のコピー兵ながら比較的近距離から超遠距離まで攻撃できる汎用の高い対艦兵である。

加速能が二十kGと高機の戦闘艦の三倍以上あるが、〇・二速に達するのに五分分近く掛かるため、通常はある程度の相対速度を持った狀態、すなわち艦同士が接近する狀態で使われることが多い。基地など固定された場所から発する場合は遠距離攻撃を掛ける必要があるが、今回は近距離からの攻撃となり、発見されやすい最大加速での使用となったと考えられる。

マイヤーズ艦長は、「攻撃の第二波は?」と確認すると、「第二波接近中」という回答がすぐにった。

再び、CICに張が走り、ロートン大尉の聲が響いていく。

「高速飛翔二十基接近中……対宙レーザーによる迎撃開始……二基が迎撃ラインを突破する可能あり。十五秒後の被弾確率八十五%。手マニュアル回避開始……」

大尉のを排した聲が続くが、マイヤーズ艦長の迫した聲がそれに被る。

「総員、対ショック勢を取れ! 副長ナンバーワン、被弾後は急時対応ガイドラインEPGに従い処理を実行せよ。被弾まで五秒、三、二、一、……」

艦長のカウントダウンと共に艦にガーンという衝撃が走り、赤みがかった非常用照明に切り替わると共に“ウォーン・ウォーン”という急アラームが鳴り響く。

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各所の下士、兵たちは訓練では無いこの狀況に一気に浮き足立つ。それには一切構わず、急時対策所ERCからグレシャム大尉の被害報告が屆く。

「F3R1ブロック減圧。圧〇キロパスカル。Fデッキ右舷線量計ドジメーター指示上昇……各気扉二重閉鎖確認……人的被害……なし。隣接ブロック圧力変なし……EPGオールグリーン」

「機関制室RCR、主兵裝ブロックMAB。被害狀況を報告せよ」というマイヤーズ艦長の冷靜な聲に艦は一気に落ち著きを取り戻す。そして、兵たちは訓練通りに対処し始めた。

「こちら、RCR。機関及び伝送系オールグリーン。PP出力安定中……」

「こちら、MAB。各兵裝オールグリーン」

機関長と掌砲長の聲が被りながら、CICに響いた。

マイヤーズ艦長は、「ロートン大尉、ミサイル発地點へのカロネードによる攻撃は可能か?」と確認すると、「可能です」という回答がすぐにる。

艦長はすぐにカロネードによる攻撃を命じる。

敵のミサイルは第二波で打ち止めだったのか、攻撃は止み、ミサイル発臺はすべてカロネードにより破壊された。

「當艦の損害は軽微。各員は直屬の責任者の指示に従い、冷靜に行せよ。副長ナンバーワン、F3R1ブロックは當面放棄する。掌帆長ボースンに隣接エリアの被害狀況を再確認させ、詳細報告を頼む。ロートン大尉、敵ベースへの攻撃を継続せよ」

アラームが止み、艦長の平板な聲が艦を巡ると乗組員たちの顔に余裕が出てきた。

ミサイルは結局命中せず、ギリギリのところで迎撃できたようだ。だが、艦の近傍で発したため、艦が損傷した。衝撃の割には艦の損傷は軽微だったのは、損害をけた箇所がFデッキの格納庫付近であったことと、相対速度が小さかったことが幸いしたようだ。

ユリン級ミサイルの攻撃をけた後、ブルーベル34號は敵ベースの正面側、恒星の反対側に回りこんだ。

予想通りベースの口らしきものがあり、前面には強力な防スクリーンが展開されていた。

「ここまできても敵ベースからの攻撃はない。恐らく防の設置は先ほどのミサイルしか間に合わなかったのだろう」と艦長はロートン大尉に囁くようにそう言った。

「はい、艦長イェッサー。防スクリーンはかなり強力ですが、範囲がかなり狹いようです。まだ、ベース自が未完なのではないでしょうか」と彼も艦長の意見に頷く。

「クイン中尉、解析結果はまだ出ないか?」

「小星表面の結果はあと五分ほどお待ち下さい。防スクリーンの能力については、機関長チーフの予測より五%程度低いようです。スクリーンのスペクトル解析ではゾンファ製の確率が九十八%以上との結果が出ております」

