《星の降る街》-005‐ 2996年5月29日 PM 20:13

飲み會良いですね、仲の良い友達はみんな東京とか行っちゃって中々會えません。

作者は良く冷えた獺祭を飲まされてからは日本酒の虜でして、いくつかネットで注文したりしたのですがあのフルーティーな味へたどり著けておりません。

もう一度飲みたいなとは思っているのですが。

-繁華街區畫-

白木の杜 店前

「お~ぅ、すまんな、待たせたか?」

「いや、5分くらいしか待ってないから大丈夫だよ。」

「15分は経ってるよマコト。」

「あら~?そんなに経っちゃってたわけぇ~?今日は隊長の奢りかぁ~?」

「お前らなぁ…。」

ダリウスは仕事が長引き予定時刻よりも13分遅刻してしまった。

集合場所にはクルイシ マコト、トージョー シズキ、カラメリア キコが待ちぼうけていて、ダリウスの遅刻に漬け込みキコが調子に乗っていく。

「まぁまぁまぁ!とりあえず早くりましょって、あたし腹ペコなんだから!」

そう言ってキコは白の細い木が立ち並び、足元には苔や背の低い草の海が広がっていて、その上に道を作るよう配置された飛び石の上を機嫌よく歩いて行く。

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「俺もお腹が減ったよ、早く行こうダリウス。」

「不思議なじだねここ。」

「あぁ、飲み代くらいは出すが飯代は自分達で出せよな。」

そう言ってマコト達も飛び石を渡って行く。

白い木の森の中には街燈と同じようなポールから白い提燈が垂れ下がり、それが足元や周りをらかく照らしていた。

そのまま森の中を進むと古めかしい木造の店舗が見えてくる、中々繁盛しているらしく中にるとかなりの客がガヤガヤと騒いでいた。

「いらっしゃいませ、ご予約のお客様でしょうか?」

を包んだらかい雰囲気の栗店員が鈴を転がす様な意外によく通る聲で出迎えてくれる。

「アナベル ダリウスで予約を取っている。」

「はい、4名様でご予約のアナベル様ですね。お席の方にご案致します、履の方はこちらでおぎになってからお上がりください。」

その指示に従い皆靴をぎ店へ上がると、金髪の著を著たが傍から出てきていだ靴を[18番テーブル]と書かれた靴箱の中に丁寧にしまい始めた。

「それではお席の方にご案致します。」

そう言って栗店員はカウンター席を通り過ぎ奧の個室が並ぶ廊下へと進む、一番奧から3番目の個室のふすまを開けて頭を下げた。

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ダリウス、マコト、シズキ、キコの順番で部屋にるがキコが小聲でありがと、とへささやいて部屋にると店員はし嬉しそうに頭を更に下げる。

「「「おぉ~…。」」」

全員がの聲を上げながら席について行く、

には部屋の隅々に白い石が敷き詰められて、遙か遠くまで続くかの様な鮮やかな樹木やし遠くに見える巨大な樹木、苔むした大きな巖や小さな石の橋が掛けられた池。

それらを映し出したCGパネルが壁一面に張られていた。

そして上座の奧にはシシオドシと言う失われた古代の調度品が、コン!と小気味良い音を立ていた、店の室の何処からかは見分けが付かないが、小鳥のさえずりや木々のざわめきまで聞こえてくる、まるでこの綺麗な森の中へわざわざ自分達の為だけにこの席を作ったかの様な完された個室であった。

