《極寒の地で拠點作り》エンブレム決定!
「ちゃんと暖まって……ああ、きたみたいだな」
「うん、ほっかほか!」
をしっかり暖めた私達は、まだ冷えないにギルドホームに戻ってきた。
ケイ君は先に上がっていた様で神様と雑談していた。やっぱり男同士ということもあってか、容はわからないけど話が弾んでいるみたいだ。
「それで、調べてきたのだろう。どうだったんだ?」
「んと……個的、だったよね」
ハープは苦笑いでそう答える。言葉を探してもやっぱりそれが最適解だよ。ブラストさんは覚だし、ルークさんはもうシンプル最高ってじだったし。
「でも參考にはなりましたよ?」
「そうだね。ケイ君の言う通り、良い判斷材料になると思う」
なくとも、だいたいどういった気持ちや意味で作っていったのかはわかった。なので、あとは私達なりにを込めて作ればいい。
「よしよし、全員しっかり見てきた様だな……では、そろそろ行こうか。和みの館エンブレム會議第二回開催だ!」
「えっ」
「會議等と大袈裟な言い回しだとは思うやもしれん。だが、これは私達ギルドの顔を決める話し合いだ。やはり大切なことだと思わなければいけない気がしてな。あ、因みに第一回は今朝のだ」
神様がそんな熱い気持ちを持っているなんて……! 神様のこと見直したよ。今まで変なお爺さんとか何とか思っててごめんなさい!
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「ではまず背景か?」
「そうします。騒ノ會見てても背景は大事だからじっくり考えなきゃ」
「ええ。元々俺達の中で一番そこを考えてたのはユズさんでしたよね」
「ってかさ、もう背景はユズのあの案で良くない?」
あの案、というと赤橙黃三橫縞の國旗もどきのことかな。
「いやぁ、せめてもうし変えない?」
「えー? 私はあのままで良いと思うなぁ」
え、何、ハープ……あのダッサい配でやっちゃうの? そんなの絶対駄目!
「うむ、私も良いと思うぞ」
「しっかり意味もあるのでエンブレムとしては申し分無いと思います」
「ダサくなんてありません!」
「それじゃ、四対一の多數決で決まり!」
「ちょっと皆!?」
けれど私の異議は通ることなく多數決で決まってしまった。
「はぁ……じゃあ次、柄決めよう」
もうあの以外には変えられないことは仕方が無いとして、とっとと次に行ってしまう。
「柄か」
「あ、候補はリンちゃんくらいかな」
私が切り替えるとハープは候補を上げる。候補が背景一人の柄一人って大丈夫かなとはし思う。
「は、ハープさんも良かったですよ!」
「ありがとう。じゃあ、リンちゃんと私ね」
するとリンちゃんが付け加えて候補を挙げてくれた。これなら話し合いも出來るし、何より組み合わせたりしてアレンジに繋げられる。
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しかし、この決定に異議を申し立てる人が居た。
「む、私のはどうした」
如何にも不満です、といった割り込みの神様だ。
神様はさも自分のがって當然という様なトーンで話す。
「神様、諦めましょう……」
そんな神様に歩み寄って、ポンと石像に手を當てるのは同じく選ばれることの無かったケイ君だ。
「おい、ケイ! 何故止める!」
「それは一番俺達がわかっていることでしょう」
よくわかっていらっしゃる。
ケイ君の場合、私に卻下されるのが目に見えてるし、神様の場合は全員に卻下されるだろうからね。
「どういうことだ。私はただ、私を世界に知らしめたいだけだと言うのに……っ!」
「だから、それが駄目だって言ってるのよ」
「そうです。私達のギルドらしいエンブレムではありません!」
そして嘆き、思いを伝えるも全く屆かず寧ろ反発される。神様、今回ばかりは哀れにも思わないよ。
「って訳だから、ごめんなさい」
「うぅむ……」
これだけ言われてもやはり納得出來ないのか、しっくりこないらしい聲で頷いて暫く押し黙ってしまった。
「さて、私のは皆の武、リンちゃんのは『和と』だけど、どんなじにする?」
「えと、どっちか選びますよね」
「んー、でも何かワンパターンというか簡単に決め過ぎっていうか……つまらなくならないかな」
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うーん、と皆して頭を抱えているとその充満するもやもやを払う様に、ハープがパンっと手を叩いた。
