《星の降る街》-013- 2996年10月21日 AM 11:46

一週間に1回ペースってどうなんでしょう?

わたしは好きな小説は毎日か3日に一度ペースがうれしいですが、ぶっちゃけかなりの時間費やさないとそんな事できません。一発で完させられる程の文章力がしいですね。

-リーグェン領-

ペイジンシティ跡

砂漠の様に砂や埃まみれの街、木々や草葉も數はなく野生も見けられない、毒を持つ蟲などがそこら中にいてとても人が済む様な環境ではない街。

人口もないどころか誰1人すれ違う事が無かった。唯一の現地人との初対面はに刃を突き立てられて道端に転がっている死だった、この死こそが人間がいるこの街に住んでいるという証拠なのだがまるで気配すらない。

「本當に嫌な所ねここは、早く帰ってシャワー浴びたいわ。」

「隊長、それは我々も同じです、我慢して下さい。」

靜養の甲冑と同じく跡から発掘された剣と盾、それに似せて作られた武を持つ男は副隊長として味方の士気が下がらぬ様隊長の不用意な言葉に苦言する。

「今なら目の前で水浴びしてやるわよ?」

「……いやダメです。貴重な飲み水なんですから。」

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一瞬の葛藤があったが流石に冗談だと気付きもっともらしい理由を付けて拒否する。

「はぁ…早く見つかんないかしらね。」

この街の調査に訪れたのはキコを含めた第2戦闘科近接班4名と第2戦闘科中距離班2名それと調査隊5名。

6月にヤマト領の隣、キリエリア領にて所屬不明の無人機暴走事件が起きた、シズキがその時に対応して解決したと聞いていたが中々厄介なだとも言っていた。

だが今回は々、と言うには程遠い土地までやって來ていた、関連の有無は分からないが無人機らしきものが殺人行為を行っているのを目撃したとの報があったらしく、報の確認ついでに未開の地であるこの大陸の調査をしろと調査隊護衛を押し付けられたのだ。

この大陸は果てし無く広く、かつて巨大な國が支配していた地らしいのだが末端の方は発展が乏しいらしく、同じ大陸のペキンシティやホンコンシティとは比べるのも可笑しいほどの差があった。

第1に安全生活圏にあるはずの対隕石防護フィールドを張る施設がない、これはいつ隕石が降って來ても直撃から逃れられないと言う事。

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第2に武力が無い、治安維持も圏外の怪に対してもいざという時に対処できない。

そして最後にこの街と外とを隔てる壁がない、つまりこの街そのものが圏外と同じと言う事、そんな街に住んでいる人間も真面な者などおらず。

「隊長。」

「ええ、見えてるわ。」

パッと見で戦いを生業としているのが分かる見た目の自分達を囲む様に放浪者が近づいて來ていた。

調査隊の盾に様にキコの部隊員達が陣を組む、

「初めまして、あなたここに住んでる方かしら?」

キコは正面からのそのそとやってくる放浪者に笑顔で聲を掛けるが、相手は何を言っているのか分からない言葉の様なものを発し始めた。

「○%∠▼⌘!!」

「キコ隊長、確かあれは古代の國で使われていた言語です。確か國の名前は…」

「いいわ、そんな事。あなた達は大人しく私たちに従ってね?今から戦闘になるかもしれないから。」

キコは調査隊員の助言を切り捨て戦闘に備えさせる、その間目の前の何事かをほざく放浪者がナイフを懐から取り出した瞬間。

「◯!■*◆%〜〜〜ッッ∇⊿!!??」

放浪者の上半が吹き飛ぶ、キコのの程もある大剣による全力の抜刀によりが引きちぎれた。

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「本當に治安が悪くて嫌いよここは。」

キコがを払うのと同時に、周りを囲んでいた複數人が一斉に戦力外でありそうな調査隊へと飛びかかって行く、だが當然の様に戦闘科の部隊員達により弾かれ、切り捨てられ、貫かれ、ぜる。

今回の部隊員達には西洋の剣と盾に似た形の裝備の者が2人、

片手に巨大な盾ともう片方の手にハンドマシンガンを持った者が1人、

トラップ解除などが得意なアサルトライフル持ちが1人と

見事に鍛え上げられたと巨大なランスアサルトライフルを持った男が1人だ。

ちなみに彼の持つランスアサルトライフルとは西洋の甲冑と同じシリーズと思われる大型ランスに、その元へアサルトライフルを六門取り付けられた武であり、余程酔狂な者で筋力がデタラメにある者でしか使えない変わり種だ。

一応中距離隊として編されているが撃は苦手で牽制にしか撃を使わないらしい、何故彼が中距離班にいるのか謎だった。

「ひっ!?」

一瞬で塊と化した襲撃者達に人間の死を見慣れていない調査隊の1人が悲鳴をあげる。

「よし、うまく1人だけ逃げたわね。ナジャル、あれの追跡よろしく。」

「了解です。」

先程の襲撃の時にキコが一瞬で1人を切り飛ばしたのを見て怖気付いたのかから出て來なかった者が1人だけ居た。

その者は近くの建の二階から顔をのぞかせて様子を伺って居たが、既に逃げ出したようだ、ナジャルと呼ばれたアサルトライフルを持った隊員が軽やかに壁や障害を登りそいつの後を追いかけて行く。