「それではお先にお飲みの方をお伺いしてもよろしいですか?」

の店員がオーダーを取り始めたため、皆思い思いの飲みを注文して行く。

「それでは直ぐにお飲みの方をご用意致します、々お待ちください。」

そう言って栗の店員は頭を下げたままふすまを閉めた。

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「本當に雰囲気の良いところねぇ~」

「昔のニッポンって國の伝統料亭を再現してるらしいよ?」

「へぇ~マコト知り~!」

シズキはテンション高めにベタベタとマコトにくっつく、

「ホント二人揃うと鼻につく奴らね…。」

「二人とも嫌いじゃないんだが…揃うとホントウザいな。」

ダリウスとキコは揃って呆れる。

しばらくすると先程とは違うがやって來て。

「お飲みとお通しをお持ちしました、こちらお手拭きでございます。

コース料理の方は始めさせて頂いてもよろしいですか?」

「ああ、頼む。」

「かしこまりました、お飲みと追加の料理のご注文は別料金になりますので、予めご了承下さい。それではごゆっくりお寛ぎ下さい。」

そう言って店員はふすまを閉めて出て行った。

「よし、んじゃとりあえず乾杯と行くか!」

「あたしの昇進と!」

「俺の娘が彼氏と別れた事と!」

「シズキの誕生日と!」

「えっ…えっと、私の一日教無事終了に!」

「「「「乾杯!!」」」」

そう言って4人とも飲みを飲む。

「うめぇ~!てか隊長は娘さんの彼氏別れたので乾杯とか酷すぎっしょ!」

「うるせぇ!俺に毆られた程度で尾巻いて逃げる様なボンクラにうちの可い娘はやれねぇってんだよ!」

「隊長に毆られて無事なのは隊でも數じゃないですか。」

「軍人に嫁がせる気など頭ない!!來たら本気でぶん毆ってやる!!!」

「ははは!ダリウスに本気で毆られたら開いちゃいそうだね!」

そんな話をしていると、コンコンと扉を叩くがした、ふすまを開き3人ほどのが料理を持ってくる。

が蕓品の様に綺麗に盛られた皿が1人一つずつ並べられる。

「こちらがお醤油とわさびで座います。この後のお料理は豚の西京焼きで座います、それでは。」

そう言ってたちは部屋から退出する。

「さいきょうやきってなに?」

「昔のニッポンにキョウトって言うみやこがあったらしくてね、そこでミソ?だとかお酒とかを使った調理法が合ったらしいんだけど、それの事を西京焼きって言うらしいんだ。」