「もうさ、こうなったらいっそのこと、くっつけちゃう?」
「くっつける? ガシャンガシャーンって?」
「うん。ちょっと見てて」
そう言ってハープはウィンドウからお絵かき機能を引き出して描き始める。
「えーっと、短剣二つに杖三つだから……」
時折指を折りながら書くこと二分。
出來上がったのは大雑把ではあるけれど、どれが何なのかはだいたいわかる。
「雑だけど、こんなじかな」
「へぇ、合ってこういうことですか」
ハープが描いたのは一言で言えば、リンちゃんの案をアレンジしただった。
多分これは、『和』の『禾』の左右両方のはらいが短剣になっていて他の一、二、三畫目が杖になっているんだと思う。そして、口の部分は変わらずハートマークだ。
「まあ私がこうやって描いたのも一つの例だし、幾らでも変えようはあるから」
「そうか。なら早速意見だ」
間髪開けずに挙手したのは神様だ。いや、けないから挙手出來ないか……じゃなくて! 神様が意見って絶対に碌なものじゃない。どうせ、
『私を象徴するが何一つ無い』
とか
『おい! 闇要素をれないか!』
とか何とか意見っぽく文句言ってくるだけだ。
因みに、私の神様への評価は熱い気持ち云々の所で上がって、見直すなんて言ったけど撤回しようと思う。やっぱり神様は変なお爺さんだよ。
「ん。じゃ、どうぞ神様」
「その、口の部分のハートマークだ。正直言って要らないんじゃないか?」
あ、やっぱり神様は神様だった。それでこの後めんどくさい文句言うんでしょ?
「ああいや、誤解するな。別に私の威厳とかそんな問題ではなくだ」
「本當ですか?」
「ああ、神に誓って」
神様が神にって神様がその神様じゃん、ってちよっとややこしいツッコミはこの際置いとく。
「あぁ、だからな? 何と言うのか、こう、リンはこのハートマークに意味を付けた訳でもなく、単純に可さだけなのだろう?」
「何それ。可さ求めちゃいけないって言うの?」
「いやいや、そういう訳では無いんだが……合わないだろう? 和みと可さ、どうも違う気がするのだ」
神様の言ってることもわかるかもしれない。可さってだけならちょっと込める想いが弱くなっちゃう、かな?
「悪い、リン。俺も神様に賛だ」
「そ、そんな! 悪いだなんて……」
再びの長い沈黙の中、ケイ君はここで神様の考えに乗った。そして、ケイ君は神様に続いて自分の案を挙げる。
「そこでだ。その周りの、囲んでる人達を代わりに移す、ってのはどうだ?」
「へっ?」
つまりアレかな。まあ言うまでもないけど、『和』を囲んでた人型の図形を小さくして口の部分に移してハートマークの代わりにするってことだね。
「おお、良いじゃないか!」
「それでいいか、リン」
「わっ、私は元々従うつもりでしたから大丈夫です!」
「いや、それじゃ話し合いにならないからな?」
リンちゃんの承諾も得たことだし、私とハープもOKしてるからこれで通るだろう。
そこからは割りとスムーズに進み、柄の基本も決まった。それだけは闇を出そうってことで、濃い目の紫にしておいたら神様、もうすっかり喜んでた。明らかに聲の調子変わったもん。
そして遂に、
「出來たぁ!」
私達、和みの館の顔となるエンブレムが完した。
最終的に変わった箇所と言えば、最初は禾の方全ての畫に武を描いていたけど、結局縦の棒に杖を、そこに重なる様に橫の棒に短剣を一つ置いた。
他はもう予定通り背景を赤橙黃の三を橫縞でやって、口の部分をハートマークから囲んでた人型の図形をちょっと小さく丸っぽくなる様に描き直して移して『和』を濃い紫にした。だいたいそんなじ。
個人的にはごちゃごちゃし過ぎず、シンプル過ぎずで丁度良いんじゃないかなって思う。
「じゃあ早速飾ろうよ!」
「屋の上の旗も取り付けましょう!」
「おい待て待て。お主らまだ、それ用のアイテム買ってきていないだろう?」
「忘れてた!」
皆して出來た喜びのせいか、肝心なことを忘れていたというのにハイテンションだ。勿論私も例にれず、そわそわしている。
「じゃあ、皆。私が買ってくるよ」
「私も行きます!」
私が買ってこようとするとリンちゃんもついてきてくれることになって、出掛けてる間にハープとケイ君には取り付け場所を考えておいてもらうことにした。
「それじゃ、行ってきまーす!」
「お、行ってこい。それと、気象作はオフにしておいた」
