《BioGraphyOnline》第十九章 鬼住む窟
鬼住む窟
全5層、オーガがボスのダンジョン
現在第一層にて、俺は姉と一緒にアイテム採取をしている
戦闘は良いのかって?
強力な冒険者二人と、いざという時のアルがいるから今の所事足りてるんだよ
「わーひろ!ひろ!これは何かに使えるかなー?」
姉が拾った草を見る
初めて見る、なくとも食材のたぐいではないな
再び出現したゴブリンを祭りにあげたルピーとフーキが合流する
「いや・・・アズはそのくらいしっときーや、それは薬草やね」
[食べられるんですか?]
「ルピーちゃん、これは塗り薬やから食べたらあかよ?」
フーキが本気で心配している
[お腹が空きました]
流石ルピーさん、強いが燃費の悪さも一級だ
廚房から選抜にもらったサンドワームを細かく刻んで素麺を作る、ちなみ微塵切りにすると白米のようなもできる
姉が「うえー」と言いながらサンドワームをつついている
「姉さんも良かったら手伝ってよ!ルピーはお腹が空きやすいスキルを持ってるから」
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姉はウンウンと頷く
「長期には一杯食べないとね!でもとしてはすこし食べ過ぎには気をつけるよう言うべきなのかなー?」
ゲームだから大丈夫だって
どうにも現実とゲームの區別がつかない姉が危なっかしい
食材調達とついでに倒されていくゴブリン
進んでいくと草原に石造りの階段が下にびている
「実際目にするとこの階段って不自然だな」
「それは言わんお約束やで?」
フーキが苦笑しながら先に降りて行く
降りた先にはまた一面の草原に川が流れている
「不自然極まりないな・・・」
「お約束やね」
第二層は更に水場にスライムが生息している
スライムって水場のモンスターだったんだ
半明なの側に赤いコアみたいながうごめいている
「アズ、スライムはまかせるで?」
「ん?フーキやルピーじゃ無理なの?」
[この生きはネバネバしてて小太刀が刺さらないんです]
「わいも同じ、というより近接殺しのモンスターなんよ」
ルピーも戦った事あるのか
というか俺は姉と同じで先程から初心者扱いされている気がするんだが
チラッと姉を見るが姉は水辺で足をパシャパシャして遊んでいる
ここは頑張って玄人アピールしないと
ノロノロと近づいてくるスライムに風霊をぶつけて破裂させると、コアの部分がゴロゴロ転がっていく
「いや、そんなドヤ顔されてもこまるで」
そんなに顔に出ていただろうか
「あとあれ見てみ?」
スライムのコアを見ると近くの霊を吸収してまた形を作り変えている
土霊を纏ったのか今度は全石で覆われている
「とまぁあんな風にコアを潰さんかったら形を変えるんよ」
先に言ってくれよ
というより霊を吸収してたからな
もしかしたら・・・とかないスライムに手をれると土霊が手のひらにつく
そのまま土霊をりコアを圧殺するとスライムを覆っていた石がボロボロと崩れ落ちる
「ほーそんな事もできるんやね」
これにはフーキも驚いたようだ
このフロアは俺の獨壇場だな!
姉とルピーがアイテム収集、フーキがいざという時の盾に
スライムを次々に砕!玉砕!していくと階段を見つける
第三層にはスライムとゴブリン両方が出現してきた
スライムは基本攻撃がのろいのでゴブリンを二人が倒した後に処理していく
「ねぇねぇひろ!寶箱を見つけたよ!」
姉が嬉しそうに開けている
「姉さん!こういうダンジョンには寶箱に擬態したモンスターがいるから気をつけて!」
姉に注意を促すとフーキが補足する
「ちなみにこのくらいの難易度のダンジョンやとミミックはでぇへんよ」
だから先に言ってくれ
寶箱の中には盜賊のチュニック、ブーツ、鉄のガントレットがっていた
フーキがガッツポーズを取っている
まぁ今まで素手だったもんな
「いやーガントレットとかそういう武ってなかなかないんやで?」
そうだったのか
盜賊のチュニック、黒を起點とした皮裝備、オプションで赤いマフラーがついている
馬鹿兄が喜びそうなデザインだ・・・
「それはアズが付けて青姉さんに今著とる裝備渡したらええんちゃう?」
姉にお下がりを渡すのか
俺が無言でロープを渡すと、白いローブを著てクルクル回りだす
姉が著ると膝の下までの長さなので、そのきはまずい
とりあえずフーキに目潰ししておく
そしてブーツはルピーに、和裝ボディアーマーにブーツ、一見ミスマッチだが悪くないね
[きづらいです]
