《星の降る街》-006‐ 2996年6月23日 PM 14:18

領地によっては技や文化が結構異なってたりします。

基本的には近隣の領地同士は仲良しです、余程のことが無ければそっちのが利が大きいですからね。

-キリエリア領-

ムーンライト管轄域

企業都市區畫急ブリーフィングルーム

急ブリーフィングルームには、

緑髪の細いポニーテールを膝上までばした、プリッツスカートの

ベリア・ペリドット。

古代産のガクランと呼ばれる突撃兵用裝備にを包み、ボサボサの髪と鋭い目つき、目の周りには隈のある格闘家のような若い男。

ヤマミネ ケンジ

腰のガンベルトに銃が普通のものよりし長いエネルギーハンドガンを2丁攜え、長い緑髪を前髪と後ろ髪でそれぞれ編み込み纏めている青年。

ヤルミ・ペリドット

「ほんとどんな速度してんのや、こんな速度の奴捉えるのなんて魔でもない限り無理やんな?」

「待ち伏せすりゃ行けんだろ、ベリアの瞬発力がありゃ捉えられない程じゃねぇし、それか高速移してない時を不意打ちすりゃいいんだよ。それが確実だ。」

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「それに姉ちゃんの鎌なら當たれば大何とかなる。」

ベリア、ケンジ、ヤルミはテーブルのマップパネルを睨み苦い顔をする。

「まぁ馬鹿正直に正々堂々はせんからなぁ。そこのあんた、ここの地區。民間人の避難はどうなってんの?」

「はっ!只今行なっておりますが…目標到達までには確実に間に合いそうにありません…。」

彼ら3人は近接戦においては領トップクラスの実力を持つ猛者達だ、民間人の避難が間に合いそうもない現狀、撃武をぶっ放しまくる訳にもいかずにこのメンバー構となった。

「そうか…まぁそのためのあたしらな訳やけど、萬が一のために救援要請は出してんのかいな。」

「それはムーンライト様がサンライト様を叩き起こしながらやってた、凄く慌ててたよ。」

「あの兄妹も大変だなぁ…。」

このキリエリア領は14歳の年若い雙子の兄妹が統治者である。

兄はキリエリア・ムーンライト。

元気ハツラツ!と言った雰囲気がとても似合う元気な年であり、運営にも乗り気で力的に働いている。

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妹はキリエリア・サンライト。

常に気だるげで運営にも消極的であるが最低限やる事はやっている。

ムーンライトが力的に、サンライトが最低限でも仕事をこなす理由は単純。

この國には魔が住み著いているから。

この話は、まだこの土地がキリエリア領と呼ばれるよりも前から語り継がれている昔話である。

60年前に世界で大小様々な戦爭が多発していた頃、最強の化けとして恐れられていたキリエリア・ヴィ・アーデルハイトと言うがいた。

そんな彼はいつの間にか名も無いこの地に住み著いていた。

は人間達が過度の干渉をしない限りは関わってくる事はなく、更に何故か彼の住む周りの土地は圏外の怪が寄り付くことが無い。

一度海に落ちた怪、オオヤドヌシが海水を大量に取り込み、何十倍にも巨大化して手をつけられない自になった事があったのだが、ふらりと若い金髪のが現れ、彼からの柱が現れたかと思うとほんの數秒で怪を蒸発させてしまったと言う伝説がある。

その時その付近の人々の統制者であったヴィヴィアンと言うが魔渉を持ちかけた。

毎年貢をする代わりに近くに住まう我々を最低限でいいので助けてくれないか。と。

はその取り引き呑み、現れた時と同じ様にふらりと何処かへ消えて行ってしまった。

それ以降、何故かヴィヴィアンは自らをキリエリア・ヴィヴィアンと名乗り、自然とこの周りの領域もキリエリア領として呼ばれるようになっていった。

母の代からの恩人でありこの地の絶対の守護者でもある魔が住み著いているのだから、ムーンライトは魔の期待に応えようと、サンライトは下手にサボると魔に怒られるかもしれないから無理やり働いている、と言ったじだ。