その言葉を聞き、「やはりゾンファか……」と艦長は小さく呟いたあと、

「攻撃は予定通り、〇七〇〇まで周辺を含む全を、それ以降は別働隊に被害が出ないようベースのドック出口付近に集中させる」とCICの全員に命じた。

〇六二五

マイヤーズ艦長は、クイン中尉より小星表面の解析が完了したとの報告をけ、その結果をアウル1に転送するよう命じた。

<ゾンファ軍クーロンベース司令部・主制

宇宙暦SE四五一二年十月二十三日 標準時間〇五時五〇分

〇五五〇

ブルーベル34號が攻撃した小星の中にある通商破壊艦=P-331用拠點である“クーロンベース”の主制室MCRでは、數人の男たちがいつもの當直のように寛いでいた。

〇六〇〇

突如、メインスクリーンに警報表示が現れ、警報メッセージが響く。

「小型戦闘艦より攻撃をけつつあり。防スクリーン外縁部を含む広範囲にエネルギー兵及び質量兵の反応あり。繰り返す……」

男たちは慌てて、損害狀況を確認すると共に、當直責任者はクーロンベースの司令カオ・ルーリンに急連絡をれる。

「こちらMCR! 現在、攻撃をけつつあり! カオ司令、至急連絡願います……」

當直責任者の迫した聲に「どうした! 狀況を説明せよ!」と不機嫌そうな若い男の聲が反応した。

當直責任者は逃げ出したと思っていたアルビオンのスループ艦らしき小型戦闘艦から攻撃をけていることを報告する。

それに対し、カオ司令は、「小型のスループ如きにうろたえるな! ユリンで沈めてしまえ!」と煩わしそうに命令する。

「了解しました。司令」と応えたあと、彼はMCRの攻撃擔當にミサイル使用の指示を出した。

五分後、責任者から「全基発。一基が命中若しくは至近弾となり敵に損傷を與えた模様」と報告が上がる。

「敵の損傷程度は?」という司令の問いに対し、

「艦に破損箇所が見られるものの損傷は軽微な模様」と申し訳無さそうに報告する。

「チッ!」という舌打ちの後、「すぐに上がる。敵の行を監視すると共に、P-331のワン・リーに報を流してやれ」と言って通信を切った。

連絡をけたワン・リー艦長は、「了解した」と一言言った後、船の部下たちに戦闘準備をさせる。

そして、彼は苦い顔をしながら、「ミサイルを使い切る奴があるか」と小さく司令を罵倒した後、敵に関する報を集め始めた。

時は二日前、十月二十一日に遡る。

ヤシマ船籍の神戸丸に偽裝した通商破壊艦P-331がアルビオン軍のスループ艦デイジー27號を沈めた後、T方面作戦司令部を置くベース“クーロン”では逃げ去っていくもう一隻のスループ艦について、激論がわされていた。

主な対立點は、スループ艦が本星系から撤退するか否かと言う點であった。

スループ艦が撤退するのであれば、本星系での喫の脅威はなくなるので、すぐにP-331をベースにれて本格的な整備と補給を行うことができる。整備と補給に三週間程度が見込まれるが、敵が戻ってくるのは早くて四週間後、充分に余裕がある。

一方、スループ艦が欺瞞行を取り、小星帯に戻ってくるのなら、防スクリーン以外の防手段を持たないベースにP-331をれてしまうのは、唯一の機戦力を自ら封殺してしまうことになり、対応が後手に回る懸念がある。

前者を主張するのが、カオ・ルーリン司令の參謀たちで、後者を主張するのが、P-331のワン・リー艦長であった。

両者の激論は數時間に及ぶが、スループ艦は星系巡航速度の〇・二速でジャンプポイントに向かっていくだけで、何らアクションを起こす兆しが無い。

最終的に參謀たちの意見を採用したカオ司令は、P-331をベースにれることを決めるが、ワン艦長の意見も取りれ、敵が超速航行にる四十時間を越えるまでベースにれないことにした。

ワン艦長は、それではあまり意味が無いと思ったが、若いカオ司令がこちらの顔を立てたことに配慮し、ベースにることを渋々了承した。

P-331の艦長ワン・リーは後方霍作戦のベテランである。

第三次対アルビオン戦爭時にはキャメロット星系に近いアテナ星系で十數隻の輸送艦を沈めるなど、単獨作戦行をさせれば必ず戦果を上げてきた。

その彼はアルビオンのスループ艦は必ず戻ってくると確信していた。

(ゾンファ共和國わが國が関與していることは誰の目にも明らかだ。そうであるなら、ここに拠點を作られることはわが國、アルビオン、ヤシマ間の主権上問題を引き起こすだけでなく、キャメロット星系への足掛かりとなることを懸念するだろう。スループ艦一隻で何ができるのかと司令たちは言うが、防スクリーンなしでは商船改造のP-331はスループ程度の火力でも容易に沈められる。蔵に閉じ込められたら最後、我々は出るに出られなくなる……)

