《星の降る街》-012- 2996年8月19日 PM 18:32

キコちゃん息抜き回。

おれちゃん退社したい。

-ヤマト領-

ヤマト領総合防衛団本部

報科通常業務ルーム

「ねぇ〜〜〜!」

「周りに迷ですよ?」

「………ねぇ。」

「耳がゾワっとするのでやめてください。仕事の邪魔ですよ?」

「仕事して無いじゃん!!コーヒー飲んでるだけじゃん!!」

「頭の中で仕事を整理してるんです、どこかの先輩がレポート提出が遅いので仕事の予定を練り直してるんです。」

「誰よそいつ最低ね!あたしの暇つぶしを邪魔するなんて!」

「………。」

この部屋で騒いでいるのはキコ カラメリアだ、そしてキコが絡んでいるのがヤナギダ アンジュ。

報科で唯一キコ専屬とも言える程の業績の優れた…。業績も確かなのだが、キコの書類関連の仕事が適當過ぎる上に彼の態度が高圧的なので強く言えない者が多く、怖じしない彼がいつの間にか専屬の様になって居た。普通はそんな事は無い。

「…何よその目は。」

こんなじで、しかもこれで戦闘科の腕利きな上にわがままで言っても聞かないのだから報科の中では擔當になりたく無いと嫌がられているわけだ。

「先輩…報告書は副隊長に書かせたらどうですか?正直遅過ぎです。」

「それね!あたしも隊長にそれ提案したら怒られたわ!」

「話す相手間違ってるでしょ…。」

アンジュも心底めんどくさそうにキコの相手をしていた、さっさと追い払うように言葉を返す。

「とにかく何でもいいので早くして下さい、僕も忙しいんです。」

「……そう言えばさ。」

「……。」

キコは本當に聞く耳を持たない、しかも大「そう言えば」から始まる話にろくなが無い、前回は自分には報告書を書けと言い出したのだ。嫌な予がする為無視をするが。

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「あんたって仕事ない時って何やってんの?仕事が終わらなくてずっと仕事仕事〜、な訳ないでしょ?」

「…何が目的ですか?」

アンジュは言葉の裏を探る様な目でキコへと疑問をぶつける。

「どう言う反応よ…、あんた帰ってもどうせ寂しい生活してるんでしょ?今からデート行くわよ。」

「………何が目的ですか?」

「言葉通りの意味だってば!って言うかあたしが暇なの!付き合いなさいよ!あんたも暇でしょ!?」

アンジュはキコの傍若無人な振る舞いに嫌気がさした様に溜息を吐きながら書類へ向き直る。

「ちょっと!絶対今やらなくてもいい奴でしょそれ!さっきまで見向きもしてなかったじゃない!」

「はぁ…大人しく向こうでコーヒーでも飲んで終わるの待ってて下さい。」

「…いつ終わんのよ。」

「………明日。」

「はいダウトォー!!ねぇそこの子!こいつもう今日の分とかとっくに終わってるわよね!?」

キコはアンジュの正面に座るショートカットの可らしいまで巻き込んで行く、もアンジュを見てしニヤけると。

「はい!アンジュさんは仕事が早いですから!」

がにこやかに答えた瞬間キコは強化された自慢の腕力によりアンジュの首っこを捕まえデートへと駆り出された、アンジュは自分を売ったを睨むが彼はそれをニヤニヤとした顔でサムズアップを決めながら送り出した。