「さて、いくわよ。各自警戒を怠らないように。」

「「「了解。」」」

キコたちは調査隊員達でも通れるようなルートを探しながらの移を開始した。

なりの汚い放浪者が壁や立てかけているものにぶつかったり倒したり踏んづけたり、そこら中を散らかしながらドタバタと走り回る。

そしてその浮浪者に付かず離れず建の上を軽やかに跳んで監視を続ける者が1人。

「こちらA6、目標の巣と思われる場所を発見。地下へのり口を確認しましたが見張りがいるため強行はせず監視に回ります。」

目標が地下街の様な場所にって行くのを確認して部隊長へ通信をいれながら建の中の一室へと潛り込みトラップを仕掛ける。

『了解、近くまで行ったらまた連絡するわ、そのまま監視よろしく。』

「了解。」

そのまま窓際まで行き目標の逃げ込んだ地下施設へのり口を観察する。

放浪者らしい格好をした者が2人り口を塞ぐように立っている、そしてちらりとだが目標が逃げ込む寸前に奧の方で壁と思われた所から急に人が顔を覗かせていた為、恐らく油斷した所で不意打ちも出來るようになっているのだろう。

「地下か…面倒だな。」

そう呟き監視を続けた。

「ん?A6?……応答しなさいA6!……ナジャル!!」

「シグナルロストしています。」

「……いい予はしないわね…。通信すら送れなかったのか何かしらジャマーが掛かっているだけか…。」

先程逃げた放浪者を追う為に別れたばかりの仲間との連絡が途絶えた。

巣を見つけたとの報告をしてからそれ程時間も経っていない為、既に敵に見つかっていたと言う事だろうか。

仮にもしっかりと訓練も経験も積み戦闘科の第2部隊にまでなれる腕がありながら通信すら送らないと言うのは余程の事があったのだろう。

「A3からA5は調査隊を護衛しベースキャンプ付近に向けて移開始。A2は私と様子見よ、もしかしたら調査は中斷した方がいいかもしれない。」

「「「了解。」」」

「まっ…まってくれ!せっかくこんな所まで來たのになんの果も無しなんて!それにまださっきの人は死んだって決まったわけじゃ無いだろ?」

「探索範囲を狹めろと言ってんの、すぐに帰る訳じゃないんだし、命令に大人しく従うならあたし達が責任を持って安全を確保してあげるるけど、そうじゃないなら自己責任よ?」

突然の撤退命令に調査隊の1人が聲を上げるがキコはそれを黙らせる、そのやり取りを見ていた他の調査隊の面々も渋々と言った表で移を開始した。

「はぁ…んで、どうしよっかカルリス」

「様子見では無いんですか?」

「正直イヤな予しかしないから行きたく無いのよね…。」

「ですがうちから1人やられているかも知れないんですよ?幸いにもシグナルが消える前までいた位置は判明しているんですから、地下を探索せずともナジャルの奴を確認するくらいなら問題ないでしょう?」

「ん〜…まぁそうね、念の為最大限に警戒するけど萬が一の時は全力で逃げるわよ。」

「了解です。」

キコへ気軽に話をしているカルリスと呼ばれた男は通稱キコのお世話係とまで呼ばれている古い付き合いの者だ。

キコが隊にる前からの付き合いらしいがどういう関係かは全く知られていなかった、だがキコの日頃の行い的に彼氏もとい仲の良い男友達だと思われている。

キコとカルリスは調査隊が居ては出せないような速度で建の上を飛び跳ねながらの移を開始した。

おかしい…通信も繋がらないし隊長どころか全員のシグナルが消えていた、恐らく狀況的にジャマーか何かで電波撹されているのだろうか。

あのキコ隊長がいて連絡も取れずにやられる訳がない。

敵に見つかったら直ぐにここを放棄して逃げようと心に決めた瞬間。

ゴゥーーンと何か大きな機械がくような音が辺りに響いてきた、気になって辺りを見回すと近くの小さな建が中程からぱかりと開いて行き、中からは無人機と思われるが現れる。

否、よく見ると人のや髪の出している為、鋼鉄の鎧にを包んだ人間だと判別出來る。

だが背丈は妙に小さく、見た目は児から青年まで、一貫して言えるのは恐らく皆が子供だろうと言う事だ。

武裝は大型のライフルのようなに背中にはウイングとスラスターバックパック、両腰部と腳部にもスラスターが付いており、頭部はアイシールド付きヘルメットで顔の全像は分からないが髪が出ていたり口が出している為人間なのは確実だろう。

大出力のスラスターで無理矢理空飛ぶ兵士でも作るつもりなのか、子供にあんな裝備をさている事に憤りをじる。

そして子供達を観察しているとそのうちの一際小さな子供と目があった。

その子はこちらを指差している。

「まさか…そんなバカな…。」

カーテンを閉めて念の為斷熱シートを頭からかぶっていたのだ、分かるはずがない。

だがこの不気味さはそれ以外に検討が付かない、見張りを即座に中斷して部屋を出ようとトラップを解除するが。

ドォォォンッ!!!

脆い壁を吹き飛ばすのと同時に先程の子供が部屋に飛び込んで來て大型のライフルをこちらに向けていた。

作者「相手は人間味なめなロボ娘みたいなイメージです」

なじゃる「そういう趣味ですか?」

作者「いえ、どちらかというともっとゴテゴテした不格好なロボが好きです。が、都合上こうなりました。」

なじゃる「ではなぜわざわざ子供を?大人では駄目だったんですか?」

作者「子供の方が純粋ですしね、染め上げるのも簡単という事です。それと・・・まぁ々コスパがいいのです。」

なじゃる「なるほど、本日はありがとうございました。」

作者「ナジャルさんもお疲れ様でした。」

なじゃる「えっ?」

作者「え?」

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