「マコト知り~!」

「はぁ~お魚味しいけど正面の奴うぜぇ~!」

「普段とのギャップがあり過ぎだよな。うちの生徒供に見せてやりたいぜ…うめぇなコレ。」

に舌鼓をうち近況報告などに華を咲かせる。

「そういやシズキ~、あんた1日教なんてやってたの?」

「そうよ、生徒にも尊敬の目で見られてたし、しっかり心構えなんかも教えてバッチリよ!」

「良い刺激にはなったが、一部の生徒がシズキにビビりまくってるからな。名前出しただけで大人しくなるし便利だぜ!ははは!」

「そんな訳ないじゃないですか!ちゃんと皆に優しく教えましたって!」

の子がひとりお前に憧れてたが、他は恐怖癥レベルの奴を中心にビビりまくってるっての!」

「あっはっはっは!シズキ天然で怖いからなぁ~。」

「そ…そんな事無いよねマコト!」

「うん、シズキのそう言う所も可いと思うよ。」

「マコトぉ…。嬉しい!」

「なんで!?」

マコトとシズキが揃うと暴走しまくりでブレーキなど削り切れて既に無くなっている、キコが止める隙などなく通り過ぎてしまった。

そしてダリウスが思い出した様に話題を変えた。

「そういやシズキ、お前あの後ちゃんと訓練してんのか?」

「うぐっ…まだ…ですね。」

「どーせ毎日マコトさんとイチャコラやってたんでしょ~?」

「しっ…してないわよ!」

「3日に一度くらいだよね~。」

「マコトッ!?」

「ひゃー!思ってたよりリアルな回答!」

「あはは!冗談だよ、イチャイチャなら毎日だけど?」

そう言って機の下で繋いでいた手を見せ付ける。

「シズキのウザさってマコトさんの調教のせいなんじゃ…?」

「あははは!」

「笑って誤魔化した!!」

シズキとマコトが笑い合いキコがツッコむが止まらない、そしてちょうど皆が刺を食べ終えた頃に店員が次の料理を運んで來た。

「失禮致します、次のお料理の、こちら豚の西京焼きで座います。

空いたお皿はおさげ致しますね。」

「あっお姉さん、あたしこのウメシュって奴ちょうだい!」

「俺はセキトバって奴を、ロックで頼む。」

「僕は日本酒の冷やを2合、おちょこは2つお願い。」

「はい、ご確認させて頂きます、梅酒がおひとつ、赤兎馬をロックでおひとつ、日本酒の冷やを2合でおちょこがお2つで座いますね?」

「はい。」

「かしこまりました、々お待ち下さい。」

店員はそう言って空き皿を乗せたお盆と一緒に下がる。

「そうだ、シズキ。訓練はちゃんとしとけよ、ここ最近の話だが近所の領で無人の人型兵が好き勝手き回って、たまに市民にも被害が出てるらしい。今の所応援要請は來てねぇが、念の為準備しとけよ。」