2人は何故か居酒屋の個室に居た、キコは自分が飲みたいと言うのもあるのだろうが、話をするにはまず飲ませてから。

と言ってアンジュを酔わせる作戦に出た、笑笑屋と言う安めの店で割と食える料理に舌鼓をうちながらアンジュへどんどん飲ませて行く。

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「ねぇ。」

「はい?」

「あんたってさ、趣味とかあんの?仕事以外何してるか想像もつかないんだけど。」

「趣味…仕事ですね。」

「うへぇ〜流石にないわ」

「好きな事を仕事にしてるので、趣味が仕事になってるって言った方がいいですね。」

「書類とにらめっこが?」

「僕、兵開発局も掛け持ちしてるんで。」

「うっそマジ!?いつ家に帰ってんのよ!?」

キコはアンジュのワーカーホリックぶりに大いに驚く、キコは可らしい格好でおっさんの様な座り方しているためスカートがめくれ上がり、今にも下著が見えそうな狀態だ。

対してアンジュは酒の所為もあり、いつもよりかなり長舌だ。

普段なら絶対に喋らない様な事もキコへ語っている。

「家が開発場で局へは果の報告と資材の要求に行くだけですよ。」

「あんた本當にどんな生活してんのよ…ご飯とかちゃんと食べてんの?」

「たまに食べてますよ、近所で弁當も売ってるので。」

「たまにじゃダメでしょ…工場暮らしとかほぼホームレスと一緒でしょ」

「ちゃんとした家ですよ、キッチンも風呂も寢室もありますから。」

「へぇ〜、んじゃ自炊は?」

「しますよ、インスタントラーメンって言う古代の天才が作り上げた最高の…」

「自炊じゃないわよそれは!お湯沸かすだけじゃん!キッチンいらないでしょそれ!」

「……先輩は自炊出來るんですか?」

「出來るわよ、當然でしょ?」

「100人中100人がダウトって言いますよ。」

「なんでよ!あたし子力超高めよ!?」

「だったらその座り方どうにかしたらどうです?おっさんですよ。」

「いいのよ別に貓かぶる相手なんか居ないんだから。」

「……愁傷様です。」

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「あぁん!?あんたなんかにゃ必要ないって意味よ!!あたしはモテるんだから!!」

「じゃぁなんで今日暇なんですかね?」

「た…偶々よ!偶々都合が合わなかっただけ!」

「そうですか。」

実はキコは仲良くしている男友達の何人かから返事が來なくなっていた、いずれもキコに手を出そうとして反的に毆られた者達だった。

「って言うかさ、今からあんたんち行こうよ、てか行くわよ。」

「何でそうなるんですか、寢たいんですが。」

「いいわよ寢てて、勝手に探検するから。」

「尚更嫌ですよ。」

「いいからいいから!代わりに明日の朝飯作ってやるから!」

材とか何もないですよ、無から生み出す気ですか。」

「何でなにも無いのよ!自炊しない宣言じゃない!買って帰るわよ!まだギリギリ開いてるはず!」

キコはアンジュから代金の半額をむしり取って會計を済ませるとアンジュを引きずるようにマーケットへ向かった。

「…あんたこれコンテナじゃない。」

「鍵も付いてるし連結して中も結構広いし換気もしようと思えばばっちりですよ。」

「そうだろうけど…ちょっとこれは流石にどうなのよ…。」

2人は買いを済ませアンジュの家へと向かったのだが、付いた先は空き地にコンテナを並べただけのコンテナ群。

アンジュは放心気味なキコを放ってコンテナの鍵を開けて中へとって行く。

「ちょっ!ちょっと!置いてくなぁ!………って広っ!?超綺麗、なにこれコンテナでやる意味あるの?」

アンジュを追い掛けてコンテナの中にると、大理石の様な磨かれた石の玄関に、フローリングを敷き詰めた室、コンテナ本を縦に連結して中をくり抜いたのか、結構天井も高く壁紙もしっかりって正直自分の家より綺麗だ。

「コンテナハウスだから出來るんですよ、安い土地代と買い切りのコンテナ代だけですから、あとは好きなものを好きなだけってじで弄れますし。」

アンジュは上著をソファへ掛けながらキッチンへ向かい冷蔵庫から取り出した水を飲んで居た。

キコも買ってきた材を冷蔵庫へれるためにキッチンへ向かう。

「どれどれ〜冷蔵庫の中は〜……水と栄養ドリンクだけじゃない、栄養失調で死にそうな中ね…。」

「死んでないから大丈夫ですよ。」

「死んだら手遅れでしょ。流石に極めすぎだわ、修行か。」

キコはそんな事を言いながら材を冷蔵庫へ放り込んで行く。

「そう言えば見てみます?僕の研究果。」

「あ、そう言えばあんた何作ってんの?」

「無人機です、人型の。」

「無人機?」

キコは最近シズキが任務で鹵獲してきたと言う無人機の話を思い出した、一応他言無用だが自分には話してくれたのだが、結構危ないだったと記憶している。

「最近貴重なルートを開拓しまして、思想はずっとあったんですけどやっと形に出來たってじですね。」

「出來た?もう完してんの?」

「僕的にはまだまだですけど、自分でかす程度なら出來ますよ。」

「へぇ〜、無人機はユーちゃんくらいしか見たこと無いからちょっと興味ある。」

「あんなのおもちゃですよ、僕はもっと凄いものを作って見せますよ。」

「頼もしいじゃん。」

そんな會話をしながら部屋を歩いて行き扉を1つ開けると、無骨なコンテナの壁が剝き出し、んな機械の配線もそこら中にび放題で様々なコンピュータの並ぶ機の向こう側には、飲食店等でよく見かける明な薄い壁だ。

