《BioGraphyOnline》第十章 レベルアップと方向

無事グラフ街まで帰ってきたアズ一向は、そのままの足で酒場に來ていた

俺は料理を楽しみにしているルピーの為に廚房を借してほしい事を伝える

相手は快く快諾してくれた

ただし借りる條件はある、その條件はこれからの時間廚房を手伝うということだった

手伝いさえすればある程度の食材の提供と調理を無償で貸してくれるという豪快さ

相変わらずの太っ腹な今はコック帽をつけてないおっさんに禮を言い早速廚房に立とうとしたところで

「おめぇ・・・コック帽つけたほうが良いぞ、あと折角だ、ここはそこまで調理人のなりを気にするやつはいないがこれに著替えるといいぞ」

そう言って新品の、かつ俺の背丈にピッタリの裝備を一式渡される

<システムログ:料理人の上著、料理人の下著、エプロンを手にれた>

すると近くのスタッフが笑いながら小聲で俺にささやく

「ドルガの旦那、またあんたが來てくれると信じてこの前の休日に買いに行ったんだぜ」

「おい!おめぇ・・・聞こえてんぞ!それは緒だぞ!」

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スタッフはニヤニヤしながら持ち場に戻る、心なしかおっさんの頬が赤く染まっている

おっさんのデレとか誰得だよ

そして裝備をもらえてうれしいのだがこれをつけてコック帽はつけませんとは・・・言えないよなぁ・・・くさそうなんだよなぁ・・・

覚悟を決めて帽子をかぶると、戦場へと向けて歩み出す

今日の俺には帰りを待ってるやつがいるんだ!こんな所でもたつくわけにはいかない!

それから數時間の手伝いの後、調理中もずっと自費で食べ続けていたルピーに閉店後もひたすら調理を頼まれ、作り続けた結果、盡き果てたアズがそのまま2Fの宿屋に運ばれる事になった

見慣れぬ天井、目が覚めたアズは周りを見渡し昨日の事を思い出し頭が痛くなる

まさかルピーの飢狼のスキルにもう一つ隠れた効果があったとは

飢狼のスキルはどんなに食べても99%で止まってしまい満腹になることは無いといったじだ

どーりでいくら食べても大丈夫なはずだと納得し

「つまり・・・他のスキルにも説明に書かれてないだけで隠された能力がある可能があるのか」

新たな未知の報に心躍らせながら、ステータスウィンドウを開くとレベルが2も上がっていた

<Lv6

<HP38 MP14 力7 防5 知力17 俊敏5 運17 殘18P

 <スキル:見切り、料理人、、自然調和、獨力 枠外、人形使い、隠、自然界の盟友

ものすごいステータスのびとLv5最後のスキルを覚えていた

まずステータスは今まですべてのステータス合わせて々5-6ぐらいの増加だったが

今回はHPとMPが倍、それ以外のステータスは合計で20も上っている

一番高い上昇値を見せたのは知力と運だった、おそらくルピーとの共同戦線

フーキへの援護等で後衛のステータスが大幅に上昇したのだろう

次にスキルだ

<自然界の盟友>

霊、自然を使った技の威力が上がり、より上位の霊を使役できる

取得條件:自然調和、を持った狀態で一定數以上の経験を積む

かなり優秀な能力だ!これである程度の戦闘方法が決まったと言っても過言ではない

、見切りで相手の弱點を確認してスキルをいれかえ

人形使い、、自然界の盟友とエピックスキルでの人形を囮にした遠距離キャラだろう

ここまでくれば殘っていたステータスを割り振る

<HP38 MP20 力7 防5 知力26 俊敏5 運20 殘0P

PVPではまた違ったきになるだろうが基本はこれで問題ないだろう

お次はジローのステータスだ!