何かと神様も気分が上がっている様で仕事が早い。
とりあえず私はギルドホームを出てすぐ、暗黒球で例の乗りを練り出してリンちゃんを乗せて飛び立った。行き先は最初の街、幾つかある噴水広場の一つだ。
「ユズさん! ちょっと速過ぎません?」
「え? ごめん、リンちゃん! もっと大きな聲で!」
何しろ風が強いものだから聲が屆かない。リンちゃんの聲くらいだと簡単に掻き消されてしまう。
「速いです、スピード速過ぎです! しかもこの前よりも運転が荒……っあ、私もう駄目ぇ」
「あとしだし、何とかなるよ! 大丈夫大丈夫っ!」
そして私はリンちゃんに更にがっしり摑まっておくように言って、加速した。その時リンちゃんが何か言った気がしたけど聞こえなかったので仕方ない。
その後、頑張って早く著くようにしたからかギルドホームから五分で到著した。
ただ、ここで失敗したのは街から近くの森に降りれば良かったものの、直接目的地に向かってしまったことだ。まあ目的地上空に著いてすぐに気づいて森の方に戻ったから大丈夫だろう、多分。
「ゆ、ユズさん……うっ、アレは流石に酷過ぎです……」
「そう? なるべく気をつけるようにしてたんだけどなぁ」
著陸して暗黒球消して、すっかりグロッキーになって大丈夫じゃなくなってしまったリンちゃんを休ませている。
「ふぇ……アレで? でしたら、もうちょっとどうにかなりません?」
「うーん、じゃあこれからエチケット袋用意してから乗ろうか」
「改善點、そこなんですか?」
リンちゃんは呆れの混じった目で私を見る。
何だかよくわからないけど、リンちゃんにそんな目で見られると他の人よりグサッと來るね。
「まあ、安全運転を心掛けるよ」
「お願いしますからそうしてください。ユズさん的思考じゃ乗り切れないですから」
立ち上がりながら、念を押して言うリンちゃんと約束して街へと向かう。
門を通り抜ければいつも通り出店が並んで街は活気に満ちていた。
そして私は自分がフードを被っていないことに気づき、咄嗟にフードを被り直す。こうでもしてないと、ヒソヒソ話されたり怖がられたりするからだ。
尤も、からキルされる危険があるので杖は出しっぱなし、なので私の武をしっかり見てる人は私がユズだと言うことに気づくと思う。
「って、なんか所々で集まってる人居るよね」
「パーティを組んでる人とかギルドメンバーで集まってる人じゃないんですか?」
「んーいや、ちょっと違くて」
的に言うと、空に向かって指を差したり手を翳して空を眺めたりして、話し合う人達の集団が所々に居る。
「お前アレ見たんだよね」
「ああ見たぞ。この世界にもUFOって飛んでるんだな!」
そして時々、すれ違う人達からこうして似通った話が聞こえてくる。
「そんなUFOが飛んでるだけで興するかしら」
「一瞬だけ來ただけでイベントとかそういうのでもないんでしょ?」
「まあそう言うなって」
皆総じて街に突如現れたUFOの話題だ。どうにも北の方向から飛んできたらしく、特殊な何かが起こるわけでもなくすぐに元來た方向へ有り得ないスピードで帰っていったという。
「あの、ユズさん……」
「どうしたの? あ、もしかしてコスバそば食べたいの? わかったわかった、買ってあげるよ」
すると、リンちゃんは蚊の鳴くような聲で囁いてきた。なので例のそばを全力で推してみた。
「ち、違います!」
ありゃ、違った。あんな小さな聲だったから食べ辺りのことだと思ったよ。
「……他の方々が話してるのって私達のことじゃないんですか、って話です」
「ふふ、リンちゃんは変なこと言うね。そんなことないんじゃないかなぁ」
私は笑ってみせる。私はUFOだなんて知らないし、北からやってきたことも知らないから。
そうして目的の噴水広場にやってきたのだけれど、ここでもまたいつもと違った景が広がっていた。
「何もないぞー」
「ちゃんと探してるのか?」
「第一、UFOなんて本當に來たのか?」
そこには広場の中心にあるでっかい噴水に群がって奇行に走る人達。ある人は潛り、ある人は淵に這いつくばり、またある人は中心に立つオブジェにがっしり摑まってキョロキョロと見回している。そういう人が何人も居るんだよ。
「え……」
「何、これ……」
これには私もリンちゃんもドン引き。いや、主に私が原因なんだけど。
私達がそんなリアクションを取っているものだから、近くにいたお兄さんが親切に説明してくれた。