「最初の草履のようなボロボロの靴よりはましだからつけときなさい」
「ルピーちゃん!そっちのほうが可いよー!」
姉が喜びルピーに抱き著く、ルピーが姉を押しやりながらこちらを見ている
今度姉の抱き著き対策を教えるかな
ルピーの火力だと姉が溶けそうだけど仕方がない
目潰しから回復したフーキが、姉とルピーの後ろを指さす
「ちょうど階段もあったで」
第四層、今までの風景とはうってかわり崖の上に降り立つ
「うわーたかーい」
「ここを抜けたらボスのフロアやね」
下を見ると雲が下のほうに見える
「なんで階段降りてきたら山のてっぺんなんだ?」
「おやくそくやね」
ここまでくると水霊がいなくなり土霊が量になっていた
時折旋回しながら小型の鳥がこちらを見ている
「あれがここ一帯に生息しとるヒナドリやね」
ヒナならオヤもいるのだろうか
しかしルピーさん念願の鳥を調達できそうだとルピーに目をやると震えながら腰を抜かしていた
「もしかして高いところ苦手?」
ルピーがメモを書く事もできないのか首を激しく縦に振っている
まぁこの高さなら得意な人でも込みするだろう
「しかたないね、わいがおぶっていこか」
姉が一瞬目を鋭くしたが「仕方ないかー」とルピーをおぶったフーキの後ろを歩く
「怖かったら目ぇつぶっとき?アズ、悪いんやけど先頭任せれるかな?」
ルピーは目を閉じてフーキにしがみついている
対抗してアルを首に巻き付けながら先頭を歩き出す
この高さ、この歩く幅の狹さなら
ちょうど出てきたゴブリンの橫から風霊をぶつけて下に落とす
旋回してくるヒナドリには霊を目の前に當てあらぬ方向に飛んで行ってもらう
アイテムは拾えないが確実に戦闘を回避できるのだ
一本道の4層の階段までたどり著く
階段の下からはおぞましい鳴き聲が聞こえてくる
いよいよボスか・・・
【書籍化】【SSSランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師】ユグドラシルの呪いにより弱點である魔力不足を克服し世界最強へと至る。
【注意】※完結済みではありますが、こちらは第一部のみの完結となっております。(第二部はスタートしております!) Aランク冒険者パーティー、「グンキノドンワ」に所屬する白魔導師のレイ(16)は、魔力の総量が少なく回復魔法を使うと動けなくなってしまう。 しかし、元奴隷であったレイは、まだ幼い頃に拾ってくれたグンキノドンワのパーティーリーダーのロキに恩を感じ、それに報いる為必死にパーティーのヒーラーをつとめた。 回復魔法を使わずに済むよう、敵の注意を引きパーティーメンバーが攻撃を受けないように立ち回り、様々な資料や學術書を読み、戦闘が早めに終わるよう敵のウィークポイントを調べ、観察眼を養った。 また、それだけではなく、パーティーでの家事をこなし、料理洗濯買い出し、雑用全てをこなしてきた。 朝は皆より早く起き、武具防具の手入れ、朝食の用意。 夜は皆が寢靜まった後も本を読み知識をつけ、戦闘に有用なモノを習得した。 現にレイの努力の甲斐もあり、死傷者が出て當然の冒険者パーティーで、生還率100%を実現していた。 しかし、その努力は彼らの目には映ってはいなかったようで、今僕はヒールの満足に出來ない、役立たずとしてパーティーから追放される事になる。 このSSSランクダンジョン、【ユグドラシルの迷宮】で。 ◆◇◆◇◆◇ ※成り上がり、主人公最強です。 ※ざまあ有ります。タイトルの橫に★があるのがざまあ回です。 ※1話 大體1000~3000文字くらいです。よければ、暇潰しにどうぞ! ☆誤字報告をして下さいました皆様、ありがとうございます、助かりますm(_ _)m 【とっても大切なお願い】 もしよければですが、本編の下の方にある☆☆☆☆☆から評価を入れていただけると嬉しいです。 これにより、ランキングを駆け上がる事が出來、より多くの方に作品を読んでいただく事が出來るので、作者の執筆意欲も更に増大します! 勿論、評価なので皆様の感じたままに、★1でも大丈夫なので、よろしくお願いします! 皆様の応援のお陰で、ハイファンタジーランキング日間、週間、月間1位を頂けました! 本當にありがとうございます! 1000萬PV達成!ありがとうございます! 【書籍化】皆様の応援の力により、書籍化するようです!ありがとうございます!ただいま進行中です!
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