《BioGraphyOnline》第三十二章 酒場
<最終試合 †エンドシャドウ† 対 フーキ >
<明日午後15時より、夏のイベント最終試合を開始します>
アナウンスを聞き流しながら先程の戦闘を振り返る
「強いとは思ってたけどあそこまで圧倒とは…」
「アズはキンニクンと相悪かったのもあったと思うよ?」
むう…上から目線なのが気に食わない…
「それにしてもキンニクフラッシュは暗闇耐ある人には隙だらけなんだ…」
「いや…多分暗闇になったのを確認したから無防備になったんやろうね」
「あれ?でもその後キンニクンさんに普通に攻撃してなかった?」
「†エンドシャドウ†さんの気を使う技を見て応用したんよ」
応用って…簡単に言う所がすごいわぁ…
顔に出てたのだろうかこちらをのぞき込みながら笑顔のフーキ
「わいのスキルは一度見た格闘技を使えるようになるから余裕やで?」
なるほど、一度見た技を使えるから応用ができる…ん?
フーキの発言が気になり久しぶりにフーキのステータスを確認する
<Lv10
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<HP115 MP2 力38 防61 知力2 俊敏57 運10 殘0P
<スキル:戦闘の心得、模倣眼、無手、絆、勇敢
タンクにしては俊敏と力がし高いか?
しかし気になるのはそこではない
<模倣眼>
一度見た格闘技のみを扱う事が出來る
取得條件:あらゆる技を真似る
「…フーキ?なにこの模擬眼とかいうチートスキル?」
「え…?それLv5の時のスキルやで?今まで確認すらしてなかったん?」
そう言われると何も言えないじゃないか
「とりあえず模擬眼で青兄さんの気を使う技でキンニクンの位置を特定したんよ」
気は格闘技にカテゴライズされかつ無期限だと?
「なんだ…お前も大概チートスキルじゃないか…」
「否定はできんけどスキルなくても真似してたからね」
チート人間でもあったか…
だがここまで來て馬鹿兄にも負けてほしくはない
「明日の最終試合がんばれよ!」
「おう!応援しといてや!」
「じゃあわい今日はおちて明日に備えるわ」
「おつーノシノシ」
「おつやでー」
フーキがログアウトしたのを確認してジローに乗ったまま酒場に向かう
普段なら間違い無く手伝わされるが、祭りの期間中は客を取られて絶賛閑古鳥が鳴いているのだ
酒場の外もいつもは酔っ払いNPCや冒険者が吐いてる所に出くわすが今日は綺麗なものであり
酒場にると冒険者が一人しかいないありさまである
というよりあれトウヤさんじゃないか?
儚気な表に暗さが混ざりなんとも近寄りすらい雰囲気を醸し出している
近くの暇そうにしている見知った人に聲をかける
「ドルガさんドルガさん、あの人は一いつからあの狀態で?」
「あぁ、今日の朝からだな、何か重大な使命があるとかでPT募集だとよ…アズおめぇ…んだだか?」
アズという言葉にトウヤが反応しこちらを見る
視線があったので気まずくなり廚房にってドルガさんと話す事にする
重大な使命か…トウヤさんは割と自由人なタイプに思えたがそんな事が
「ありがとうございますドルガさん、しかし今日は人がいませんねぇ…あとんでないです」
「祭りの最中は酒場にはこねぇのが普通だよ…廚房はペット厳だぞ?」
ジローから降りながら空中浮遊してしでも長をごまかす
「ここで働かせてもらってる時がある俺としては寂しい現実ですね…ジローはぬいぐるみなので」
「そうか…ところでアズは料理人としてやっていく気はないのが?」
「料理は好きですが全てではないので、あくまで趣味ですよ…アリスさんの寫真を店に飾ると客足減りますよ?」
「酒場の雰囲気を変えたいとずっとおもってたでな…アリズは世界一のべっぴんだがらな…近寄りがたい店になるだか…」
そんなものを飾ると食が失せるんだよ!
アリスの寫真をドルガさんから引き離そうとしてるとスタッフが話しかけてくる
「お…オーダーなんですが…アズさん…お願いします…」
ん?俺か?なんだか歯切れの悪い
オーダー先に行くとトウヤが頭を下げている
「いや…なんでしょう?いきなり頭を下げられても困るのですが」
どうしたものかと反応に悩んでいるとトウヤがピシッと背筋をばす
「実は先日クランに団したくて申請したのですが!」
困ったように頬をかきだす
「新しくる為に団試験でとあるクエストを完遂するように今朝いわれまして…」
「ほー実力派クランなんですねーどんなクエストなんですか?」
「それが…グラフ領西の國境、和の國の領土一つの侵略…なんですよ…」
これはまたとんでもないクエストを掲示されたもんだ…
領土の侵略といえばまず國からの領主の暗殺、及び同盟しか方法がない
しかもグラフ西といえばフィンさんのテリトリーだ、手にれた後普通に奪われる可能が高い
「トウヤさんには悪いですがそのクエストは無理じゃないですか?」
「はい…推奨PT8人のほぼクラン用のクエストなので…」
そこで!とトウヤがこちらにを乗り出す
「是非ドラゴンスレイヤーのアズさんの手伝いをお願いしたいのです!」
ドラゴンスレイヤー?あぁこの前のイベントの話か…いつの間にか新しい二つ名がついてしまったらしい
「…仮に俺が行ったとしても派手な攻撃はできませんよ?」
「構いません!僕は暗殺専門なんで目立たないほうが助かります!よろしくお願いします!」
頭を思いっきり下げ、目をつぶるトウヤ
頭を下げたトウヤよりも背が低いのでトウヤの必至な顔が見えてします
トウヤには今度リベンジもしたいし…仕方ない
「わかりました…頭を上げてください!とりあえず祭りが終わったら手伝いますのでそれまで報収集でもしてきてください」
「ありがとうございます!早速行ってきます!」
立ち去るトウヤを片目にドルガさんの所に戻る
「ドルガさんドルガさん、最後の客を逃しました」
「ありゃあ仕方ねぇだ…むしろ気臭かったからありがてぇよ」
ドルガさんは何もすることがないからか無駄に食材で遊んでいる
「話は戻るが料理人としてやっていかないまでもホームはしくねぇか?」
「それはしいですが…料理人とホームに何の関係が?」
ホームは個人所有の家でRが大量に必要だ
でかいものだとクラン専用のお城等もある
ドルガさんはニヤリと口の端を上げる
「それがこの前までここのチェーン店だった店が潰れてな、アズ、おめぇが料理人としてそこの経営をするならホーム事やっても良いと思ってな」
「マジですか!?でも維持するのもRが大量にいりますし…なにより働くだけの生活ってのも嫌ですね…」
「維持費用は気にしなくてもおらが土地主だからいらないだよ、働くっても必要な時に店を開ける、その程度で良い」
なんて甘い話!
ドルガさんとはいえこんな甘い話絶対裏があるに違いない!絶対高いツボとか買わされる!
ここはに負けない強い神が必要だ
心を落ち著かせ真面目な顔でドルガさんに向き直る
「是非やらせてください」
疑い過ぎるのも良くないという事なのです
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