彼の考えでは、P-331は一週間程度この辺りの宙域で待機する。燃料に余裕が無いので、可能な限り慣航行で移し、敵のリアクションを待つ。

P-331のセンサー類は優秀とは言いがたいが、さすがに程距離程度まで近づけば敵を探知できる。ここは我慢比べになるが、老練な狩人である彼にとって、我慢比べなら負ける気はしない。

だが、若い司令は參謀本部勤務が長く、実戦経験がない。有効であると言うことは理解できても自分が行うとなると、このような気の長い作戦をどうしても忌避してしまうのだろう。

カオ司令は軍中樞部の派閥爭いに破れ、このTトリビューン方面作戦司令部のある未完の基地「クーロン」に飛ばされてきたと噂されていた。

出世街道に返り咲くためには、ここで大きな花火を上げなければならないと考えているのだろう。

それにはスループ艦がキャメロットに戻り、小艦隊を引き連れてきてもらう必要がある。小艦隊が現れたところで、ゾンファ軍の司令として堂々と渉し、舌戦で我が軍を勝利に導くつもりなのだろう。

(頭は悪くないのだろうが、現場を知らない典型的な參謀だからな……そもそも軍は“クーロン”を含め、俺たち全員を生贄にするつもりだということに気付いていないのか……)

敵が小艦隊を率いてくるようなら、渉の余地などなく、海賊パイレーツとして徹底的に処分され、その上でヤシマと渉すれば済む。下手をすると徹底的に破壊された後、何事もなかったように振舞うことすらありうる。

彼はどちらにしても自分はここで死ぬしかないのではないかと思っていた。いつも部下には死ぬと思ったらそこで死ぬぞと脅しているはずなのだが……

<ゾンファ軍クーロンベース司令部・主制

十月二十三日 標準時間〇六時二〇分

〇六二〇

クーロンの主制室MCRに著いたカオ・ルーリン準將は、自分の參謀たちの意見が間違っており、ワン・リー艦長の考えが正しかったという事実を噛み締めていた。

更に防スクリーンを開けずにできる唯一の反撃手段を失ったことにも後悔していた。

(早まったな。もうし様子を見るべきだったか……何にせよスループ如きの火力でこのクーロンは落ちない。無駄なエネルギーを使わせるだけだ)

彼はワン艦長への対抗心により、軽率な命令を出したと思ったが、すぐに楽観的な考えに戻っていく。

(どちらにせよ、敵の増援が來るのは一ヶ月以上先だ。それまでスループ艦が攻撃を掛け続けられるわけがない。こちらは敵が疲れ、尾を巻いて逃げていくのを待てばいいだけだ……)

彼の判斷はある意味非常に常識的なものだ。

スループ艦の攻撃力はアルビオン、ゾンファでそれほど大きな違いは無い。

更に敵の艦型がフラワー級と判明している以上、このクーロンベースを破壊できる手段を持ち合わせていないことは明らかだった。

一時は自分の判斷が間違っていたと不機嫌そうな顔でMCRの司令席に座っていたが、今では余裕の笑みを浮かべられるようになっていた。

その時、P-331から通信がったと連絡があった。

「ワン・リーです。司令のお考えをお聞かせいただきたいのですが」とワン艦長がいつものように無表な顔で聞いてきた。

彼は「この男には、想というものがないのか」と頭の片隅で考えるが、彼は余裕の笑みを浮かべたまま、

「敵はこちらの防勢が整っていないことに賭けたのだろう。敵は既に手詰まりだ。我々はゆっくりと奴らが疲れるのを見してやればいい」

「敵はベースへの潛作戦を仕掛けてくるのでは?」とワン艦長がボソリと呟くように言う。

「艦長は心配だな。敵のスループはフラワー級だ。乗員は七十名程度で陸戦隊を乗せることはまず無い。確か搭載艇が一艇あったはずだが、最大定員三十名くらいだったはずだ。こちらの保安要員は二十名だが、君のP-331に百名近い兵たちがいる。何も心配はいらないよ」

カオ司令は饒舌にそう語るが、ワン艦長の顔が晴れないのを見て、大げさに手を上げた後、「判ったよ、艦長。警戒レベルを上げておこう。そちらからも応援を貰ってもいいかな」と付け加える。

「念のため、三十名そちらに回します。このベースが未完だということをお忘れなく」と言って、敬禮する。

カオ司令もぎこちない答禮を返し、通信を切った。

(歴戦の勇者か何かは知らないが、勘だけで戦を語られるのは我慢ならないな。戦爭は理論だ。勘などというあやふやなり込む余地は無い……)

彼は不機嫌そうにスクリーンを一瞥した後、保安レベルを上げるよう指示を出した。

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