そして更にそのむこうで、それは立って居た。

フォルムは西洋の甲冑と呼ばれる鎧の様な形で鋭いながらどこか気品をじさせる形、全部フレームは真っ黒に、裝甲は真珠、そして所々に下品にならない程度の金の裝飾と関節部を隠す様な紺の布の様なカバー。

右肩部にはキャノン砲がマウントされており、左肩部から左腕部にかけてエネルギーブレード発生裝置を巨大化させた様なものが分割して取り付けられていた。

「おぉ〜……結構カッコいいかも…。」

「!!先輩は分かってくれますか?こいつのロマンに!」

「ぉ、おぅ…。」

キコは急に積極的になり肩を摑んで來たアンジュにちょっとドキッとした。

だがアンジュはそんな事構い無しと機材の方へ向かいコンピュータ群の電源をれた。

するとファンの稼働する音が響き渡りアンジュがキーボードを叩くと、明な壁の向こう側で無人機がピクリとく。

「先輩、このゴーグルをどうぞ、こいつのカメラと接続してるので自分が機械になった様にじます、それとこの手袋をはめて下さい、思い通りにこいつをかせる様になります。」

「えっ…あ、うん。」

アンジュがせっせとんな機材を目の前に準備し椅子を勧めてくる。

普段のアンジュからは想像も出來ないほど積極的だったのでキコもちょっと戸っていた。

キコは言われた通りゴーグルと手袋をはめると。

「じゃぁスイッチれますね。」

「うん。…おぉぉ〜!」

視界が明るくなり椅子に座って歓喜の聲を上げている自分とコンピュータを弄りながらドヤ顔のアンジュが見えた、そして自分の手をかすとそれとまるで自分の手をかしているかの様な覚で機械の腕もいた。

人間の手に近づけて作られた無骨な手と、裝甲に包まれた腕。

自分の手をかすのと覚的差異が全くない事に驚きを隠せない。

「凄いわね…本當に自分のみたい…。」

「まだまだですよ!手をまっすぐ前に突き出して下さい、絶対にかさないで下さいよ?」

「えっ…なに、なにするの?」

キコはちょっと怖くなり不安げな聲を出すがそんな事は構い無しにアンジュは裝置を発させる。

その瞬間『プシューッ』と言う噴出音と『ジジジッ』と言う電磁波を発した様な音が同時にしたと思うと、左腕を覆う様に大きなエネルギーブレードが出現していた。

「これ、今手はかさないほうがいい?」

「いえ、周りに気を付けてもらうのと、自分に當てたりしない限りはもうかして良いですよ。」

そう言われて最新の注意を払いながらしずつ左腕をかして行く、腕を曲げたりばしたり捻ったり、どう言う原理なのか腕を上げ曲げるのと連してビームの刃も同じ様に曲がる。

「先輩腕をこうやって曲げて下さい。」

ロボットの目でアンジュを見ると腕を折りたたむ様に著させていた、言われた通りに腕を曲げて著させるとアンジュが何かスイッチを押し、その瞬間エネルギーブレードの刃がエネルギーシールドへと形を変えた。

「因みに出力を弄れば全を防も出來るようになります。」

そう言ってアンジュの作でシールドは変形して行き自分を覆い隠すほどの盾になった。

「凄いわね…でもこれを発したり変形させるのにはどのくらい時間が掛かるの?」

「変形はAIか縦者次第ですけど、ブレードの発には1秒ほど、シールドへの変形はポーズさえ取っていれば1.4秒ほどですね、まだまだ改良の余地ありです。」

「そこが改善出來たら本當に実戦でも活躍出來るわよこれ。」

キコは呆れるのと同じくらいどこか恐ろしいとじながら素直にアンジュの研究結果を褒め稱えた。

「凄いでしょう!?今はまだAIの開発中で自分でかすしか無いんですが、それも今いい調子なのですし、武裝に関しても圏外の怪程度なら何とかなりますしこれからが楽しみなんです!」

