《無能魔師の武 ~Weapon Construction~》第4話 構築開始

階段を一段飛ばしで駆け上がる。俺は一度振り向くと何かが見えた。二階まで上り廊下を駆け抜ける。

ガンッ!

何かがぶつかる音がして俺は振り向く。

すると、兜に鎧、薙刀を持った落武者を思わせる化俺をが襲った。化は基本意思を持っているが命令が下されるまで行しない。

つまり俺を襲うということはこの化は俺を襲う命令を下されているということだ。とはいえ魔法が使えない俺にはこいつを倒すことはできない。しかしこの図でスピードが俺よりも速い。

逃げることは無理だろう。すると、後ろから風を切るような音がする。不安に思い右に避けるが間に合わなず、腹を切り裂かれた。

「ぐっ!」

まだ傷は淺い。俺はまた階段を上り続ける。しかし腹を切り裂かれた俺にはそれは辛い。しかも屋上まで上ることはできない。すると、また奴が現れた。そして、背中を斬られ、俺は階段から転げ落ちる。

背中をうった。今日で2回目か、どうでもいいことを思いながらつまらない人生だと思った。

そして、奴は俺に近づき薙刀を振り上げた。振り上げた薙刀が死神の鎌に見えた。

俺は諦め目を瞑ると、勝手に手がいた。俺は疑問を覚えるがもう止まらない。すると、また勝手に目を開いた。手を見ると薙刀を止めていた。すると、また勝手に立った。

《マスターの生命活の危機と判斷、これよりマスターのを借り敵の排除を開始します。》

口から機械的音聲が流れる。

《魔力構築開始・治癒》

すると、俺の傷に魔力回路が流れ塞いでいった。

《魔力構築開始・形狀フォルム・剣ブレイド》

手の上に魔力回路が現れ魔力が流れ黒い剣となった。

そして、俺のは勝手に走り出した。剣を振ると薙刀でけられ破壊された。すると、後ろに退いた。

《強度不足、及び一本の剣では戦闘が困難と判斷、

再構築及び剣を二本にします。》

《魔力構築開始・形狀フォルム・雙剣ダブルブレイド》

すると、二本の黒い剣が手に現れた。

《魔力回路を足に流し速力、跳躍力を強化。》

すると、確かにスピードが上がっている。

奴は薙刀で縦に斬り落とすがジャンプで避け、後ろに回る。剣で鎧を斬る。すると、亀裂がった。それを狙い右、左と剣を振る。亀裂は大きくなり鎧が砕けた。

そして、鎧が壊れたからかスピードが上がった。奴は振り返り一度退いた。すると、突進する。俺は避け壁を蹴り奴を襲う。しかし奴は恐るべきスピードで薙刀でけた。

しかし強度を強化しているだけあり、押していける。

しかしし退き俺はバランスを崩した。そして、奴はその隙を突き突進する。俺は二本の剣でけるが止まりはしない。このままだと壁に激突する。

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