ベリア達も魔が來てくれればと考えつつも、魔が出て來ない限りは自分たちでどうにか出來るはずと思い直し、喝をれる。

「よし、嬢ちゃん達が頑張ってんだから俺らがうごかねぇ訳にはいかねぇだろ!」

「ええ、ほな行きましょか!あたしの目標地點はココ!この高速道路であいつを足止めして時間稼ぐ!」

「じゃあ僕も、姉ちゃんがミスった時の保険。」

「俺は先回りして道路を壊して道を塞ぐ、急事態だしそれぐらい許されるだろ!………嬢ちゃんの仕事が増えるが。」

ベリアとヤルミは現在移中の無人機のいる場所、高速道路と呼ばれる長い直線の道路でルート上にて待ち伏せ。

ケンジは更に奧の道路上の陸橋を破壊し道を塞ぐ予定だ、かなりギリギリまで街の近くに來てしまったため急処置である。

テーブルに立てかけている2つの長方形の鉄の箱にそれぞれに足を突っ込んだベリアは僅かな起音の後に宙に浮かぶ。

「ほれ!ヤルミも遠距離用ミラーよこしな」

ヤルミは側面にはダイヤルが2つ付いた手鏡ほどの小さな鏡を懐から取り出しベリアに渡す。

「んじゃ俺も行ってくるか!」

そう言ってケンジは仮設のブリーフィングルームから出ると凄い勢いで地面をるように走り出した。

「ほなヤルミ!後片付けと準備よろしくな!」

「うん。」

「ほいしょッ!!」

ベリアは気合の聲と共に高速で低空を飛行して行く。

殘されたヤルミは姉の相棒の大鎌を手に取り合図があるまで待機し、連絡が來ると同時に懐から出した鏡を割った。

無人人型兵し太めの腳部を縦に割り、四足形態による高速移を行なっていた、まるで野生の馬のような綺麗なフォームでコンクリートの道を疾走する。

「遠目で見てもあの速度かいな…ヤルミ!おいで!」

「…うっと。長距離はなんか気分悪くなる…。はいこれ。」

ヤルミはテレポートミラーと言う長距離移用の不思議な力を持つ特殊な魔道と言うアイテムにより、移速度に優れたベリアが先行して到著した場所へ一瞬で転移した。

使い方は予め対になる様設定した鏡の片方を割る事により、割った時にれていた人、をもう片方の鏡のある場所まで瞬間転移するという

製作者は魔 キリエリア・ヴィ・アーデルハイト。

研究者達は何とか解明して量産しようとしたが劣化版すら作れず、結局は魔の作るだけが流通する様になった。

「さんきゅーな、奴さん相當なスピードやで。ヤルミはいつも通り助けてな?」

遠くを走っていた無人機がもう目の前に近付いてきた。

「助けられるの前提は良くない。」

「あははは!…ほな…行くでッ!!」

目の前を通り過ぎる瞬間にベリアは全力で飛び出し、足を刈るため々低めのコースで振り抜くも。

「んなアホな!?」

その巨は軽やかに飛び上がり余裕を持って回避する。

すかさず著地を取るようなエネルギ弾が飛んで來るが左腕部の何かに弾かれて、無人機は走り去っていった。

「チッ…どっちもダメやとは…ヤルミ!長距離用のミラーは?」

「アレが最後、前の作戦から補充する余裕が…」

「ほな姉ちゃんに摑まり!ぶっ飛ばして行くで!」

「うん。」

ヤルミはベリアに摑まり鉄の箱に足をかけ、ベリアが鎌の重みでバランスをとりながら出せる限界の速度で追いかける。

「失敗か…まぁそう簡単には終わらねぇよな。」

ケンジは陸橋を落として高速道路全を封鎖していたが遠くに見えた無人機から右肩にマウントされたキャノン砲のようなもので破砕されいとも簡単に抜けられてしまう。

「ベリア!こっちも抜けられた。俺も市街地區に向かう。」

『了解や!』

三人も全力で市街地區へ向かう。

「サンちゃん!近隣領に連絡は取った!?顔洗った!?」

「やったよぉ~、ついでに魔様にも連絡とって見たけどまだ大丈夫だってさ。」

「魔様に連絡しちゃったの!?出來る限り頼っちゃダメってお母さん達に教わったじゃない!!」

「でもこれどう考えても急事態でしょ…。」

「うぐっ…でも出來る限りは自分たちでなんとかしないといけないの!魔様は本當に困った時だけ!」

「ん~でもこれ、本當に結構まずいんじゃないかな…あのロボットが向かってるのってこのまま進むとさ、戦力増強派の政治家が今來てるじゃん?あれが居るビルだよ?」

「…?」

「あれがやられたら流石にうちの防衛力も舐められて評価も落ちる、客人1人守る事も出來ないのか!って周りの領主から責められるし、何よりうちの戦力増強を手伝ってくれるって來てくれた人だよ?」

「!?ベリアちゃん!聴こえる!?その先のビルが2つくっついたじの…」

「スカイレールビルね。」

「スカイレールビル!そこに今他の領地から來た大事なお客さんがいるの!その人が怪我したりすると本當にまずいの!何とかならない!?」

『なんとかって言いはりましても…。』

「近隣領に応援依頼はしてあるから!とにかくあのロボットを他の所に向ければいいから!」

『相手が速すぎて私らではどうにもなりませんわ、ひとまずは警備隊に任せるしか無さそうで。私らも全力で向かっとりますが…。』

「あぁ~!どぉ~じよぉ~~!!!」

ムーンライトは慌てふためき半泣きだ。

それを見たサンライトは溜息を吐き。

「警備隊、キリエリア・サンライトよ。スカイレールビル近辺だけでも避難を忙せて、パニックが起きるだろうけどそこはあなた達で何とかして。最悪ロボットが來たら足止め、ビルには登らせないで、最上階のバルディルア氏は今後のキリエリア領に必要な人よ。」

『了解!!』

「ヘリポート聞こえる?キリエリア・サンライトよ。今からスカイレールビルへ一臺回して、要人を急避難させる為に使うから急いでね。」

『了解です!!』

「サンちゃん…!!」

サンライトはいつものだるそうな雰囲気からは想像できないほどテキパキと命令を出して行く。

報部、私はキリエリア・サンライトよ。近隣の病院へ空きを確保する様に連絡して、怪我人が出ないのが一番だけどそれは無理そう。よろしくね。」

『了解しました。』

「サンちゃんいつもそれくらい真面目にしてくれたらいいのに…。」

「いやよ…疲れるもの。」

その後もサンライトは各方面に連絡を続けた。

ベリアちゃんの足裝備はガンダムハルートの足のやつをご想像していただければ。

ヤルミ君のはストフリとノワール合わせたじ。

ケンジ君の學ランに鎖はついていないし帽子もかぶってない。

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