「ああ、さっきここにUFOっぽいサムシングが飛んできたんだ。ほら、丁度あの建の屋のちょっと上辺りだよ。そんで、すぐどっか行っちゃったんだがここに明かされていないギミックがあるとじた奴らがこうして々やってんだよ」
「へ、へえ……ありがとうございます」
いいっていいって、と終始私の正に気づくことのなかったお兄さんと別れて、とっととギルドホーム関連のアイテムが売っているショップに向かってしまう。
「いらっしゃい。ギルドホーム専用アイテム、沢山仕れてるよ」
店の人に迎えられて、ずらりと並んだ商品棚を見渡す。
「何買ってくるんだっけ?」
「んと、とりあえず全ての部屋分のタペストリーと屋のてっぺんの旗、それから私達四人の裝備に付けるシールですね」
「わー、タペストリーそんなに? というか部屋分って……」
「問題無いです。私ちゃんと數覚えてますから!」
自信満々に言うリンちゃんに任せて私はそれらを探し始める。探すと言ってもそこからは思いのほかすぐに見つかり、またお金も足りたので大量買いで良いショッピングだった。
「じゃあ皆待ってるし、帰ろっか」
「はい! あっ、あとあの、それはいいんですけど」
リンちゃんが指差すのは、相変わらずありもしない仕掛けを見つける為に傍から見たら変なことをしている人達だ。心做しか、人數がし増えた気がする。もしかしたら何処かのグループが増援したのかもしれない。
「……帰ろっか」
「でも、ユズさんが撒いた種ですよね」
「まあそうなんだけど、真面目な話ここでバラしても悪いことだらけじゃない? UFO、UFOって言われたあんな乗りに私が乗ってきたって話したらさ」
「また噂が……」
「そういうこと! さ、リンちゃん帰るよ」
「は、はい!」
私が歩き始めると、リンちゃんは気の毒に思うのか後ろをちょくちょく確認しながらついてくる。
仕方ない、今回ばかりは噂に限らず手のを明かすことにも繋がるのでこの方針で行く。
期待にを膨らましている人達、ただの通りすがりのUFOでごめんね!
こうしてギルドホームに戻った私とリンちゃんは、二人に言われて部屋に飾り始める。屋の上や天井の高い部屋など屆かない所は神様が家移のメニューからやってくれるということで、そこは任せた。
「おい、取り付け全て完了したぞ」
「ほんと? ありがとう神様!」
そして二度目の遂に、でエンブレムの作業が完全に終了した。
因みにエンブレムのシールは、私はブレスレットに、リンちゃんとケイ君はローブの背中側中央に、そしてハープは両方のダガーの鞘にった。これでカナカさんの言う統一はバッチリだ。
「それじゃあ皆で屋の旗、見に行こうか」
「良いですね。対外的には一番目立つエンブレムですし」
皆を連れて外に出れば、もうすっかり見慣れた雪景を迷路の壁に向かって進む。今は神様に頼んで気象作は消してもらっているので比較的簡単に歩くことが出來る。
そして、ちゃんと見えるだろう位置に著くと私達は早速屋を見上げる。
「おぉ、靡いてますねー」
「ほんとだー、ちゃんとしてるね」
「和の字がしっかり見えます!」
「なんだかするねぇ」
私達は口々にそれぞれの想を呟く。
それにしても作業の殆どが今日一日だったにも関わらず、凄い何かをやり遂げた様な達がある。やっぱり皆で協力して大事なを作り上げるって良いものだね。いやぁ、ほんとに充実した一日だった。
「っとですね。この雰囲気の中、それを壊す様で非常に言いにくいんですけど」
顔としては一番見せる屋のエンブレム旗にやら興を覚えた後、ケイ君がとっても申し訳なさそうに口を開いた。
「ん? ケイ、どしたの。言ってごらんよ」
「はいあの……一番見られる、って言ったじゃないですか。でもあの高さ、気象作オンにしてたら見えないんじゃないですか?」
「あ……」
そう言われればそうかもしれない。確かに屋の上だし吹雪いたら絶対見えないや。
「もー、なんでそんなつまんないこと言うの?」
「だから言いにくいって言ったじゃないですか」
「言わなければ良いエンディングだったじゃん!」
最後はこんな終わり方になっちゃったけど、改めてエンブレムを無事完させることが出來てほんとに良かったと思う。
しみじみとそんなことをじながら、私はハープとケイ君の仲裁にった。
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