ジローも基本5-6づつの長を見せている

<Lv6 (耐久値2%)

<HP28 力12 防3 俊敏9 運1 

<スキル:囮、サポート

流石にプレイヤー程のステータスアップはないようだがいないよりは斷然ましだ

一番の問題なのは耐久値がもう無いに等しい事

BGOでは耐久値の回復にはその専門の店に行く必要があるのだが

フーキの報曰く

「今までで人形屋なんて見つけられてるプレイヤーアズだけやで」

との事だった、実はレアNPCだったのか・・・

だがこのままではジローがヤバイ、今日はジローの為店で人形屋を探す事に専念することにしよう

結論からいうとすぐに見つかった、運が良かったのかなんなのか

頬に手をあて大きな座りで憂鬱そうな表の紫髪のモンスターに話しかける

「こんにちは、先日ここでぬいぐるみを買ったものなんですが耐久率を修理してほしいのですが」

「あんらぁ・・・あなたはあの時の子ね・・・そのくらいお安い用よぉん、って言いたいところなんだけど今し悩みがあるのん・・・相談に乗ってくれたら修理は無料におまけで良いものあげるわよん」

との事だった

「それは容次第ですが、一どんな容でしょうか?」

「実はねん・・・最近気になる殿方が出來たのよん…その人はいつも酒場で働いてて前はコック帽をつけてた素敵な漢なのん」

ん?なんだかそんな人に最近會った気がするぞ?いやまさか・・・ドルガさんだよな?

「その人と付き合うとまでは行かないまでもお知り合いになりたいのよん・・・」

ドルガさんはなんやかんだで良い人だ、こんなモンスターに紹介して大丈夫だろうか?

いや・・・ドルガさんもモンスターに近いといえば近いか

「その人なら俺の知り合いだと思いますよ、多分ドルガさんって人です今度紹介しましょうか?」

すまんドルガさん・・・あなた達なら良い関係になれると思うと信じている

「あんらぁ!ほんとぉ!是非お願いするわぁん!そうと決まったらまずはジローちゃんを修理してあげないとね!あといつでも連絡が取れるようにこれを渡しておくわん!」

<システムログ;アリスのフレンドカードを手にれた>

どうやらNPCとはフレンドカードによって報のやり取りができるらしい

フレンドカードに手紙を書くとそれが相対するフレンドカードに文章が寫され、相手に見えるといった形だ

というかこのモンスターアリスって名前なのか、似合わねぇ

しかしこれでいつでもぬいぐるみの修理を依頼できるとホクホク顔の俺にアリスがほぼ0距離で詰め寄りながら修理されたジローを渡す、ホクホク顔が一瞬でひきつる

「くれぐれもよろしくねぇん?」

ものすごい圧力だ、もしかしたらNPCも威圧とかのスキルを持てるのかもしれない

「あとこれはさっき言ってたおまけよぉん」

<システムログ:ぬいぐるみのカタールを手にれた>

興味深いアイテムを手にれた、とりあえず料理人裝備と一緒に後で見てみよう

そそくさと酒場につきドルガさんを見つけ、會って話がしたいがいるというと

「お!おらに會いたいだか!?」

とても驚き、顔を真っ赤にしたドルガさんから空いてる時間を聞き出し、待ち合わせ場所を決め

それをアリスのフレンドカードに送る、あとはもうなるようになるだろう

ちなみにこの後二人は際をはじめ3年の月日の後無事ゴールインするのだがそれはまた別の話

宿屋の二階に上がった俺は今日の戦利品を整理する

<料理人の上著>

力1 調理加工レベル+1

<料理人の下著>

力1 味付けレベル+1

<エプロン>

清潔なエプロン、洗わなくても一度アイテムストレージに戻せば汚れは消える

<ぬいぐるみのカタール>

攻撃力+1 俊敏+1

的にうれしいがぬいぐるみのカタールは特にうれしい

アリス様様である

料理人裝備は料理の時使うとして・・・明日はいい加減浮浪者裝備から新しい裝備を買いに行こう

なぜ今からではなく明日からだって?

急メンテナンスが30分後に始まるからです

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