キコはゴーグルなどを外すと年のような笑顔のアンジュを見た。

普段の彼からは想像も出來ないいい笑顔だったのでついこちらも微笑むような優しい笑顔でアンジュに語りかける。

「…そっか。なんかちょっと安心したわ、あんたもそれだけ熱中出來ることがあったのね。」

「先輩もあるでしょう、男漁りとか。」

「言い方!別に男漁るのが楽しいわけじゃ無いんだから、今はほぼライフワークになってるけど元々好きでやってるわけじゃ無かったのよ、わたし…。」

キコはゴーグルをでながら黃昏るようにアンジュの作り上げた無人機を見ていた。

「………聞かないの?」

「何がです?」

「……わたしの話の続きよ。」

「話したいなら聞きますよ、今は気分が良いので。」

いつもの男友達なら大「どうしたの?」だとか「話すだけでも楽になるよ」だとか、同に似た言葉をかけくれるのにアンジュは聞こうともしなかった。

まぁ自分に惚れてはいないという事を考えれば當然かと思ったが何となくそれが癪に障り強がってしまう。

「…ふん!まぁまた気が向いたら話してあげるわよ。」

「そうですか、じゃぁ僕は眠いのでこいつの電源落としたら寢ます。先輩はカーペットの上で寢て下さいね。」

「何でよ!?普通あたしにベット譲るでしょ!?てかソファーあったじゃない!」

「あれがベットです。」

「寢にも金かけろよ!中途半端な奴だな!」

「大いきなり泊まりに來るほうがおかしいんですよ、って言うか本當に泊まる気ですか?」

「あたしが止まらなかったら冷蔵庫の食材はどうする気よ。」

「捨てます。」

「絶対泊まります〜!ていうか自炊しなさいよ。」

「出來ません。」

「飲み屋にいた自分をぶん毆って來なよ…。」

「過去に戻るって言うのはそれこそ古代の時代から研究されていたらしいのですがやはり古代文明でもほぼおとぎ話のような扱い方で我々も研究を続けて…」

「あぁぁ〜もう良いからあたしは寢る!おやすみ!あ、ソファー使わせて貰うからね!」

「どうぞご自由に。」

キコは部屋を出て先程のリビングのソファーへ飛び込む。

「おぁ〜結構ふかふかね、うちのよりイイかも。」

キコは寢転がると急に眠気に襲われ始めた、々首元が苦しいのでボタンをし外してそのまま眠りに落ちていく。

キコは夢を見た。

親友のシズキとその彼氏であるマコトが小さな子供と一緒に食事をしていた、そこでは自分と隊長と隊長の奧さんらしき人と娘らしき人、それとアンジュが居た。

皆仲良く楽しそうに食事をして居たが、シズキが子供を産んだ後もやはり自分には彼氏すらできて居ないのか…と落ち込んで隣に座るアンジュの皿からエビのフライを掻っさらい食べる。

夢の中では味も食もなかったが、それを見て居た周りがニヤニヤしながら自分を見て居た、アンジュが何か慌てて恥ずかしがっているようなそぶりをして居たのを見て、自分も何故かとても恥ずかしい気持ちになった。

