《BioGraphyOnline》第二十章 オーガ
第五層に降りたアズ一向は巨大な扉の前で作戦會議中だ
「オーガは攻撃力が馬鹿高くてきもそこそこはやいんや、多分わいでも數発で沈む可能がある」
そこで、と姉の方を見ながら続ける
「青姉さんにはここまでの道中で拾った薬草と治癒で回復に専念してほしいんや」
「まっかせなさーい!大船に乗ったつもりでいてねー」
大船は大船でもタイタニック號だろうに
「ルピーちゃんの速さならほとんど攻撃はあたらんと思う、でも危なくなったらすぐ後ろに避難しいな」
ルピーの頭をでながらフーキが言う
高い所で怯えていたルピーはすっかり元通りになっている
[わかりました!お兄ちゃん!]
よかったなロリコン、グレードが上がってるぞ
「最後にアズなんやけど・・・その時その時で臨機応変にやね」
「おい、なんだか俺だけ適當だな」
「アズは何するかわからんからんのよ、それにゲームでの戦いの基本はわかるやろ?」
否定できないので頷いておく
周りを霊で見る
闇霊多量、霊量、火霊中量、地霊中量
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今回は風霊はいないのか
「よし!ほなボス戦がんばろうや!」
扉の向こうでは未だおぞましい聲が聞こえている
フーキを先頭に扉の中にると、扉が勝手に閉まる
中は真っ暗、カビとの匂いが充満しており顔を顰める
「真っ暗だよー?皆んな大丈夫ー?」
姉の言葉が言い終わると同時に、背後の扉橫から順番に壁の蝋燭がついていき部屋を照らす
円形の部屋には何もいない
気が緩んだ瞬間
正面上空から長3メートルを越し、両手に銀のメイスを持った緑の巨がズシンと音を立て出現する
オーガはこちらを見ると扉奧から聞こえていたび聲を放つ
「戦闘開始や!みんないくで!」
フーキが突撃する
オーガが左手のメイスを振るう
フーキはギリギリで避けてオーガの腹にストレートを加えるが
オーガは足を振り上げフーキを下から打ち上げると右手のメイスで追撃をかけようとする
「!」
ルピーが空中回転しながら小太刀を目に向かって突き出すのに気づいたオーガが、右手のメイスをそのままルピーに振り上げる
ルピーは空中を蹴って避ける
いつの間にそんな高等技を覚えたのか
姉がフーキを回復する為近づくのを確認してから
アルを急接近させて顔を引っ掻きまわさせる
オーガが引き剝がそうとしている所に隠と見切りで弱點をさぐる
大人間と同じ場所が弱點のようだ
後ろからオーガの間を蹴り上げる
効果はバツグンだ!
怯むオーガを目にそのまま後方に下がると
回復したフーキが微妙そうな顔でこちらを見ている
「なんだ?何かあったか?」
「いや・・・モンスター相手でもあれはエグイやろ」
「戦闘で敵の弱點を狙うのは基本だろ?あいつは人間と同じ所が弱點みたいだぜ?」
そう言いながらオーガを見るとルピーが俺の真似をして間を蹴り上げている
効果はバツグンだ!
しかしルピーの教育上悪いかもしれない
今度から自重しよう
フーキが悶絶しているオーガに囮を使いながら急接近、顎下からアッパーを繰り出す
「さて、今度はもうちょっと時間稼がしてもらうよ?」
下の守りを固めていたオーガにもろにる
HPは3分の2か、余裕じゃないか
遠距離から霊で支援を送る
闇霊をオーガの顔が収まるように集中させると
視界が奪われたオーガをルピーが上下左右全方位から切り刻んでいく
殘り3分の1
オーガの様子が変わる
緑だったのが赤くなりの筋が増し、髪が逆立った
視界がふさがれてるにもかかわらずフーキを左のメイスで突き上げる
フーキのHPが一気に削られる
「つぅ・・・これは・・・たまらんね」
フーキが壁まで吹き飛ばされ苦悶の表を浮かべる
「みき君!」
姉が急いでフーキを回復しようと近づく
「姉さん!危ない!」
ルピーの攻撃を片方のメイスで防ぎながら
もう片方のメイスが姉に直撃する
ピーラーがあんなのくらったらひとたまりも!
大丈夫だったわ
そういえば姉は知力が皆無で防特化だから下手したらフーキ並みのさだ
とわいえこのままじゃマズイ
ジローを取り出し、乗りながら杖を構える
「頼むぞ!ジロー!」
ジローをオーガに接近させ囮を発
見切りでオーガの攻撃を見ながら練習していた指示を出す
上!下!上!下!左!右!A!B!
ちなみにAがアタックBがバックだ
その間霊を當て続ける
火と土は効きづらい、闇は無効化されている、はそこそこ効いてるが數がない
「またせたな!アズ!」
「このまま囮二人で行こう!フーキだけだとこいつは危ない」
「せやな、お願いさせてもらうよ」
二人でオーガの周りをグルグル
フーキとの付き合いはそれなりに長い、言わなくてもフーキのうごきならわかる
その間もルピーの攻撃が続き遂にオーガが膝をつく
この瞬間を待っていたんだ!
と闇の霊を掛け合わせ、萬全てを無に帰す某超絶魔法をパクった技を放つ
「これで!終わりだー!」
出、と闇は見事に調和され無になった
何も出なかったよチクショウ
練度が足りなかったか?
ルピーがオーガの首元に空中回転しながら小太刀を突き刺すとオーガはそのままかなくなった
「いやーオーガは強敵でしたね」
「ほんま危なかったわ、思ったより強かったんよ」
「みんなー!お疲れ様ー!」
[お腹が空いて死にそうです!]
各々が想を言いながらオーガのドロップを確認している
ボスのドロップは固定で1つ、ドロップ品の中からランダムで選ばれるのと固定でRを落とす
今回は100R、道中合わせると結構な額だ
フーキが床を叩いて悔しそうにき
ルピーはションボリしている
姉は部屋を見て回っている、ドロップしたの教えてやらないとな
俺は鬼の短剣、包丁からグレードアップだ
「みんなは何が落ちた?俺は鬼の短剣だったよ」
「わいは鬼の腰巻・・・能はそこそこやけどデザイン最悪なんよ」
[鬼の刀でした]
おお!ルピーに合ってるじゃないか!
ルピーは新たにメモを書いてこちらに見せる
[可くありません、食べでもないです]
なるほどな
姉に作を教えながら確認してもらう
「えーと、鬼のローブだって!」
こちらも當たりと言えるだろう、なくとも俺のお下がりよりは
「これはひろにあげるよー!」
なんと
「いやでも姉が裝備したほうが」
「ひろに貰ったやつのほうが可いからー」
確かに鬼のローブは無骨で可いよりカッコ良い魔師のローブってじだもんな
それにしても皆んな見た目で拒否してやがる
オーガの死の後ろに魔法陣が展開される
これに乗ったら帰れるんだろうな
四人で魔法陣に乗る
視界が真っ白に染まり目の前にブーメランパンツのマント
やはりこいつが真のボスだったか
杖を構える俺をフーキが押さえつけるので合った
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