「了解。無人機の目的や能は分かってるんですか?」

「それがまだ分からん、能的には移がかなり速いらしいって事。あぁそういや政治家の乗った車両が踏んづけられたってのもあったな。」

「踏んづけたって…。」

「まぁ、能が判明してない以上は迂闊に近付けねぇし、そうなったら自然お前らの出番だ、下手にひよっこを連れ出しても被害がデカくなるだけだからな。」

「ですね。うちの子達から使えそうなのを早めにピックアップしときます。まぁ要請が來ないのが一番なんですけど。…あら、らかくて甘い。」

「なら今回あたしの出番は無しかな?」

「お前は報告書を早く出せよ、報科のいつもの奴から文句來てんぞ。」

「うへぇ~めんどくせぇ~!」

「あんた一応は小隊長なんだから…。」

「めんどくさいもーん!あ、副長ちゃんが書いてくれるよきっと!」

「その旨をそのまま報部と上に報告しておこう。」

「勘弁してくださいよぉ~!私報告書とかほんと苦手なんですってばぁ~!」

そんな話をしながら食事も進んで行き、次の料理か運ばれて來た。

「失禮致します、天ぷらの三種盛りで座います。お出か抹茶塩をつけてお召し上がりください。」

先程と同じ様に空き皿を下げて店員は退室する、シズキはえびの天ぷらへ抹茶塩を付けて一口。

「マコトマコト!この天ぷらって作れる?」

「ここまで味しくできるか分からないけど、多分出來るよ。今度作ろっか。」

「うん!」

「そういやシズキって料理出來ないのよね。」

「………あまり上手じゃないだけよ。」

「シズキの料理は個的で思いやりが強過ぎるから。」

「個的で思いやり?」

「何か毎度違う味がするんだ。多分おかゆ作ってくれた時はキャラメルがってた。」

「えっ!?」

「疲れてる時って甘いものがいいって言うじゃない?だから隠し味にれて見ようと思って、私の思いに気付いてたなんて嬉しい!」

「ははは!」

「…苦労してるんですね…。」

「おかげで寄り道せずに家に帰るし、料理の腕もみるみる上達したよ!」

「ん~何というか…ほんと可哀想。」

「あ、そう言えばマコトと隊長ってどういう関係なんですか?マコトは隊長が紹介してくれた人だけどどういう関係かあんまり私知らないんですよ~。」

「あ、それあたしも気になる~!」

」僕とダリウスなぁ…。」

「ん~そうだな、いく先々でこいつが居てな、なんか々あって仲良くなった友達ってじだ。」

「また々で片付けられた~、マコトも々で片付けちゃうんだもん、もっとマコトの事知りたいのにぃ。」

「本當に々あったんだよ、まぁ一番仲良くなったきっかけは…ん~…俺が昔結構なミスやらかしてさ。

落ち込んでる時に飲みにってくれた時かな、愚癡とか々聞いてもらったんだよ。」

「あぁ…アレの時か、そうだなぁ…あん時はが抜け落ちたみてぇなツラしてたからな、知らねぇ仲じゃなかったしほっとけなくてな。」

「へぇ~、隊長やさしぃ~あたしにも優しくしてくれていいんですよ?」

「お前は仕事しろよ。」

「ははは!まぁ俺とダリウスは何やかんやよく顔合わせててね。いつの間にか仲良くなってたってじかな。」

「ふぅ~ん…昔のマコトも見てみたいなぁ。」

「…ははは!まぁそのうち話すよ。それより俺はシズキとキコちゃんがどこで知り合ったのかとか気になるなぁ。」

「私とキコ~?」

「ん~軍學校の時だっけ?確か~…。」

「思い出したぁ!まだキコが黒髪で大人しくて他の子にいじめられてた時だ!」

「ちょっとぉ!なんでそんな恥ずかしい事鮮明に覚えてんのよ!」

「私があいつらから助けてあげた時泣いてたじゃない!」

「あんたが怖かったのよ!なんで2倍も重差ありそうなあのゴリラを投げまくってんのよ!」

「ちゃんと授業で格差のある相手との組手とかやってたじゃない。」

「無表でゴリラが泣くまで投げ続けるあんたの異常の話をしてんのよ!周りもドン引きだったかんね!」

「だってカチンと來たんだも~ん!私悪くないも~ん!」

「あの學校の暴事件はお前らの仕業だったのか…。あのガタイのいいの親が學校に乗り込んで來て、あの優しそうな保険醫が流れ弾食らってたぞ…。」

「うわぁ~…先生に今度お菓子持ってこう…。」

「學生時代のシズキかぁ…見てみたかったなぁ。」

「まだ制服殘ってるから今度著よっか?」

「…ははは!」

「んふふ~」

「うわぁ~酔ってんなぁ…。制服プレイとかすんの?」

「またコスプレ~?マコトのエッチぃ~んふふ!」

「あはは…お水貰おっか。」

「シズキ…人前で酒飲めないわね…。」

「マコト巻き込んで自とはやるなぁ!はっはっは!」

「失禮致します、お食事のさば壽司で座います。この後はデザートですがすぐお持ちしてもよろしいですか?」

「はい、それとお水を二杯ください。」

「もぉ~マコトぉ~浮気ぃ~?私の事だけ見てよぉ~」

「ははは…すみません。」

「いえ、仲がよろしいようで羨ましい限りですわ。それではお冷やとデザートの方お持ちいたしますね。」

「マァ~コォ~トォ~!ちゃんとちゅーして!」

「はいはい、帰ったらね。」

「私はずっと家でずっとマコトと一緒に居たいのに、仕事ばっかりでさぁ~、やんなちゃう!」

「俺はいつでも養うし結婚も考えてるよ?もう仕事辭めちゃう?」

「…もうちょっと頑張る…。」

「えらいね。」

「んふふ~」

「かぁ~デザートもまだなのに甘ったるいわぁ!」

「ははは!シズキもかなり酔ってる所為で結構甘え気味だからね、レアなシズキが見れて嬉しいよ。」

「ん~浮気ぃ~?」

「ははは!違うよ~。」

「くぁ~惚気てくれるなぁ!」

「俺も帰ったら久し振りに嫁に甘えてみるか。」

「……想像したら酔いが覚めました。あたしに謝料を。」

「俺と嫁は20年以上ずっとラブラブだぞ?舐めんなよ?」

「ラブラブとか死語じゃないっすか。」

「ダリウスの所は本當に仲がいいからねぇ。」

「隊長の奧さんと會った事あるんですか?」

「うん、すごい人さんだよ。娘さんも可いし。あ、シズキのが可いけどね?」

「んふふぇへへ~」

「笑い方きもっ!骨なご機嫌取りだし!」

そんなこんなで時はかけ足で過ぎて行き、マコトは潰れたシズキをおぶって帰宅した。

日本酒は好きですがお酒に強い訳ではありません。

すぐ寢ちゃいます。

実際酔いつぶれたの子をホテルへ連れ込んで・・・なんて事はほぼ無いです。酔っ払いを早く追い払いたい気持ちでいっぱいになります、早くオウトゥンに潛りたいのです。

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