それが一何の事なのか分からないまま夢はそこで終わってしまった。

「ん…んぅ……ふぁ〜…。」

キコは目が覚めてを起こすと布がパサっと床に落ちた。

自分の記憶にこんな布はなかったので恐らくアンジュがかけてくれただろうとあたりをつける。

「あいつこんな事出來たのね…。」

掛けてもらった布を畳みソファーへ置くと寢ぼけ目のままキッチンへ向かう。

洗面所の場所を聞いて居なかったのでとりあえずキッチンで顔を洗ってハンカチで顔を拭くと、化粧がハンカチについて居た。

「しまった。あ、でも今日はリップとファンデだけだった筈。」

自分の荷から化粧落としと手鏡を取り出し、一度綺麗に落とした後、來た時と同じ様に化粧を施した。

「おし、そろそろ作りますか。」

キコは冷蔵庫から材を取り出して料理を作って行く、味噌を溶かし、ネギを刻んで鍋に放り込んで魚の切りを焼いて行く。

お米を炊く為の炊飯が無かったので電子レンジで作れるごはんを茶碗に移し、豆腐を切って味噌を溶かした鍋の中に落とし込む。

ちょうど朝食が出來上がったところでアンジュが現れた。

「本當に料理出來るんですね…。」

「本気で疑ってた事に驚きよ、さっさと顔洗って來なさい、ご飯並べるから。」

「……。」

アンジュはそのままどこかへ消えて、すっきりした顔で現れると食事の並べられた席に著いた。

並んでいるのは和風と言う古代の文明の中でも1番健康バランスの整っていると噂の料理だった。

「何ぼーっとしてんのよ、冷めるわよ?」

そう言ってキコは當然の様に向かいの席へ座り自分の分の食事を食べ始めた、アンジュも箸に手をつけまず味噌を一口。

「……味しい…。」

「フッ…當然ね。」

アンジュが小聲でらした言葉を耳ざとく拾いドヤ顔で味噌をすするキコ、アンジュはそれに反応する事なく焼き魚や米を頬張って行く。

それを見たキコは優しい笑顔を浮かべると中斷した食事を再開する。

「ふぅ……正直本當に味しかったっです。うちで住み込みで働きませんか?」

「……仕事なのね…まぁあんたらしいけど。これであたしの事は見直したかしら?」

キコは呆れながらもやはりこいつはブレないなと安心した。

「それだけ自分からいてるのに、未だ先輩にパートナーが居ないのが不思議ですね。」

「うっ……ちょっと相が合わないだけで。」

「でもレポートは早く出してください、上もうるさいんで。」

「……また明日の朝ごはん作ってあげるからさ、黙っててくんない?副長に書かせるの。」

「……汚職ですか、まぁいいでしょう、その提案を呑みます。僕が黙ってても直ぐバレるでしょうけど、むしろ好都合かもしれません。」

アンジュはキコの提案には驚いたが、自分には殆どデメリットがない為その條件を呑んだ。

「というか、料理が上手なのも驚きですが、まさかの和食なのがまた驚きですね。先輩のイメージ的には洋食だと。」

「……ん〜…まぁ々あんのよ、私が洋食より和食のが好きってだけだよ。」

「……そうですか。」

アンジュはし理由を聞きたいと思ったが、直ぐにそれは自分の踏み込む場所ではないと踏んで簡単に返事した。

「ん〜!!ソファーで寢たせいかちょっとが痛いなぁ〜痛いなぁ〜?」

キコは空気を変える為かアンジュにベットが無い事を咎めるようわざとの痛みをアピールするが。

「僕はベットで寢たのでバッチリです。」

弾発言だった。

「はぁ!?ベットは無いって言ってたじゃ無い!!」

「ベットが無いとは言ってないですよ。ソファーがベットと言っただけで。実際たまにベットがわりにしますから。」

「普通客人でしかもこんな可の子をソファーに寢かせて自分は布団とか、よく出來るわね!?」

布かけてあげたじゃ無いですか。」

「掛けてもらってなんだけど人としてそれは當然のレベルでしょ!?」

「先にソファーで眠り始めたのは先輩じゃ無いですか、先輩の強化されたを持ち上げるのなんか無理ですよ。元々インドアなのに。」

「なっさけねぇなぁ!!はあぁ〜…まぁいいわ、帰って寢なおす。片付けよろしくね。」

そう言ってキコは立ち上がり玄関へ向かう、アンジュもそれを見送りに玄関まで付いて來る。

「先輩、ありがとうございました。」

「うん、また來るから。」

「朝食だけ置いて帰ってくださいね。」

「酷すぎない?」

「冗談です、レポート急いで下さいね。」

「あぁ〜…副長ちゃんに言っとく。」

「……まぁいいです、それでは気を付けて。」

「あ〜いまたね〜。ふぁ〜…」

そう言ってキコは手を振りあくびをしながら歩いて行く、それを見送ったアンジュもり口を閉めて仕事の支度を始めた。

その後何度も朝食や夜食を作りにキコがアンジュの家へやって來るのだがそれはまた別のお話。

ストックを貯めながらちょこっとづつ投稿しようかなと思います。

今はこの章の終わりを書き始めた所で次の章をどれにしようかなと悩んでる所です。

平行していろんなストーリーが浮かんでくるのですが書く時間が足りませんねん、

早く魔出したい所。

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